求人媒体・サービス検討時に決めておきたいポイント
◆求人媒体・サービスを決めるときに必要な8つの情報
(1)サービスを利用した際の見込採用者数
(2)(1)の根拠となる計算式
(3)想定ターゲット
(4)(3)の応募を喚起するためのシナリオがどう設計されているか
(5)掲載期間
(6)掲載費用の総額と採用単価の設定
(7)提案されたプランと商品構成
(8)自社が採用時に実施すべきタスクと進行スケジュール
後編となる今回は、(4)〜(8)について記載します。
◆ターゲットを惹きつけるためのシナリオとは
想定ターゲットを定めることができたら、彼らに興味を持ってもらうためのストーリーにも目を向ける必要があります。ここを突き詰めないままサービス選定や施策の実行をしてしまうと、想定ターゲットからずれた人材も呼び込む可能性が高まってしまいます。
こうした状況を避けるには、前編の最後に触れた「ペルソナ」の設定(※1)も助けになります。自社に必要な人材のペルソナを描くことで、対象となる人材の興味関心が浮かび上がってきます。
そして人材を惹きつける際に留意すべき要素は以下の3点です。
①ベネフィット(便益)
②エビデンス(事実や根拠)
③差別化
採用活動を行うにあたっては、「いかに求職者目線に立てるか」が重要となります。したがって、自社の都合を一方的に発信する求人を行ってしまっては、求職者との十分なコミュニケーションは生まれづらくなります。求職者側から見たときに何がプラス要素になり得るか考え、「その仕事にどんな魅力ややりがいがあるのか」を可視化しましょう。これによりベネフィットが明確となって、求職者から選ばれる可能性が高まります。
そして当然ながら、そのベネフィットは「事実」でなくてはなりません。提示するベネフィットにリアリティを持たせるために、自社のありのままの姿が伝わる情報もあわせて用意しましょう。数字で見せたり、職場の様子を公開したり、自社に合った切り口を模索しましょう。実態の伴わない情報や過度な魅力づけは、求職者に不信感を抱かせてしまいます。
この2つを揃えられたら、最後に他社との差別化点も検討しましょう。特色を出すことができれば、その分求職者に対して魅力的な訴求が可能となります。「他社と比較しても特徴がない」と感じる場合でも、新たに見つけ出すことはできないかと検討することが大事です。
(※1)「ペルソナ」の設定についてはこちらで詳しく紹介しています。
採用のミスマッチをなくすには。ペルソナ設定の方法とポイント
◆採用計画どおりに動けているかを逐一チェック
(5)〜(8)は、前編で触れた(1)(2)と同様に、自社の設定する採用計画と照らし合わせ、それにそぐう内容であるかチェックすることで判断しましょう。
「いつまでに、どの部署で、何人採用したいのか」が事前に計画されていれば、期間、費用、プラン、スケジュールといった要素は素早く判断でき、組織内での認識のずれも未然に防ぐことがます。
求人媒体・サービスを検討する際も、上記のように自社が設けた基準に合うものであるか立ち返りましょう。仮に魅力的な機能やメリットがあったとしても、採用計画から外れてしまっていては、効果を最大化することは難しくなります。
Indeedへ求人情報を掲載するメリット
以下で採用担当者がIndeedを利用するメリットを解説していきます。
◆利用者が多い
Indeed は世界 No.1 の求人検索サイトとして(※3)、毎月
(※3)comScore 訪問数 2024年3月
(※4)Indeed 調べ(ワールドワイド)、固有の認証済みメールアドレスを使用した求職者アカウント数
テレビコマーシャル以外にも様々なコミュニケーションを通して、利用者を増やしています。
◆無料で求人情報を掲載できる
Indeedは無料で直接投稿できるうえ、画面にそって求人情報を入力するだで簡単にけアカウントを作成できます。
・求人情報がIndeedに掲載されているか確認する方法
確認する方法は簡単です。利用者画面のトップページ「キーワード」欄に自社名を入れ、検索結果に表示されているか確認してみましょう。表示があれば、Indeedに求人情報が掲載されているということになります。「自社の採用ページがなかなか掲載されない」という場合や、採用ページを制作する時間や予算がない場合は、無料の専用求人ページへ直接投稿してみましょう。
・ Indeedに求人情報を無料で直接投稿する
「jp.indeed.com/求人広告」へアクセスし、アカウントを作成して、必要情報を入力していくだけです。
参考文献:
青田努(2019年)『採用に強い会社は何をしているか ~52の事例から読み解く採用の原理原則』ダイヤモンド社