新店舗をオープンする際には、開店時期に合わせて一度にたくさんのスタッフを採用しなくてはなりません。しかし、人材不足の昨今ではなかなか採用できないという企業もあるのではないでしょうか?
今回は、求人検索エンジンのIndeed(インディード)で、企業の採用担当や店舗の経営者から日々相談を受けているクライアントサクセスのメンバーに「オープニングスタッフ採用の注意点」を聞きました。
――求人募集では「オープニングスタッフ」の人気があると聞きました。なぜでしょうか?
「オープニングスタッフ」というキーワードがあると、求人を閲覧(クリック)したあとに応募する確率が他の求人に比べて高い印象です。その理由は、みなさん同時に仕事を始めるのでスタッフ間の上下関係がなく、また、すでに出来上がっている人間関係の輪に入る気遣いが不要ということが大きいことが一因ではないかと考えられます。その他にも、スタッフ一丸となって開店に向けてお店を作り上げていく達成感を味わえるのも魅力ですね。
――通常の店舗運営とは異なり、事前準備をしたり、研修を受けて一致団結してオープン日を迎えるのは文化祭のようで楽しそうですね。オープニングスタッフはどんな方の応募が多いですか?
学生、主婦・主夫、フリーターなどいろいろな方からの応募があります。将来その業態で独立を考えている方の応募も多いようです。飲食店の場合ですとメニュー作りに携われたり、スタッフ研修や店舗のオペレーション構築といった経験が積めると、自分自身が独立をする際に非常に役立つからです。
――独立を考えている方にもオープニングスタッフは人気なんですね。求人情報に「将来独立を考えている方、募集!」といった内容を入れるのもよさそうですね。求人は開店のどのくらい前から掲載するとよいのでしょうか?
研修を始める2週間から1ヵ月前がよいでしょう。研修を1ヵ月くらいかけてしっかりされる店舗であれば、開店の2ヵ月から1ヶ月半くらい前に募集をかけるとよいですね。募集開始が早すぎると採用からお仕事開始まで日数が空いてしまうことで敬遠されたり、逆にギリギリだと集まらなかった場合に開店準備に支障が出る恐れがあります。
――求人を出すタイミングは研修開始の2週間から1ヵ月前を目処にするといいんですね。
そうですね。研修スケジュールを組んでから募集開始時期を決めるとよいです。ちなみにIndeedの場合、アカウント作成・求人情報の投稿後、最大72時間以内に掲載が開始されますので、自社に合うタイミングで求人を投稿・掲載できます。操作も難しくないのでご安心ください。
――自社で直接、簡単に投稿できるのはいいですね。採用する人数はどのくらいを考えればいいのでしょうか?
少し多めに採用することをおすすめしています。研修中に辞めてしまう可能性がありますし、予想より多くお客様が来店された場合に備えるほうがよいでしょう。オープン時はいつの時間帯にどのくらいのお客様が来るか、それに合わせて人員を何人採用・配置しなければならないかを予測してもブレることはありえます。10人必要であれば、+2、3人でしょうか。もちろんお店の規模や業種・業態によっても異なります。
――確かに、店舗の開店時に人員不足でサービスが行き届かないと印象がよくないですから必要な人員数よりも少し多めに採用しておくとよさそうですね。とはいえ昨今の人材不足の状況では難しい面もあると思います。採用で工夫できる点はありますか?
お店がオープンしていれば、応募前にどんなお店か見に行くことができますが、オープン前はそれができないので応募をためらう方もいるかもしれません。ですので、この不安を払拭するためにお店のイメージや雰囲気を伝える工夫をしましょう。お客様のターゲット層、どんなお店を目指しているかなどを求人情報に記載するのもよいです。また、写真も積極的に活用してほしいですね。店舗写真がない場合は内装のイメージイラストを載せたり、飲食店の場合は提供する料理の写真もよいです。かわいい制服がある場合は載せると引きがあります。Indeedでは無料で企業ページも作成できるので、ぜひ活用していただきたいです。事前情報は多いほうが応募者は安心ですし、応募の決め手にもなります。
また、どんな仕事内容かわからないから不安という求職者もいるでしょう。業務内容をしっかり記載したり、研修の期間や内容、例えば近隣の他店で研修がある場合は、その旨を明記すると、安心してもらいやすいですね。そうすると、未経験の方にも検討してもらいやすくなります。
――確かに未経験の方も「研修がしっかりしているなら」と、応募を検討してもらえる可能性も高まりますね。ちなみに、オープニングスタッフに向いているのはどんな方でしょうか?
お店の開店時はやはり活気が必要ですので、元気な方がいいと思います。あとはマニュアルに頼るのではなく、自らマニュアルやルールを作れる人、想定外のことが起こった場合でもどうすればいいかを考えて動くことができる人がいいでしょう。チームで動くことができる方もいいですね。
――元気なスタッフがいるお店は行きたくなりますね。しかし、そういう方は引く手あまた。どの職場でもほしい人材ですよね。なかなか応募が増えない場合の一手はありますか?
可能であれば、近隣の同業のお店より少し時給を上げるのをおすすめします。もし、難しいようでしたら研修中の時給は少し低いけど、その代わりオープンしたら昇給する、といった記載があるとスタッフのやる気が出て、長く働いてくれることもあるようです。
新規オープン時のスタートダッシュにはスタッフの力も欠かせないので、採用にも力を入れてみてほしいですね。Indeedなら無料*で掲載ができますし、わからないことがあればメールや電話で相談が可能です。ぜひご検討ください。
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オープニングスタッフ採用の注意点
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