複数企業からの内定。選ばれた企業は何が違った?


採用後の活躍が期待される人材には、数多の企業が内定を出すことも少なくありません。複数の企業から内定をもらった人は、どのような点を見て入社する企業を決めているのでしょうか。複数企業からの内定をもらい、最終的に一社に絞って入社した人の経験談から、「入社を決めた企業は他の企業と何が違ったのか」を明らかにします。

 
 

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内定者が複数の内定をもっていることも


厚生労働省による令和元年上半期の雇用動向調査では、仕事があるにもかかわらずその仕事に従事する人がいないために行う未充足求人数は 137万9,400人(令和元年6月末日時点)。前年より 4万700人増加し、欠員率は 2.7%となっています。
 
欠員率が0.6%だった平成21年から毎年増加しており、複数の企業が人員確保を進めている状況が伺えます。その結果、転職希望者には複数の内定が出るケースも増えることでしょう。。それがトップパフォーマーになりうる優秀な人材であればなおさらです。
 
新型コロナウィルスの影響により、現在の採用市場は変化していますが、優秀な人材の獲得が難しいことには変わりないでしょう。

 
 

複数の内定。入社の決め手は何?


では、実際に複数の内定が出た方は、何を決め手に入社先を決めたのでしょうか。その際のエピソードを聞いてみましょう。

 
 

◆内定後のフォローが手厚かったから


複数の広告代理店から内定が出ていたYさん。入社を決めた理由に、内定後のフォローの手厚さがあったと言います。
 
「最終的に出た内定3社のうち、2社で迷っていました。1社はわりとドライで、『○日までに連絡をください』といった対応だったのに対し、もう1社は内定後にも定期的に会うようなフランクな人事担当者でした。会社の談話室のようなスペースで雑談したり、その際に居合わせた会社の人を紹介してもらったりとかなり気さくな感じで、会社の雰囲気がよく分かったので入社を決めました」
 
自社を知ってもらうために、内定後にも会社に足を運んでもらうという施策は有効です。匿名の口コミやネットの書き込みを頼るより、実際の雰囲気が断然わかるでしょう。
 
また、内定者の中には、受かった企業に対し「自分にふさわしい会社だ」と思う人もいれば、「本当にここに入社していいのだろうか」と揺らいでしまう場合もあります。“内定者ブルー”といわれる状況ですが、ここでも同じように、企業側からの情報提供や悩み相談、職場見学会などの施策が有効でしょう。不安に寄り添い、内定者の迷いを解消しましょう。

 
 

◆トータルで得られる賃金と、適正な仕事量が理由に


大手証券会社で10年近く勤務した後、トップクラスの銀行に転職したWさん。内定を出した銀行Aは給与が格段に高く、もう一社はそこまで高くない銀行Bでした。Wさんが選んだのは、意外にも後者の給与が高くない銀行Bだったそうです。
 
「提示金額の高かった銀行Aは、その分仕事が忙しいことが予測されていました。後者の銀行Bは給与がそこまで高くないものの仕事量は適正で、何より勤続年数1年以上で退職金が出るという企業だったんです」
 
将来的に留学や海外企業への転職も視野に入れていたWさん。そのため、長く働いても数年と考えており、英語の勉強のためにプライベートの時間も確保したかったそう。給与よりも退職金にかかる税金が少ないことを踏まえつつ、手元に残る退職金の額を考えると、給与の高い銀行Aと比較して最終的にもらえる額に遜色ないと判断したのだとか。
 
他社との差別化に給与の高さを掲げる企業もありますが、パッと見の給与の高さだけに釣られる求職者はもう少なくなってきているのかもしれません。

 
 

◆入社後のミスマッチが少ないと感じたから


エンジニアとして2回の転職を行ったSさん。いずれの転職でも複数社からの内定を得ていますが、入社を決めた理由はいずれも「やりたい仕事ができるかどうか」だったそうです。
 
「面接は数段階ありましたが、一番重要だったのは現場の技術者との面談です。正直、人事担当や経営、技術の最高責任者との面談はこちらにとっては重要ではありませんでした」と話します。
 
Sさんと同様に複数社からスカウトを受けて選考に進んだUさん。多くの企業で、スカウトを受けた際に言われた内容と、各社の技術のキーマンに会って聞く話とでは、やはり内容に違いがあったのだとか。「なかにはどんな業務かはっきり言ってくれず、よく分からなかったので辞退した会社もあった」ようです。技術職の場合、説明上手な現場の技術者を採用担当者に任命するという方法も有効かもしれません。

 
 

◆広義な職種の内容をクリアにできたから


同じく、「やりたい仕事ができるかどうか」の観点から、入社後のミスマッチが最も少ない一社を選んだ企画職のRさん。
 
「やりたい仕事があったのにその職種に就けず、入社5年目で転職活動を開始しました。やりたかったのは企画職なのですが、企画職ってかなり広義ですよね。1社目は企画もできると言われていたのに、実質は営業職でした」
 
1社目の教訓から、「どんな会社かよりもどんな仕事か」を重要視したそう。そのため入社を決めた一社はかなり小さな会社だったものの「他と比べてやりたい仕事内容に一番近かった」のが入社の決め手に。こちらもエンジニアのUさんと同じく、現場担当との面談が重要だったそう。
 
「現場の担当者との面談で、実際の制作物を見せてもらい、どの部分を担当したのか、どんな作業を行ったのかを聞きました。私が入った後にその作業ができるのかも合わせて確認し、最終的に決めました」。やりたい仕事に就けなかったときに離職されることを考えると、互いにとって良い方法だったと言えそうです。

 
 

入社を決めてもらうために企業側ができること


今回紹介した事例において、複数内定が出た人が最終的に重要視したのは、収入の高さでも企業のネームバリューでもなく、いずれも「自分らしく働ける未来を感じられたか」でした。入社の確約を取るために様々な好条件や待遇を並べる必要はなく、飾らない会社の姿を見せる姿勢こそが重要なのかもしれません。

 
 
 

参考:
厚生労働省『令和元年上半期雇用動向調査結果の概要』

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/20-1/index.html

 
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