Indeed(インディード)で効果的な採用活動を行うために見ておきたい、3つの指標と運用方法


月間3,000万(※1)以上の訪問数があり、基本無料*で求人情報を投稿できたりと、Indeedにはさまざまなメリットがありますが、なかでも掲載している自社の求人情報をいつでも修正できるという点が大きな特長です。これによって、採用状況に応じた自由な運用が可能です。
 
(※1)SimilarWeb調べ 2020年1月
 
すでにIndeedを活用していて、ある程度の成果を出せるようになった企業の採用担当者の皆さんが次に目指すのは、今以上に求職者からの応募を増やし、自社に適した人材をより効率的に採用できるようにすることでしょう。
 
そのためには、Indeedの有料プラン「スポンサー求人」を利用しながら、「表示回数」「クリック率」「応募数」という求職者の行動の段階に沿った3つの指標を確認することが重要です。それぞれの指標を都度分析し、必要な改善をくり返し実行していくことで、効果的な採用活動つながる可能性があります。

 
 

求人を掲載

Indeedは適切に運用をすることで、効果を上げられる

 
 

◆3つの指標とは


求職者がIndeedを使って求人に応募しようとする場合、3つの画面を見ることになります。1つめは、探している求人のキーワードを入力して検索すると表示される、Indeedの「①検索結果画面」。2つめは、検索結果画面をスクロールしながら興味のある職種・企業をクリックすると、表示される「②求人情報」。3つめは、給与や仕事内容などを詳しく吟味して、エントリーする「③応募ページ(応募フォーム)」です。
 
この①〜③の段階に、「表示回数」「クリック率」「応募数」のそれぞれの指標が対応しています。

 

・表示回数:①Indeedの検索結果


求職者のブラウザーに求人が表示された回数

求人検索エンジン「Indeed」で求職者のブラウザーに求人が表示された画面
 

・クリック率:②求人情報


検索結果から自社の求人がクリックされた回数/検索結果画面に求人が表示された回数

求人検索エンジン「Indeed」で検索結果から自社の求人が表示された画面
 

・応募数:③応募フォーム


企業の求人情報にある応募フォームからエントリーされた数

求人検索エンジン「Indeed」で求人情報にある応募フォームのエントリー画面

これら3つの指標を高めるための方法について紹介します。

 
 

◆(1)「表示回数」を上げるための改善方法


まず、「表示回数」を上げるための改善方法は下記の3つです。

 

  1. 上限予算を上げる
  2. キーワードを追加する

 

1.上限予算を上げる


上限予算を高くすることで、表示回数の増加につなげることができます。
 
「スポンサー求人」では、一定期間に利用できる予算を設定することができます。その上限予算を上げることでクリックできる枠数を増やすことができるので、従来の予算よりも、求人情報が表示される時間・回数も多くなります。
 

 

2.キーワードを追加する


求人情報内に求職者が検索しそうなキーワードを追加して、検索ヒット率をアップさせるすることで、表示回数の増加をねらう施策です。
その際に押さえておくべきポイントは以下の3つです。
 
A.検索されやすいキーワードを追加する
求職者が求人情報を検索する際に、入力されやすいキーワードがあるので、それを求人情報にも反映しておくと効果的です。
 
たとえば、「美容部員」の求人を作成する際には「化粧品販売」というキーワードが、エンジニア系の募集なら、「アマゾンウェブサービス(AWS)」や「Python」といったキーワードが検索されやすくなっているので、求人情報に盛り込んでおくことで、表示回数の増加を狙うことができます。
 
B.業務内容を詳しく記載する
求職者にどんな仕事なのかイメージしてもらえるように、業務内容の紹介を充実させることが大切です。特に未経験者も採用ターゲットとして考えている職種の場合、業務内容が分かりやすく明記されているかどうかは、採用にも大きく影響してくるでしょう。その際、専門用語を使わずに、誰にでも分かる平易な言葉で記載しましょう。
 
たとえば…
NG例)経理全般に関わる業務
OK例)現金の管理、経費・領収書の支払い管理、給与計算、売上集計など・・・専用ソフトを使って入力します。PCの経験があれば2週間で使えるようになります。
 
C.余計なクリックにつながるような文言は記載しない
求職者に誤解を与えたり、事業や業務に関わりのない文言は、記載しないようにしましょう。たとえば、「業務委託の募集でありません」と書いてしまうと、「業務委託」を検索した求職者がクリックしてしまう恐れがあります。クリックが無駄になってしまい、採用機会の損失にもなりかねません。

 
 

◆(2)「クリック率」を上げるための改善方法


「クリック率」を上げるための改善方法は以下の通りです。

 

  1. 職種タイトルを工夫する
  2. 関連タグを活用する

 

1.職種タイトルを工夫する


求人情報の中で、太字で、一番上に表示されるのが「職種タイトル」です。一番目立つ場所にあるため、この職種タイトルを工夫することでクリック率の向上を狙うことができます。下記の4つのポイントに注意して、職種タイトルを作成してみましょう。
 
A.30文字以内で記載する

求人検索エンジン「Indeed」の職種タイトルは30文字以内

スマートフォンの求人情報では、職種タイトルは2行(1行15文字程度)しか表示されないため、30文字以内を推奨しています。
 
B.具体的な業務内容がわかる職種名に

求人検索エンジン「Indeed」の職種タイトルは具体的に

どういう仕事を行うのかが職種名からイメージできると、クリック率が高くなる傾向があります。たとえば、一戸建ての住宅に太陽光パネルを設置する営業募集の場合、「リフォーム営業」よりも、「太陽光パネルの提案営業」とした方が、太陽光パネルの営業経験者やそういう仕事を探している人に検索してもらいやすいでしょう。また、「リフォーム営業」だと他社も同じように表現していて埋もれやすいですが、「太陽光パネルの営業」の場合、表記している企業も少ないので、目立ちしやすく、差別化を狙うことができます。
 
C.略称は正式職種名と一緒に記載する

求人検索エンジン「Indeed」の職種タイトルは略称は正式職種名と一緒に記載

求職者にとって略称は、どんな職種なのか分かりづらく、そもそも検索されない可能性が高いので、もし入れる場合は正式名称と一緒に記載しましょう。
 
例)PG→プログラマー PM→プロジェクト・マネージャー
 
D.「!」「?」「★」などの記号を使わない
目立たせるために使われることも多いですが、これらの記号を使うと文字化けを起こして、表示されない可能性があるので、使わないようにしましょう。

 

2.タグを活用する

求人情報を目立たせる「タグ」

求人情報の特長を、Indeedでは「タグ」で表示することができます。該当するタグは最大3つまで設定ができます。検索結果画面の社名・勤務地の下に表示されます。一緒に表示される他社の求人情報との差別化を図り、自社の求人情報を目立たせる効果があるため、クリック率の上昇が期待できます。
 
 
「タグ」で「採用したい人物像」に魅力をアピール
選択する「タグ」の組み合わせで、「採用したい人物像」に合わせたアピールもできます。
たとえば、「上昇志向のある人」向けには「昇給・昇格あり」」のタグをつけて、頑張りを正当に評価する環境をアピールしたり、「育児との両立を考えている主婦・主夫」向けなら、「シフト自由・選べる」「週1日からOK」「駅近5分以内」というタグで働きやすさや通いやすさを訴求してみるとよいでしょう。

 
 

◆(3)「応募数」を上げるための改善方法


「応募数」を上げるための改善方法は3つです。

 

  1. 給与などの募集条件を見直す
  2. 仕事内容など、求人情報を魅力的なものに
  3. 応募しやすい応募フォームに改善する

 

1.給与などの募集条件を見直す


まず、求職者のニーズに合致した募集条件になっているかチェックしてみましょう。
もっとも分かりやすい給与ですが、自社が募集している職種として適切な金額になっているかどうか見直してみましょう。Indeedの「給与検索」機能を利用することで、任意の職種の地域別の平均給与が確認できます。
 
また、魅力的な募集条件があるのに、求職者に伝わっていないケースもあります。たとえば、「午前6時に出社して、午後2時に退社する」といったシフト勤務の場合、朝が早いので応募者が集まらないだろうと思われる採用担当者もいるかもしれませんが、午後からプライベートの時間がたっぷり使えるので、趣味の時間をしっかり確保したい人や、ダブルワークをしてお金を稼ぎたい人などにはオススメの仕事であると言えます。
そのため「2交替のシフト制」などの書き方だけで終わらせずに、「5時~14時、12時〜21時」と詳細な勤務時間を明記して、選択可能なら「日勤・夜勤の希望を考慮します」と一文表示すれば、求職者も働き方がイメージできるので、求職者も応募しやすくなります。

 

2.仕事内容など、求人情報を魅力的なものに


どんな目的をもった仕事なのか、いかにやりやすい仕事なのか、やりがいのもてる仕事なのか…という観点でまとめていくと、より魅力的な業務内容になり、応募数の増加につながりやすくなります。
 
例えば、工務店に壁材や床材などを販売している商社の営業募集の場合…
 
改善前)地域の工務店に内装商材を販売する営業です。
改善後)1万点もの商材の豊富さを強みに、壁紙やカーテンなどの商材を、◎◎エリアの工務店に限定して販売する提案型の営業スタイルです。
 
この例では、単なる業務内容にとどまらずに、自社の強みを打ち出して「営業しやすさ」を伝えることで、求職者の応募喚起につながりやすくしています。また、業務内容を紹介するときは、箇条書きで、かつ仕事の流れが分かるようにまとめていくと、求職者は理解しやすいでしょう。

 

3.応募しやすい応募フォームに改善する


こちらは応募フォームをIndeed内ではなく、自社の採用ページに持っていて、Indeedで求人情報をクリックされた時にそちらに移動させる設定にしている企業向けのポイントとなります。応募フォームを求職者目線に立って見直すことで、応募率の改善につながることもあります。
 
企業によっては、求職者が応募フォームまでたどり着いても、途中で入力を諦めてしまうケースがあります。それら企業に共通するのが「応募項目が多い」という傾向です。Indeedを利用する求職者の8割はスマホから検索しています。そのため項目が多くなると、何度もスクロールを繰り返さなければならず、それが手間となり、途中で入力するのを止めてしまいます。なので、応募項目は本当に必要なものだけに絞ることを心がけましょう。
 
「削除する項目がない」と思っても、実際はアルバイトの募集にもかかわらず中途採用向けの質問項目を流用して使用していて、不要な質問が掲載されているケースも見受けられます。応募フォームはシンプルにして、聞けなかった質問は面接で尋ねるなど、選考のフローを工夫してみましょう。
 
その他、「応募ボタン」をより目立つ大きさに変更したり、求職者がボタンを見失わないよう、画面下部など常に定位置に表示されるようにするなど、細かな工夫でも効果が出るケースもあります。

 
 

目標とする数値を定め、Indeedで自社に合った採用活動を


効果的な採用に結びつけていくためには、(1)表示回数 (2)クリック率 (3)応募数の各指標での目標数値を定め、取り組むことが重要です。もちろん、この3つの指標のうち、どこにウエイトを置くかは、企業ごとの採用状況やニーズによって違ってくるでしょう。先に紹介した施策にチャレンジし、自社の採用活動に合ったIndeedの活用法を見出してください。

 
 
 

※Indeedの画面表示については2020年3月時点のものです。
 
* 利用規約・Indeedが定める掲載基準及び使用制限が適用されます。

https://jp.indeed.com/legal?hl=ja#tos
 
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