求職者が検索しているキーワードがわかる!? Indeed(インディード)の「採用市場レポート」機能の使い方

すでに Indeed を活用している企業の採用担当者においては、単に応募者を増やすことよりも、自社が求める人材の採用につながる効率的な運用を次の目標にしているケースも多いのではないでしょうか。もしそうならば、Indeed の独自分析機能である「採用市場レポート」を活用し、より精度の高い求人情報へアップデートを試みてはいかがでしょうか。
 
この機能は、アカウント登録をしている採用企業の皆さまがご利用いただけます。使い方としては、例えば「募集職種×エリア(都道府県)」で検索することで、該当の職種の採用難易度などが把握でき、採用予算の配分の参考情報を得ることができます。また、求職者の人気キーワードもリサーチできるので、それを求人情報に反映すれば、「採用したい人材」に検索される可能性が高まり、効率的な採用活動を行うことができるでしょう。今回は、「採用市場レポート」の機能や活用方法を紹介していきます。

 まずは「採用市場レポート」の紹介ビデオもありますので、よろしければ併せてご覧ください。→ [採用市場レポート紹介ビデオ]

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採用効果を高めるためには求人情報の改善が不可欠

Indeed は、求職者が入力したキーワードに対して、的確な求人情報を表示する求人検索エンジンです。したがって採用する企業にとっては、求職者のニーズを正確に把握し、求職者の目線に立って、求人情報を作成することが、効果的な採用活動を行う上で重要になってきます。
 
たとえば求人情報を作成する際、募集要項をただ並べるだけでなく、多くの求職者が検索している「キーワード」を盛り込んだ表現にすることで、表示回数やクリック率増加の可能性が高まり、より自社に合った人材の採用が期待できるようになります。
 
そうした改善に活用していきたい Indeed の分析機能が「採用市場レポート」です。これは、企業が効果的な採用を行う上で必要となる、求職者の声や求人市場の動向など、さまざまな情報を分析できる機能です。

 
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Indeed の「採用市場レポート」の特長

「採用市場レポート」では、「募集職種」と「勤務地」に調査したい内容を入力すると、前月(たとえば4月10日に使用した場合は3月分)のデータが確認できます。表示されるのは下記の9項目です。

採用市場レポート 

  • トレンド
  • 採用難易度スコア
  • 求人
  • 求職者
  • 求人あたりの求職者数
  • 求職者のデバイス
  • 平均給与
  • 採用企業
  • 人気検索キーワード

・トレンド
パンデミック前の1週間と比較した、選択した指標に関する成長率データ
項目は、求人あたりの求職者数、求職者、求人、採用企業からお選びいただけます。


・採用難易度スコア
選択した求人市場(職種×勤務地)が、他地域の求人市場と比較してどのくらいの採用難易度があるかを表した数値

競争力の数値が大きいほど、採用難易度が高いと言えます。
 
・求人
選択した求人市場において、クリックされた求人情報の数
 
・求職者
選択した求人市場にある求人情報をクリックした求職者の数
 
・求人あたりの求職者数
選択した求人市場での、求人情報1件に対する求職者数の平均
 
・求職者のデバイス
選択した求人市場でのモバイル(スマートフォン)経由でのクリックの割合
 
・平均給与
選択した求人市場における求人の平均給与額
 
・採用企業
選択した求人市場で求人情報を掲載し、求職者にクリックされた企業の総数
 
・人気検索キーワード
選択した求人市場において、求人情報のクリックにつながった人気のキーワードランキング上位10位
 
・人気採用企業
選択した求人市場の求人情報のうち、クリック数が多かった10社のランキング

 
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「採用市場レポート」の活用法

目的に合わせて、上記の9項目を活用すれば、効果的な採用活動が行えます。その活用法をいくつか紹介してみましょう。

◆「採用難易度スコア」によって、効率的な採用予算を配分できる

 
採用難易度スコア

たとえば、「福岡県」と「鹿児島県」でルート配送スタッフの募集を考えている企業があるとします。両県での「競争力スコア」を調べてみると、「福岡県」では「56」ですが、「鹿児島県」では「36」という低い数値が表示されました。
 
政令指定都市のある「福岡県」の方が企業数が多いことなどから、「鹿児島県」よりも採用難易度が高くなるというのは感覚的にもイメージできるかもしれません。しかし、その差を数値で確認することで、より明確に把握できるできるようになります。
 
これを活用すれば、採用にかける予算配分が可能です。このケースでは、福岡県「56」と鹿児島県「36」の間には20ポイントも差があるため、採用コストもそれにあわせて振り分ける対応できるようになります。もちろん、それが正解とは限りませんが、自社の採用コストを考える基準として有効と言えるでしょう。

◆「キーワードランキング」で、結果を求人情報に盛り込む

「キーワードランキング」を活用すれば、自社が採用したいと思っている職種を希望する求職者のニーズが分かります。そこに、自社の「求める人材」のイメージを掛け合わせれば、より自社に合った人材の応募の増加が期待できるでしょう。
 
たとえば、先ほど紹介した「ルート配送スタッフ」のキーワードランキングをみると、「ハローワーク」が入っています。このキーワードで検索している求職者が多いので、「ハローワークでも求人を掲載しています」や「ハローワークでも求人を掲載しています」などの文言を求人情報に盛り込むことで、クリック数や応募数が増加する可能性が高まります。

◆「求職者のデバイス」で、8割以上の場合は、応募を簡易にする

「求職者のデバイス」とは、「選択した市場における、モバイル経由でのクリック数の割合」なので、この数値が大きいほど、求職者のモバイル利用率が高いことを示しています。「求職者のデバイス」が8割以上なら、「名前と連絡先のみ」や「メールのみ」の「Indeedカンタン応募」や、応募項目の少ない簡易的な応募を設定すれば、応募数の増加が期待できるでしょう。

◆「人気採用企業」にある「意外な企業」に目をつける

自社の周りを見渡したときに、「人気の企業」がいくつか頭に思い浮かぶはずです。その企業群と「採用市場レポート」の「人気採用企業」に掲出される企業になにか違いがないか、比べてみましょう。中には、意外な企業がランクインしている可能性があります。その理由を分析していくと、「給与」「待遇」「社風」「人間関係」など、自社でも活用できるヒントがあるはずです。
 
さまざまな方法で活用できるので、より効率的な採用を行いたい企業は利用してみる価値があるのではないでしょうか。

 

※Indeedの画面表示については2023年1月時点のものです。

 
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