即戦力となる人材を見抜く中途採用のコツ

即戦力となる人材を見抜く中途採用のコツ

中途採用を実施する事業者の多くは、即戦力を期待する傾向があります。ところが、たとえ前職での実績やスキルが十分であっても、新しい職場環境ですぐに活躍できるとは限りません。即戦力となる人材を見抜く、中途採用のポイントについてご紹介します。

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中途採用における「即戦力になる人材」とは

就業経験がある人を対象とした中途採用において、即戦力となることを重要視する事業者は多いもの。しかし、即戦力を見込んで採用したものの、うまくいかなかったケースも存在します。

 

◆企業が求める即戦力とは

「即戦力になる人材」というと、業務に関する専門知識があり、前職で十分に経験や技術を培っていて、さらに転職後もスムーズに能力を発揮できる人をイメージしますよね。企業側は、入社後すぐに会社の成長に貢献することを期待するでしょう。

 

◆中途採用者が必ずしも即戦力となれない理由

しかし、中途採用者が必ずしも即戦力になるわけではありません。豊富なスキルや実績があったとしても、新しい企業文化に馴染めず、本来の力を発揮できないこともあるのです。
 
たとえば競合企業で経験を積んでいても、業務管理の手法が今までと異なるだけで、適応するまでに時間がかかるものです。納品形式や書類のフォーマットといった実務レベルの要素だけでなく、現場でのコミュニケーションや社外との付き合い方といった人間関係も含め、慣例の違いがストレスになってしまう場合は、すぐに活躍するのが難しくなります。

 
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中途採用の選考時にチェックしておくべきポイント

中途採用した社員が、入社後に本来の能力を発揮できるかどうかは「人間力」と「適応力」にかかっていると言えるでしょう。コミュニケーション力や規範意識の高さ、会社の理念に共感しながら社内メンバーからの教えを素直に受け入れる姿勢があるかどうかが問われます。
 
即戦力になる人材を採用するためには、選考の際に以下のポイントをチェックするようにしましょう。

 

◆企業文化の理解度をチェックする

自社の価値観に合う人材かどうかは、中途採用者が即戦力となる上で大切な要因です。社風や企業文化に馴染めず、他の社員との溝を埋められないまま離職してしまうこともあり得ます。選考の際は、自社の企業文化にフィットしているかどうか、また理解を示そうという姿勢が見て取れるかどうか確認する必要があります。

 

◆業務の手法に対するこだわりの度合いを確認する

実績がある中途採用者ほど、前職で身につけた手法に固執する傾向があります。転職後もスムーズに働いてもらうためには、業務の手法や進め方にこだわらない柔軟さが重要です。

 

◆人間性や性格に注目する

どんなに高いスキルがあっても、他の社員との不和や確執があってはチームワークを発揮できません。即戦力となるためには、規範意識や公共心、相手を尊重して互いに鍛錬を重ねながら高め合おうとする力、またその意欲が大切になってきます。

 

◆仕事に対する考え方を確認する

応募者が仕事やキャリアに対してどのような考えを持っているか知ることで、自社との関わり方や期待しているものを判断する材料になります。
 
中途採用を準備からアフターフォローまで一挙解説。ガイド記事を読む。 

中途採用を行う前に、事業者側でやっておくべきことは?

中途採用によって即戦力となる人材を獲得するためには、採用する側にも万全の体制が求められます。採用した人材が力を発揮し、すぐに企業にとって好ましい影響をもたらすために、事業者側でやっておくべきことがあります。

◆ほしい人材像をきちんと固める

まずは、企業や部署のビジョン・戦略を明確にすることです。そして、現状の組織の問題点をあぶり出し、解決するために必要なスペックや経験値、パーソナリティなどを考察します。すると求める人材像が自ずと見えてくるはずです。

◆人材が力を発揮しやすいような環境づくり

中途採用者が順応しやすい環境づくりも重要です。「実力があるから」と業務や責任をすぐに押し付けてはいけません。新しい環境における業務の手順や進め方を知らないという意味では、中途採用者も新卒者と同じ立場です。中途採用者が力を発揮できず疲弊してしまわないよう、適切にフォローアップできる体制を整えましょう。

◆面接官を吟味する

面接官には応募者へのヒアリング能力をはじめ、自社を説明するためのプレゼンテーション力、入社意欲を高めるクロージング力など、様々なスキルが求められます。メンバー同士で特性を補い合いながら、採用プロジェクトチームを構築しましょう。専門職を採用する場合は、現場の社員を同席させるのも一つの手です。経営陣と現場とで求める人材像が異なる場合があるため、現場の社員を採用に関与させるとミスマッチ防止につながります。

◆採用基準を明確にする

採用基準が抽象的だと、面接官によって選考の評価軸にブレが生じることがあります。明確でシンプルな採用基準を設定し、その基準が必要な理由も言語化しておくことで、面接官の主観による判断のバラツキを減らすことができます。

◆落ち着いた雰囲気をつくって選考する

応募者と面接官が互いに緊張していては、人間性やコミュニケーション力が判断できず、正確に能力を見極めることができません。はじめに面接官が自己紹介をしたり、業務とは関係のない質問を投げかけたりして、落ち着いた雰囲気づくりを心がけるのが得策です。会議室や応接室を離れるなど、環境を変えてみるのもひとつでしょう。

 
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適切な選考と万全の準備で、即戦力となる中途社員を獲得しよう

即戦力となる中途社員を獲得するためには、スキルや過去の実績だけでなく、適応力を見極める必要があります。「適切に採用担当者を人選する」「求める人材像を固める」「社内の環境を整える」など、事業者側の準備も欠かせません。紹介したポイントを押さえて、中途採用を成功させましょう。

 
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