「Indeedの求人票を求職者が求める情報に即して運用。"夜勤専門"の募集を行うことで採用数が110%アップし、工場の作業員不足を解消しました」
総務部 原 省太氏
化粧品および医薬部外品のOEM、ODMメーカーの。顧客ニーズへの迅速かつ柔軟な対応で急成長を遂げています。近年の事業の拡大に伴い、求人フリーペーパーなどの紙媒体中心に工場でのパート募集を行っていましたが、コロナ禍により「紙の求人媒体のデメリット」に直面したといいます。総務部の原省太氏、塚越 健裕氏、堀込 紹吾氏に、Indeedの担当者がもたらしたという発想の転換や、現在の採用者数の大幅増につながった採用戦略について聞きました。
2019年に工場を新設するも、コロナ禍で紙媒体による人材確保が困難に
原 コスメ・ニストは正社員212名、パート社員258名の合計470名体制で二つの工場を運用し、化粧品や医薬部外品の受託製造を行っています。弊社の特徴は、スキンケアやボディケア、ランドリー製品など、対応可能なアイテムがバラエティに富んでいることです。代表取締役の青木信二は「お客様のご要望を断らない」という姿勢を大切にしており、設備投資も行うことで可能な限りのニーズにお応えしてきました。その結果が、現在の豊富なラインナップにつながっています。
この業界はお客様の状況が様々で、製造ラインの自動化が進められないのが難しいところです。多様なニーズに対応するためにも、様々な業務に対応できる人材の確保は必須。
ところがコロナ禍に入り、人々の行動やマインドが変化したことで、これまでの「どんな求人情報をどう発信すれば求める人材の採用につながるか」という経験則が役に立たなくなってしまいました。一番の課題はそれまで主な採用チャネルとして使っていた「紙の求人媒体」で求職者にリーチできなくなってしまったことでした。また、リモート面談やリモートワークなど、オンラインを活用した採用活動の普及も受け、弊社も採用方法を見直すべきだと判断し、新しい採用チャネルとしてIndeedの活用を決めました。
「夜勤専門で募集してみては?」Indeed担当者の提案が的中
原 他にも、深夜帯に勤務してくださる従業員の募集にも苦労していました。当初は三交代制で募集していたのですが、どうしても夜間シフトは人気がなく、人材確保が課題でした。
Indeedの使用を始めてから、応募は徐々に増え始めたものの、一度頭打ちになりました。そのとき、Indeedの営業担当者から「夜間専門で募集を出してはどうでしょう」というアドバイスがありました。
正直なところ三交代制で採用しても夜間シフトは人気がないのに、夜間専門で募集しても人は来ないのではと思っていました。ただ、アドバイスされたからには一度はやってみようと思い、三交代制とは別に夜間専門での募集を行いました。すると想像以上の反響があり、近年の課題だった夜間の人手不足を解消できたのです。
夜間専門で採用した方に話を聞いたところ、ほぼ全員が金額面ではなく、生活リズムの安定をメリットとして挙げていました。「昼は妻が働き、自分が子どもの面倒を見る。夜は自分が働いて、妻が子どもの面倒を見ることができる体制をつくりたいから」という方も。
Indeedのアドバイスにより「人気がない」と思い込んでいた職種でも工夫によって人材が確保できることに気がつくことができました。
月平均の面接設定が44%、採用数が110%アップ
塚越 コロナ禍を経て、弊社は今までの採用の経験がいったんゼロになり、またスタートラインに立ったような状況にあります。新しいやり方が一度は成功したとしても、すぐに通用しなくなるかもしれません。だからこそ、Indeedの効果的な運用に詳しいIndeed担当者の提案を「じゃあやりましょう」というトライアル感覚で取り入れて、どんどん実行していく。そうした方針策定から募集、面接までのスピード感は、運用時に我々が心がけていたことの一つです。
Indeedの活用前後でデータを比較したところ、月平均の面接設定が18件から26件になり44%アップ。月平均の採用数は5件から10.5件になり110%アップしています。
堀込 Indeedのサービスを活用したことで、応募者に求める人材との出会いも増えたように思います。
求人票内に社員の働き方や、主婦・主夫層の方も働いているなど自社の雰囲気をアピールできたので、それを理解、共感して応募してくださる方が増えました。
原 弊社は2024年の10月にも新工場の設立を計画しており、新たな人材が必要になってきます。これからもできる限り多様な顧客ニーズに対応できる人材をパート・アルバイト・正社員ともに確保していくことを目標に、今後の採用を進めていきたいと考えています。
株式会社コスメ・ニスト
群馬県邑楽郡千代田町赤岩1339番地2
「新たな可能性をカタチに」をテーマに、化粧品や医薬部外品の受託製造を展開。事業の拡大に伴い、工場の従業員だけでなく正社員の確保にも力を入れている。