全国に76施設を展開する大和ハウスグループのビジネスホテル「ダイワロイネットホテルズ」。新型コロナウイルス禍前から人手不足に悩む中、Indeedを活用してその難局を乗り越えたという。大和ハウスリアルティマネジメント採用グループ長の松岡祐輝氏とダイワロイネットホテルズ人財育成部長の普天間操氏に採用戦略などについて聞いた。
人財育成を強化するも、人手不足のペースに追いつかず
普天間 ダイワロイネットホテルズは、最寄り駅から徒歩圏内もしくは繁華街に近い立地の良い場所にあることなどが特徴です。現在は、全国各地に76施設を展開し、海外ではソウルで1施設を運営しています。
松岡 従業員数は約1300人で、ほとんどがフロントスタッフです。正社員はホテルの運営にも携わり、契約社員やアルバイトの方にはフロント業務に注力して働いていただいています。
採用課題には、雇用形態を問わずコロナ禍前から続く人手不足があります。地方での人手不足が特に深刻です。また、フロントスタッフは、飲食やアパレルなど接客業の経験者を採用しても、パソコンを使う事務作業が意外と多いことなどが入社前とのギャップとなり、それを理由に早期に辞めてしまう人もいました。
そのため、人財育成を主眼に置き、未経験の方を契約社員として採用し、経験を積んでから正社員に登用する方策をとっていました。ただ、紙媒体に求人広告を出すのでは限界があり、人手不足のペースに追いつきませんでした。
応募数の予測精度の高さに驚く
松岡 そうした中、地方の採用に強い媒体をリサーチし、地方でも広いリーチを期待できるIndeedの活用を決めました。試験運用を始めると、応募が着実にくるとすぐに分かり、年間計画を立ててIndeedでの採用活動を本格化し今に至ります。
Indeedを活用して感じたメリットは、運用改善で応募のミスマッチを避けることが可能な点です。クリック課金型の「スポンサー求人広告」は、課金額が多いほど求職者の目に留まりやすくなり、全体的な応募数の増加を期待できる一方、求めている人物像とマッチしない求職者の応募も増える課題があります。しかし、求人原稿の修正や営業担当の方からの運用金額の設定をご提案いただき、応募数を増やしつつも、当社が求める人財からの応募割合を高められました。
松岡 採用単価が大幅に下がった効果も大きかったですね。約20万円だった採用単価が、10万円ほどになりました。また、応募数などの全国の採用データが以前より見える化し、採用施策等に活用できるメリットもあります。
Indeed経由で自社サイトからの採用をどこまで増やせるかなど、今後もIndeedと連携して採用活動を推進していきたいと考えています。