「Indeedと二人三脚で新たな採用手法を模索。Indeed PLUSの活用で求人表示回数が増え、応募数の増加に成功しました」
人事部 竹内 渉 氏
店舗や商業施設などの商空間に特化した内装や設備工事を手がける株式会社ラックランド。事業拡大に伴い約20の職種で正社員の採用を進めるも、人材紹介会社経由の採用コストが高騰。そこで採用手法の見直しに踏み切り、Indeedの営業担当とともに求人原稿や予算配分の改善を進めました。その結果、採用コストを削減し、応募数を向上させることに成功。人事部 係長の竹内 渉氏に、Indeedの活用状況と成果について聞きました。
採用における課題
コロナ禍に負けず積極採用を継続するも、人材紹介会社経由の母集団獲得でコストが高騰
竹内 私たちラックランドは、飲食店や商業施設、ホテルなどの商空間づくりを手がける会社です。もともと業務用冷凍冷蔵庫の販売・施工から事業を拡大したため、空調や給排水、電気といった設備分野に特化しており、什器の設置や施設のメンテナンスもできることが強みです。現在は日本全国に加え、クライアントのご要望に応える形でアジアを中心に海外にも拠点を広げ、2024年5月時点の従業員数は約1000名となっています。
時代とともにお客様から求められるニーズが変化する中、「ラックランドができない案件をなくしたい」という思いから、約20ほどの職種で正社員を募集しています。職種ごとに「経験者採用枠」「未経験者採用枠」「地域別」と細分化すると、なんと150もの求人数になります。2022年以降は「コロナ禍で一時的に採用を止めている企業が多い時期だからこそ、逆転の発想で人材確保に力を入れたい」という考えのもと、年間1億円の予算を投下し、約100名の採用を実施していました。しかし、応募者数確保のために人材紹介エージェントを経由することが多くなり、採用コストが跳ね上がってしまったのです。そこで、専門性が高く採用が難しいポジションの募集には人材紹介エージェントを使い、他のポジションの募集にはIndeedや別の求人サイトを使うというように、より戦略的に採用の質を高める必要があると考えるようになりました。

アプローチ
Indeedと二人三脚で新たな採用手法を模索。求人原稿の改善と採用チャネルの拡大に挑む
竹内 費用を抑えつつ、優秀な人材を確保する新たな採用手法を求めていたときに注目したのが、Indeedの存在です。
当社にとってIndeedの大きなメリットは、内装に関わる専門的な職種や、未経験から施工管理職にチャレンジしたい方など、人材紹介エージェント経由では採用しづらいポジションでの採用チャネルを増やせることです。Indeedの営業担当者と週次で打ち合わせを重ね、母集団だけをつくる成功報酬型の手法に頼るのではなく、新しい採用チャネルの拡大に挑戦していこうという方針で改善を進めてきました。
印象的だったのは、求人掲載開始後、当社が求める人材像とは違う方からの応募が多かったときのことです。求人票の内容や表現についてIndeed担当者からアドバイスをいただき、そのアドバイスに沿って求人票を修正したところ、求める人材像に合致した方からの応募も増え、求人票の書き方次第でこれほど反応が違うのかと驚きましたね。
また、当社は代表の方針でDX化を推進しており、ノートパソコン、iPad、iPhoneが全員に支給され、リモートワークや在宅勤務も推奨しています。残業時間の削減や業務の効率化に取り組んでいることを話すと、「それはぜひ書きましょう! 」と前のめりで内容のアドバイスをしていただきました。いつも困り事はないかと声をかけてくれ、具体的なアクションプランを提案してくださるIndeedの営業担当者の課題解決力には、本当に助けられています。
成果
苦戦していた地方都市での反響に手応え。求人票の表示回数増で応募数が増加し、1000インプレッションあたりの費用が26.3%削減

竹内 Indeedの活用で、まず成果が出たのが地方都市での採用です。それまで新潟、広島、仙台、郡山など地方拠点の募集は、他の求人サイトを使っても反応が鈍く、いつも頭を抱えていました。特に人口が少ない地方では、数年間ポジションをクローズせずに募集をしている地域などもあり、人材紹介会社でさえ「そもそも紹介する人がいない」という状況でした。
ところがIndeedに切り替えてみると、求職者からの反応がとても良いのです。他の求人サイトや人材紹介エージェント、リスティング広告に頼っていたときは、当社の求人自体が求職者に見てもらえていなかったのかもしれません。しかし、Indeed担当者と求人原稿のブラッシュアップを重ねることで、約20の職種を経験の有無や勤務地でセグメント化し、それぞれの層に響く原稿を作成できるようになりました。
求人情報は目に留めていただく機会が増えるほど反応が出やすいと実感した経緯もあって、求人を一度の投稿で複数の求人サイト ※1 にも掲載できる「Indeed PLUS」が2024年2月に始まったときは、大きな期待を寄せていました。実際に、利用開始後は表示回数が増加し、1000インプレッションあたりの費用が10,801円から8,253円に減少しています。Indeed PLUSによって求人の表示回数が増えたため、費用対効果が改善したようです。応募数も、運用開始後に1.4倍ほどになりました。
予算面でも工夫を重ねました。現在は毎月50万円の予算をベースに運用しつつ、特に採用が難しい施工管理職には採用予算を多めに割り当てるなど、メリハリのある運用を行っています。今では一人25〜50万円の費用で月に2〜4名程度の採用ができるようになりました。また、以前は年間1億円かけていた採用予算を、2023年には2500万円ほどに75%も削減することができました。 今は応募があってもスキルや経験のミスマッチから採用に至らないケースもあります。今後は、求人票をさらに改善することで、マッチング効率を高め、入社率を上げていけるよう、Indeedの営業担当者と二人三脚で改革を進めていきたいですね。
株式会社ラックランド
〒160-0023 東京都新宿区西新宿3丁目18番地20
https://www.luckland.co.jp/
優れた企画力、設計力、技術力で施設や内装、建築に精通した商空間を提供しており、日本国内のみならずアジアへも展開している。
※1 Indeed PLUS連携求人サイトを指します