オリジナル採用サイトをつくる際に押さえておきたいコンテンツ

By Indeed

昨今、採用に特化したオリジナルの採用サイトを有する企業も少なくありません。新たに制作する際のポイントや注意点、掲載すべきコンテンツについて、大手企業の人事領域で活躍されてきた株式会社人材研究所・代表の曽和利光さんに解説していただきました。

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オリジナル採用サイトを持つメリットと注意点

オリジナルの採用サイトを持つメリットは、既定のフォーマットに縛られずに自社の特長を自由に表現し、より深い情報を読み手に伝えられることです。掲載できる情報量や手段に制限がないため、工夫次第でいかようにも魅力的に見せることが可能となります。

ただし、自由であるぶんだけ手間はかかるということ、しっかりと内容を作り込まなければ逆にネガティブな印象を与えてしまうリスクがあることは理解しておきましょう。また、サイトを作っただけでは多くの求職者に見てもらうことは難しいため、流入元として採用支援に特化したウェブプラットフォーム、マスメディア広告などと合わせて使用することが重要です。

オリジナル採用サイトを制作するポイント

今や、ウェブ制作の専門家でなくても、ある程度ウェブサイトの構築ができる人材が社内にいるケースは珍しくありません。しかし重要なのは、単にサイトが完成することではなく、その先の成果を得ることです。そのために必要な一定のクオリティを担保するには、専門のウェブ制作会社に依頼することをおすすめします。

ウェブ制作の専門家に依頼する時のポイントは3つあります。

1.ターゲットを設定する

制作を依頼する前に、あらかじめ社内で採用サイトの対象としたいターゲットを決めておきましょう。対象を広く設定するのも悪いことではありませんが、絞り込んだほうが結果として確実に採用の成功率向上が見込めます。

この時のポイントは、自社が採用したいと考えているターゲットの中でも「採用サイトが効果的に機能し、応募の決め手となる層」にリーチさせることです。たとえば飲食店で人材を採用したい場合、以下のようにある程度細分化して採用方法を考えておくと効果的です。

  • マネージャー候補者はリファラルで採用
  • 飲食業界経験者はスカウトで採用
  • 業界未経験者は広告で採用

といった具合です。つまりこの企業の採用サイトをリーチさせるべき層は「業界未経験者」ということになりますから、その人たちを想定して採用サイトを制作するのです。

2.制作会社を選定する

基本的には、いくつかの会社の制作実例を見て、求めるイメージと近いサイトを作っている会社に依頼するのが良いでしょう。複数の制作会社から選ぶ際には価格で比較しがちですが、ここで念頭に置いておきたいのは、「クリエイティブ分野の価格は成果物の品質に比例していることが多い」という点です。

とにかく低予算で依頼するよりも、一定の予算をかけてしっかり作り込んでもらったほうが失敗が少ないでしょう。良い制作会社を見極めるポイントとしては、実際にその会社に依頼したことがある第三者の評判が良いかどうか、依頼主の要望を聞くだけでなくプロとしての提案をしてくれるかといった点が挙げられます。

3.自社の強みをピックアップする

採用サイトの中でターゲットに訴求する自社の強みを、自分たちだけではなく制作会社の意見を取り入れて決めることをおすすめします。制作会社はクリエイティブのプロであるだけでなく、ターゲットの気持ちを理解するプロでもあるからです。ターゲットの心に響く採用サイトを作れるだけでなく、今後の採用活動全般において参考になる意見が聞けるでしょう。

押さえておくべきコンテンツ、見せ方

基本的な会社情報や業務内容などのほか、一般的に多くの求職者が知りたいと考える「その仕事は面白いのかどうか」「成長できるかどうか」「どのような社会的意義があるのか」が伝わるコンテンツを掲載することをおすすめします。

ポイントは、抽象的な説明で終わらせるのではなく、それを裏付ける具体的な事実やエピソードを語るコンテンツにすることです。たとえば「若手が挑戦できる会社」であることを伝えたい場合、ドキュメンタリー風の文章や動画で「このプロジェクトは、27歳新卒5年目の社員がマネージャーに抜擢され、大手企業○○○を相手に大きな成果を収めた」といった“事実”をベースとしたストーリーを語ることです。社員インタビューや座談会といった形式を活用するのもよいでしょう。




<取材先>
人材研究所 代表取締役社長 曽和 利光さん
京都大学卒業後、リクルートに入社。人事部のゼネラルマネージャーとして培ったスキル・ノウハウと、2万人の面接経験を融合しワンランク上の人材を採用する独自手法を確立。その後、大手生命保険会社などで一貫して人事領域で活躍し、2011年に株式会社人材研究所設立。著書に『就活「後ろ倒し」の衝撃』(東洋経済新聞社)などがある。

TEXT:北村朱里
EDITING:Indeed Japan + 波多野友子+ ノオト

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