いつもより従業員の覇気が感じられない、仕事の生産性が下がったと感じていますか? それは、職場の士気が低下しているサインかもしれません。そんなとき、会社が取るべき対策を紹介します。
職場の士気が低下する理由として、状況の曖昧さや不明確な指示などがよく挙げられます。ここ数年、新型コロナウイルスの感染拡大によって生じている様々な変化も、従業員の士気に影響を及ぼしている可能性があります。
士気の低下は、生産性の減少や離職率の増加など、組織の経営状態や収益性にも影響し、大きな損失につながることもあります。
実際、米国で行われた調査によると、従業員1人の欠員を補充するには年収の1.5~2倍のコストがかかるほか、エンゲージメントの高いチームは、低いチームと比較して21%も収益性が高まるという結果が出ています。
職場の士気を高いレベルで維持することは簡単ではありませんが、やる気が失われてしまう前に会社にできる対策はいくつもあります。前向きな職場環境を育み、士気を高める方法を見ていきましょう。
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求人を作成するなぜ職場の士気は下がるのか
職場の士気の低下にはさまざまな原因があります。
過労が原因で欲求不満や疲労がたまっていたり、仕事にやりがいを見いだせず、毎日がつまらないと感じている従業員がいるのかもしれません。昇進やキャリアアップの機会が少なく、やる気を失っていることも考えられます。
コミュニケーション不足、求めれらることや目標がよく変更される場合も、チームの士気に影響します。それらが不安定だと、従業員は働く理由や目的を見失ってしまいがちです。
さらに、新型コロナウイルスによる環境の変化や、自然災害などの外部要因も士気を喪失する原因になります。こうした外部要因を変えることは難しいなか、士気の高さを維持するために会社には何ができるのでしょうか。
1. 安心できる、協力的な雰囲気を作る
士気の低下に対処するには、まず企業文化の見直しから始めると良いでしょう。職場の心理的安全性の高さはやる気に直結する要因であり、前向きな職場づくりに欠かせないと従業員の89%が回答した米国の調査結果もあります。
率直なフィードバックを奨励し、従業員の正直な気持ちに耳を傾け、言い訳をせず真摯に受け止めることで、職場に安全で協力的な雰囲気が生まれ、士気の改善につながるでしょう。
従業員に覇気がなく、仕事の質が落ちていると感じた場合、対面やオンラインで面談し、問題について話し合いましょう。従業員側も解決策を見つけるためのアドバイスを求めていたり、家庭の事情などで休暇を必要としている可能性もあります。
仕事がつまらないと感じている従業員には、成長の機会として誰かのメンターになってもらうことで、経験の浅い他のチームメンバーを支援することにもつながるでしょう。相手の話をしっかり聴き、できる限りサポートする姿勢を部下に示すことが大切です。
2. パフォーマンスの高い従業員に裁量権を与える
能力の高いチームメンバーにタスクやプロジェクトの担当を割り当て、リーダーシップや問題解決に必要な発想力を発揮する機会を与えるのも、チームの士気を高める良い方法です。
この場合、仕事への指示やフィードバックは必要な場合のみにとどめ、進め方や結果報告などの全般をメンバーの裁量に委ねましょう。
進捗や成果はキチンと追って話し合い、良い点へのフィードバックや、起こり得る課題へのアドバイスを提供することも忘れてはいけません。主体性と責任感を持って仕事に取り組み、キャリアアップと自信につながる機会を与えられることで、士気の向上につながるでしょう。
3. 功績や優れた成果を社内表彰する
従業員の表彰を積極的に行うことも、職場の士気を高められる取り組みです。たとえば、チームメンバーが業績に大きく貢献した際に、社内のイントラネットやチーム宛てのメールを通じてお祝いのメッセージを送り、チームや組織全体に功績が伝わるようにしましょう。
表彰する従業員の努力を称え、チームに良い影響を与えたことに対し、感謝の気持ちを伝えることが大切です。
社内表彰の例としては、他のチームメンバーや同僚に対する支援、パフォーマンスの向上、影響力の大きいプロジェクトの統率などです。チームを観察して、このような出来事を日頃から積極的に探しておきましょう。チームメンバーに推薦してもらうのも良いかもしれません。
貢献度に基づいて、ギフト券や追加の有給休暇、報奨金など、企業の報酬および表彰のポリシーに従って報酬を与える方法も考えられるでしょう。仕事が高く評価されると、従業員のモチベーションが高まり、自分の存在と能力に自信が持てるようになります。
4. 就業環境に柔軟さを取り入れる
職場における柔軟性も従業員の士気を左右することがあります。雇用主は個々のワークスタイルや環境、職種によって、従業員の働き方が大きく異なることを理解しておきましょう。
柔軟な働き方が可能な職種がある企業では、決まった時間の出社に限定するのではなく、従業員がそれぞれのライフスタイルに合わせた働き方ができるよう選択肢を与えてみましょう。
たとえば、仕事で行き詰まったら、気分転換をしてからまた仕事に戻れるようにしたり、始業時間を遅めにするなどの選択肢をあらかじめ提示することで、規則を破る心配をせずに柔軟に働けるようになります。
柔軟な職場環境を提供することで、従業員を信頼していることが伝わり、各自の生活リズムも尊重できます。それにより仕事の満足度も生産性も高まり、誰もにメリットがあるWin-Winを実現できるでしょう。
5. チームビルディングのイベントを実施する
単にやるべきことを終わらせるだけが働くことではありません。チームビルディングなどのイベントで同僚と交流し、関係を深める機会を持つことで、仕事への意欲が高まる従業員もいるでしょう。
チームのために魅力的なアクティビティを計画して従業員同士の交流を促し、仕事から離れて楽しむ時間を設けましょう。仕事以外のアクティビティに一緒に取り組むことでチームワーク力が高まります。
また、同僚としてだけではなく、一個人として関わることで、仕事への士気も高まる可能性があります。実際、ハーバードビジネスレビュー誌(米国版)の調査によると、必要な時に休憩を取り、仕事と関係のない話題でメンバー同士が雑談していることが、成功するチームに共通する特徴だと分かっています。
こうしたアクティビティは、好きなテーマに沿って毎週話し合うWeb会議や、お互いの仕事の進め方を知るためのワークスタイル診断など、簡単なものでも構いません。年に一度、チームが集まってゲームをしたり、社外で交流を深める社員旅行のようなイベントでも良いでしょう。
早速、やる気低下への対策を始めよう
職場の士気の低下はビジネスに悪影響となりますが、対策次第で防止できます。
安全で協力的な雰囲気を作り、従業員に裁量権を与え、功績を称え、柔軟に働ける勤務形態を提供し、チームビルディングのイベントを企画しましょう。従業員の貢献意欲が高まる、健全でポジティブな職場にすることができるでしょう。
この記事は米国版 Indeed LEADから翻訳・編集しました。
翻訳・編集:Indeed Japan 編集部

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