採用リーダーを助ける「ピープルマネジメント」スキル

By Indeed (米国)

採用チームの優秀なリーダーになるのは簡単なことではありません。人材獲得競争は激化し、人事担当者は複数の採用やソーシングを同時かつ迅速に進めることを要求されています。

困難な状況の中、リーダーは採用チームに適切なアドバイスや結束力の強化を求められますが、2年以上にわたるコロナ禍の影響で米国の求人が増え続け、企業が対処に追われているような状況では、チームの期待に応えるのも難しいでしょう。

さらに、米国の多くの採用担当者は、新型コロナウイルスの感染が急拡大して以降、心身が極度に疲弊した状態が続くバーンアウトに陥っていると語ります。 

自社のビジョン実現に貢献できる優れた採用チームの育成しながら、リーダーとしてピープルマネジメントのスキルに磨きをかけるのは、簡単なことではありません。

そもそも、ピープルマネジメントとは何を意味するのでしょうか。

今回は、新米リーダーでも、経験豊富な管理職でも、メンバーの結束を深め、成功を支援できるようになるアドバイスを、Indeed の人事専門家に聞きました。 

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従業員のことを最優先に考える

個人ではできないことを協力してやり遂げるのが、パフォーマンスの高いチームの特徴です。そして、優れたリーダーは、従業員を第一に考える姿勢こそ、チームワークを高める鍵となることを認識しています。

Indeed のGlobal Talent AttractionとHR AnalyticsのVice PresidentであるScott Bonneauは、チームと個人の両面から目標達成の阻害要因を特定し、取り除く戦略を立てることが大切だと語ります。

Bonneauは「すべての問題は『人』にある」と考えており、人間だからこそ起きる課題を、人を基準にしたソリューションで解決に導くのがリーダーの役割だと語ります。

それでは、従業員のことを最優先に考えられるマネージャーになるには、何から着手すれば良いのでしょうか?

部下一人ひとりと向き合い、信頼関係を築く

従業員第一は言うはやすしですが、部下個々人を良く知るために十分な時間を割いているリーダーはほとんどいないのが実情です。信頼感やコミュニケーションの欠如は、チームの心理的安全性にも影響し、成功を阻害する最大の要因ともなり得ます。

真に効果的なリーダーシップには、共感力が必要です。チームメンバーの個人としての目標や課題を理解し、強みを活かせるようにサポートしましょう。 また、優れたリーダーは、チーム全体だけではなく、一人ひとりのチームメンバーとの関係を構築するのが得意な傾向があります。

チームメンバーとの関係性は対面かリモートかを問わず、互いに顔を合わせて築くことが望ましいでしょう。部下と1対1の面談を毎週実施し、状況確認を行えば、各メンバーについての理解が深まります。

一人ひとりの活躍を願い、リーダーとして時間をかけて支援したいという気持ち示せれば、あなたがチームを尊重し、信頼していることも自然と伝わるでしょう。また、助けを必要としていたり、話を聴いてほしいと考えている部下に、オープンに話し合える場所を提供することにもつながります。 

部下の状況を常に確認する

リーダーは、さまざまな事情により管理が難しい従業員にも対処しなければなりません。この場合も、信頼関係とオープンなコミュニケーションが大切ですが、戦略的に行うことでより効果的です。 

問題が起きそうだと感じた場合は、状況が手に負えなくなる前に、積極的に1対1で話し合う機会を設けましょう。面談では従業員の話をよく聴いて問題点を特定し、従業員のことを第一に考えて話を進めます。

相手を思いやる気持ちで質問を重ね、問題の真因を探ると良いかもしれません。直属の上司が実力を発揮するチャンスをくれない、職場の雰囲気が合わないなど、個人的な問題を抱えている可能性も考えらます。

思いやりのあるリーダーとして傾聴力を発揮し、解決策を提案するなどサポートすれば、思っていたよりも簡単に問題を解決できるかもしれません。

コミュニケーションを円滑にする「ソフトスキル」を磨く

自分自身とチームのスキル向上のためには、傾聴、コミュニケーション、エンパシーなどのソフトスキルを重視しましょう。 

「頭脳明晰なメンバーばかりのチームを作るのは簡単です。しかし、高いエモーショナルインテリジェンスを身に付けたメンバーばかりのチームはどうでしょうか」とBonneauは言います。

リーダーシップには多大な労力が必要ですが、楽しみを忘れず、成功を祝うことも大切です。祝うべき成果に対しては、チームメンバー全員の貢献を称えましょう。成功を収めたプロジェクトに注いだ時間と労力は必ず認められると示すことは、優れたリーダーシップに欠かせません。

リーダーの優劣は、周りでサポートしてくれる部下に左右されるため、ぜひソフトスキルを磨き、部下の頑張りや貢献を認めて評価しましょう。仕事を認めることで前向きな職場環境が育まれ、チーム全体のやる気も高まるでしょう。

リーダー自身も謙虚な姿勢を保つ

失敗した時に、苛立ちや気まずさ、恥ずかしさを感じることは珍しくありませんが、マネージャーとしては、そうした感情は適切に処理することが大切です。

他者の指摘を受け入れ、起きたことを正確に見直して自分の思考のギャップを認識し、改善点を判断しましょう。リーダーが「失敗は成長の機会」と捉えれば、チームに結果を恐れずに新しい試みに挑戦し、意義を持って失敗できます。

誰にでも失敗はありますが、リーダーが自分の失敗の責任を取らなければ、チームの士気にも影響します。誠実な謝罪は、チームのリーダーに対する印象を大きく改善することもあるため、間違いは認めると良いでしょう。失敗をどう修正するつもりかを説明し、問題の責任を取ることが大切です。 

また、チームメンバーにも同じ寛容さをもって接しましょう。失敗に対してオープンな対話を維持し、継続的な成長を促す文化を育めば、全員が完璧な人や考え方など存在しないと理解し、学び続けることができるでしょう。

整合性をもってチームを率いる

影響力のあるリーダーは、物事の正否に明確な信念を持ちつつも、他者への共感を忘れません。整合性や自身の価値観をもってチームを牽引します。そういったリーダーの行いを信頼している部下は、よくリーダーに従います。問題が起きたときも、リーダーに頼れると感じているからです。

また、有能なリーダーほど、熱意と意欲を持ってチームを新たな高みへと駆り立てます。失敗をしても時間をかけてチームに説明し、成功は共有し、自分の部下を称賛することを常に忘れません。

良いリーダーになるには時間がかかりますが、自分の発言を行動に移す努力を惜しまなければ、チームを思いやるリーダーシップは自分自身、そしてチーム全体を成長させてくれるでしょう。 

人を大切にするリーダーのもとで、チームは活躍する

怖い上司が良いリーダーだという考え方は時代遅れであり、チームを効果的にリードするには、マネジメントスキルを磨くことが大切です。良いリーダーは有言実行で、誠実さと思いやりをもってチームに良い影響を与えます。

また、どのような関係構築もそうであるように、コミュニケーションはチームの結束の鍵となります。従業員が苦労していれば、1対1の対話の場をもつことで、適切な支援がわかるかもしれません。

コロナ禍の影響を受けた過去2年間でも示されたとおり、困難な状況も、共感力をもって対応すれば、強固な信頼と継続的な成長の基盤を築くきっかけとなります。

リーダーシップは簡単ではありませんが、従業員第一の姿勢を持つことを第一歩に、上記のアドバイスを実践していけば、マネジメントスキルをさらに高められるでしょう。

この記事は米国版 Indeed LEADから翻訳・編集しました。

翻訳・編集:Indeed Japan 編集部

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