Indeed FutureWorks 2025:ニュージーランド元首相がリーダーシップについて語る

By Indeed

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Ardern氏は、不確実な時代に事業主がより強く、より回復力のあるチームを構築するために、謙虚さ、共感、協調性がどのように役立つかを共有します。

キーポイント 

  • 自分を疑う人を信じてください。その謙虚さが、強く協力的なチームを作り、専門家の意見を求める原動力になります。
  • 人々はリーダーがすべての答えを持っていることを期待していません。求められるのは、正直さ、透明性、そして明確な計画です。
  • 共感はリーダーシップにおける強みであり、弱点ではありません。それは、あなたにしっかりとした価値観と、それを貫く決意があるということです。

Jacinda Ardern氏の政治キャリアは、数々の「初めて」の出来事によって特徴づけられています。 

2017年、37歳でニュージーランドの首相に就任したArdern氏は、世界最年少の女性国家元首となりました。翌年6月、彼女は在任中に出産した同国初の首相となり、6週間の産休を取得するという世界的な前例を作りました。その後、Ardern氏は、乳児を国連総会に同伴した初の世界的なリーダーとして再び注目を集め、包括的なリーダーシップの新たなモデルが実現可能であることを世界に示しました。

そのキャリアを通して、Ardern氏は政治家としてだけでなく、現在はより共感力のある政治リーダーの育成に焦点を当てたグローバル・フェローシップ・プログラム「Field」の創設者として、権力がどのようなものかという期待を覆してきました。

「以前はリーダーシップの弱点と考えられていたことが、実は強みだとわかりました」と、Indeed FutureWorks 2025でArdern氏は語りました。

Indeed の執行およびクライアントサクセス担当シニアバイスプレジデントであるLisa Ramirezとの対談で、Ardern氏は政界入りに消極的だった自身の経緯、インポスター症候群との葛藤、それらの疑念が自分をより良いリーダーへと成長させてくれた理由について語りました。不確実な状況でのリーダーシップの取り方や、すべてのリーダーに「支えてくれるコミュニティ(村)」が必要な理由について、事業主にアドバイスを提供しました。

会話の抜粋(編集および要約されています)

Ramirez:立候補するよう誘われたそうですが、それは誰かがあなたの可能性を見出したということです。誰も一人では成功できないこと、そして単に目の前に来る人材に頼るのではなく、自分から人材を探し出す必要があることを再認識させられます。その瞬間は、あなたにとってどのような意味がありましたか?

Ardern氏:政界入りをためらっていた理由の一つは、必要な性格的特徴が自分にはないと思っていたからです。私はかなり傷つきやすい性格でした。政治の世界の激しい議論や駆け引きに自分は耐えられないと思っていましたし、その職務を果たすには、自分には難しい専門知識や幅広い教養が求められると感じていました。しかし、政治家として他の人たちと協力する中で、私にも何か提供できるものがあると評価されました。彼らに立候補を依頼されたとき、「絶対にしません」と答えました。最終的に「はい」と答えるまで、何度も頼まれました。

この経験から私が伝えたいメッセージは、「尋ねること」です。慎重な人たちを探し出せば、彼らは謙虚さを持って仕事に臨みます。自分のスキルに自信がないため、専門知識やアドバイスを求める傾向があります。そのようなリーダーシップがもう少し増えてもよいのではないでしょうか。

在任中の最も象徴的なイメージの一つは、娘のNeveさんを連れて国連にいる姿でした。その写真では、国と世界情勢に深く関心を持ちつつ、家庭の役割も果たしている姿が見えました。そうした経験は、あなたをどのように良いリーダーにしたと思いますか?

Neveを連れていたのは、母乳で育てている最中だったからです。このような公の場に出るつもりはありませんでした。赤ちゃんがあまりにもかわいいので、つい、いつものように変顔をしていたところでした。完全に二重あごになっている状態です。そして、その時カメラのシャッターが切られ始めました。 

あの写真について尋ねられるとき、私が心配するのは、それがどういうわけか、「すべてをこなす」女性の象徴となってしまうことです。国を率いることと母親であることを両立できるという証明のようにみなされてしまいます。答えは「はい、女性はすべてをこなせますが、一人でこなす必要はない」です。

私は三重あごでそこに写っていますが、すぐ隣には夫がいて、彼がいなければ私はそこにいられなかったでしょう。反対側には私の外交政策顧問がいます。私がアメリカ大統領とのレセプションに出席できるよう、前夜にNeveのベビーシッターをしてくれた人です。私には支えてくれるコミュニティである「村」がありました。だからこそ、政府としても家族のための「村」を作り、女性たちにより多くの選択肢を与えられるような支援を再現する責任があると感じていました。

あなたは2017年から2023年まで首相を務めました。この期間は国を導く上でとても大変な時期だったことは、誰もが認めるところだと思います。世界はまだ不確実です。その時に学んだ教訓についてお聞かせください。

ニュージーランドは特に厳しい状況でした。2019年に国内でテロ攻撃が発生しましたし、その年の終わりには火山の噴火で、20人以上の方が亡くなりました。そして、もちろん新型コロナウイルス感染症です。リーダーとして人々の信頼を得るには、常に完璧な知識を示さなければならないと思い込まされています。私にとって重要な教訓の1つは、危機や大きな混乱の際に、リーダーが示す必要があるのは、それではないということです。 

COVID-19は、リーダーがすべてを知っているわけではないことが明確になった経験でした。それは、私たちが仕えるコミュニティの前に立ち、「私たちは手探りで進んでいますが、分かったことはその都度、共有することをお約束します」と伝える瞬間でした。すべてを知る必要はありませんが、計画は必要です。 

AIに関して言えば、人々が最も恐れているのは何でしょうか。雇用の喪失です。最終的な結果は予測できませんが、その段階を通して人々をサポートするための計画を立てることはできます。 

あなたは共感力のあるリーダーとして広く評価されています。同時に決断力があり、多くの成果を上げています。共感力と決断力のバランスをどのように取っていますか?

私が本当に覆したい考えの一つは、共感的であることがためらいや優柔不断につながるという思い込みです。その起源はよくわかりませんが、私の経験ではまったく逆です。思いやりのあるアプローチと特定の価値観で人に尽くしたいという想いに突き動かされているなら、何をすべきか、どうやって目標を達成するかを明確に見据える必要があります。 

2つ目のポイントは、私は人生を通じてインポスター症候群に悩まされてきたということです。このことは隠さずにお話ししています。私は「苦しむ」という言葉を、まるで身体的な病気であるかのように使っていますが、それは弱みとして認識されています。しかし、それを補うためにリサーチを行います。問題の専門家になるよう努め、意思決定をサポートしてくれるアドバイザーを招き入れます。そのようなプロセスを経た後、誰かに「首相、決定はA、B、Cのどれですか」と聞かれた時、その問題を深く掘り下げるのに多くの時間を費やしているため、自分がどこに向かっているのかを正確に把握できます。 

リーダーとしてのあなたのトレードマークの1つは楽観主義です。「揺るぎないポジティブさ」と呼ぶ人もいます。今日の世界の不確実性にも関わらず、あなたに未来への希望を抱かせるものは何ですか?

教育機関で数年間、若い方々と一緒に過ごす機会に恵まれました。私たちは歴史上、本当に困難で緊迫した時期にいます。しかし、このような状況は過去にも経験してきました。今は特に深刻に感じられます。しかし、私が関わった若者たちは無関心ではありませんでした。彼らは世界で起きていることを見て「まあ、自分の部屋にこもって、嵐が過ぎ去るのを待とう」とは思っていないのです。この厳しい状況の中でも、外に出て行動しています。彼らは民間セクターに起業家的なアイデアを持ち込んだり、地域社会で変化を促す活動を行い、問題解決に取り組んでいます。しかも、多くの場合、どんな規制環境であろうと、あるいは政治や地域のリーダーシップにどれだけ落胆していようと、関係なく行われています。状況は変えられるという希望を抱き続けている人たちがいます。ですから、私が楽観的なのは、まだそのような期待が存在するのを目にしているからです。物事はより良くなるはずだという期待です。

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