Indeed FutureWorks 2025:労働市場の実態をデータから読み解く

By Indeed

労働市場は不透明に見えるかもしれませんが、データは明確です。採用のペースが鈍化し、労働力不足が迫る中でも、リアルタイムのインサイトを活用する採用企業は迅速に適応し、競争力を維持できます。

キーポイント 

  • 景気後退への懸念がある中、労働市場は崩壊ではなく、停滞しています。
  • AI関連の求人はまだ数が少なく、依然としてごく一部の採用企業からしか出ていません。
  • 労働力不足が目前に迫っています。採用企業は従来の「採用戦略」を見直し、AIを活用して従業員の能力を高めることが重要です。

採用企業や求職者は、今日の労働市場について尽きることのない疑問を抱えています。「今は景気後退期に入っているのか?」「労働力不足は起きるのか?」「AIは仕事にどんな影響を与えるのか?」

こうした疑問にIndeed のチーフエコノミストであるSvenja Gudellが答えました。 

Gudellは、Indeed が保有する膨大な求人情報と年間数十億件に上る求人検索データを分析することで、今日の混沌の向こう側を見通すことができます。採用市場の現在の状況だけでなく、今後の動向まで把握しています。 

朗報として、「まだ景気後退には陥っていません」と、Gudellは Indeed FutureWorks 2025カンファレンスで述べました。しかし、警戒すべき兆候も数多く見られると指摘します。Gudellは Indeed のデータに基づき、今日の労働市場における最も差し迫った質問に答え、採用企業がどのように対応すべきかのヒントを提供しました。

PULLQUOTE: 「まだ景気後退には陥っていませんが、警告サインは見られます」— Indeed チーフエコノミスト Svenja Gudell

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景気後退に入っているのか? 

  • まだ景気後退には至っていません。労働市場はかなり冷え込んでいますが、現在の失業率は4.3%で、解雇も低水準にとどまっています。「これは良いニュースです」とGudellは述べました。
  • しかし、懸念すべき兆候も見られます。インフレが賃金上昇を上回り始め、採用率は2013年頃の水準で停滞しています。また、求人数と失業者数の比率は2:1から1:1へと着実に減少し、求職者の選択肢を大幅に制限しています。 
  • その結果、求職者が新しい仕事を見つけるまでに要する時間は、2年前よりも平均で4週間長くなっているとGudellは述べています。
  • また、離職率が低下していることもその一因です。人々がより長く同じ仕事を続ける傾向にあるため、健全な市場で見られる人材の流動性が減少しています。
  • 景気後退とまでは言えないものの、「私たちはこれを凍結した労働市場と呼んでいます」とGudellは言います。

失業率は歴史的な低水準を維持しています。米国のデータ、2019年1月〜2025年7月の労働力人口に占める失業率。出典:米国労働統計局 

労働力不足は目前に迫っているのか?

  • 結論から言えば、答えはイエスです。「人材不足は近い将来に必ず起こります」とGudellは言います。 
  • ベビーブーマー世代が退職を迎える一方、若い世代の人口は少なくなっています。そのため、上の世代の労働参加率に匹敵することはできないと指摘しました。Gudellは、早ければ2027年にも労働市場に具体的な影響が現れると予測しています。
  • 「これは非常に大きな問題になるでしょう」とGudellは述べています。 

AIがギャップを埋められるか?

  • 簡単ではありません。AI関連の求人は、Indeed 全体の求人の3%未満にとどまっています。これは昨年よりは増えていますが、職務におけるAIの本格的な導入はまだ初期段階です。
  • Indeed のデータによると、採用企業の95%はAI関連の求人を全く掲載していません。実際、わずか1%の企業がAI関連の求人の90%を投稿しています。
  • だからといって、AIが採用活動にまったく影響を与えていないわけではありません。Indeed Hiring Labは最近、AIの影響を評価するため、約3,000のスキルを分析しました。その結果、AIによって完全に置き換えられる仕事はまだ存在しないものの、「AIから何も影響を受けない仕事も存在しない」ことがわかりました。
  • 特にテック業界については、初級職よりも上級職を募集する傾向が Indeed で見られるようになっています。「AIが基本的なコーディングなどの定型業務を代替するようになり、経験の浅い人材の採用は以前ほど重要視されなくなっています」とGudellは述べます。 

AIへの言及は増加していますが、2022年のピーク時よりも低い水準にとどまっています。データは2019年1月〜2025年6月の米国内のすべての求人に占めるAI関連求人の割合を示しています。出典:Indeed 

これから企業が取るべき行動 

Gudellは、採用企業がこの不確実で激動の市場に適応するためのアドバイスをいくつか挙げています。

  • Indeed Hiring Labのデータを活用してみてください。人材獲得のリーダーがリアルタイムの労働市場トレンドに基づいて、採用活動のベンチマークを設定し、予測や採用の最適化を行うのに役立ちます。
  • 柔軟性が勝利をもたらします。「採用戦略」を見直し、市場とともに進化する準備をしてください。
  • AIを機会の増幅装置として利用します。AIを効果的に使いこなし、管理できるチームの構築に注力します。従業員を置き換えるのではなく、その能力や生産性を増強するためにAIを使います。 

Indeed は、この情報を参考目的で本サイトのユーザーに提供しています。Indeed は、貴社の採用担当者や法務アドバイザーではなく、求人内容について責任を負うものではありません。また、本サイトに掲載されている情報は、成果を保証するものではありません。

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