Indeed は、「Inclusion & belonging(インクルージョン・アンド・ビロンギング) 」をコアバリューのひとつに掲げ、プロダクトのアクセシビリティの向上に努めているほか、仕事探しや職場においてLGBTQ+の方々を取り巻く環境や課題を理解しようとする雑誌「BE」を発行するなど、すべての人々が自分らしく働ける社会の実現に向けて、さまざまな取り組みを行っています。
その一貫として、10月下旬に千葉大学教育学部附属小学校にて、Indeed のDI&B(ダイバーシティ・アンド・ビロンギング)チームの佐藤祐子とアリソン・ガイの社員2名が、無意識の偏見や思い込みを意味する「アンコンシャスバイアス」をテーマに、出張授業を行いました。
今回は、その様子をレポートします。
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授業を受けたのは3年2組の生徒35名。授業では、DI&Bチームが用意したスライドを見ながら、アンコンシャスバイアスが、なぜ社会を生きにくい場所にしてしまうのかや、自分がしないためにどうすれば良いのかなどを考えました。
まず、佐藤が医者や保育士など、さまざまな仕事に関するスライドを映し、「女性の仕事」や「男性の仕事」といったアンコンシャスバイアスが存在する事を伝えると、
「お医者さんには、女性も男性もいるよ」
「お父さんが働く消防署の隊員にも、女性がいるって言ってた!」
など活発に声が上がり、「これは男性の仕事、女性の仕事って、決めつけるのはおかしいよね」という佐藤の言葉に、生徒たちは頷いて同意してくれました。
身近にあるアンコンシャスバイアスとして、「『女の子だからかわいくしなきゃ』とか、『男の子なのに泣かないの』とか言われたことはない?」と聞かれると、「あるある」という声も。
佐藤は、そうした言葉はその人の思い込みから意識せずに発せられており、それがアンコンシャスバイアスなのだと説明しました。
続いて、アンコンシャスバイアスが社会に与える影響について、現在の日本における小学校の校長先生の男女比を例に挙げ、説明しました。10人のうち9人が男性で、女性は1人しかいないことを知ると、生徒たちからは驚きの声が。
「これまで多くの人の中にあった『校長先生は男性』というアンコンシャスバイアスが、こうした状況をつくるひとつの原因になっている」と、佐藤。
「同じように『この人にはできる』『この人にはできない』などのバイアス(偏見)があると、多くの仕事で、やりたいことを諦める人が出てしまうかもしれないね」という言葉に、教室内からは「そんなのやだ!」という声が上がりました。
「じゃあ、自分たちが決めつけないために何ができるのか、考えてみて!」
という問いに、生徒からは「常に意識する」「一人一人が気を付ける」などの意見が挙がりました。佐藤はそれぞれの考えに頷き、3つの「できること」を提示します。
- みんな「決めつけ」してしまうことに気がつく
- 「決めつけ」をしないように気を付ける
- 「決めつけ」をしている人をせめない、おこらない
自分が気を付けるだけではなく、「決めつけ」をしている人を責めない姿勢の大切さも強調しました。
「ありのままの自分」でいられる職場をイメージ
アンコンシャスバイアスについて学んだら、最後は、自分が「ありのままでいられる職場」をイメージする時間です。生徒たちは、学んだことを思い出しながら、色鉛筆を持って真剣に机に向かいました。
佐藤が「Indeed のオフィスには仕事の合間にゲームができる部屋もあるんだよ!」と話すと、生徒たちは大興奮。この事も、「職場とはこういうもの」というバイアスを取り払うヒントになったかもしれません。
発表時間には、「性別関係なく、みんなで一緒に野球ができる職場」や、「動物に囲まれながら、いろんな人と一緒に働ける職場」など、大人の目にも楽しそうな、たくさんのアイデアが紹介されました。

最後のまとめの時間では、「自分にアンコンシャスバイアスがあると誰かを傷つけてしまうから、普段から気をつけようと思った」や、「仕事は難しいイメージだったけど、Indeed さんの話を聞いて仕事も楽しくできるんだなと思った」など嬉しい感想が聞かれ、授業は終了しました。
発言と行動のギャップが埋まるきっかけに
クラス担任の岡野有為先生は、今回の授業が「子どもたちの発言と行動とのギャップを埋めるきっかけになるのでは」と、期待を口にしてくれました。
「子どもたちは、これまでも『総合的な学習の時間』で多様性について学んできました。ですので、今よりも強く男性、女性で仕事が分かれていた時代のことを話すと、『信じられない!』と発言するなど、偏見を持つべきではないと頭ではわかっていたんです。
しかし、日々の生活では、クラスメートに対して『男なのに女の子のアニメ見てる!』と言ってしまうなど、授業で発言することと実際の行動にギャップがあると感じていました。
今日の授業で、アンコンシャスバイアスについて『自分ならどうするか』という視点で考えたことで、ギャップが埋まる方向へ近づけたと思います」
授業を終えて佐藤は、「小学3年生でも、すでに多様性や包括性の大切さを知っていて、それが前提の世代が育っていることを実感しました。企業側もますます、そうした教育を受けた子どもたちを受け入れられるよう、変わっていく必要がありますね」と感想を述べました。
国際化が進むなか、国籍や性別、宗教など、多様性を認め合える社会を実現するため、教育現場でも「ダイバーシティ教育」が重視されています。今回のIndeed の授業も、「もっと『ダイバーシティ』について知りたい」という、生徒たちの自発的な声から実現したそうです。
次の世代から選ばれる企業になるには、多様性を受け入れ、インクルージョンに積極的に取り組む姿勢が不可欠になってくるのかもしれません。
PHOTO: 長谷川康太郎

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