応募者数が少ない原因は?
Indeedはインターネット上のさまざまな求人情報を収集し、フリーワード検索で仕事探しができる「求人検索エンジン」です。求人情報を掲載してもなかなか応募がない理由として、そもそも求職者の検索にヒットしていない可能性があります。
求人票作成の基本的な考え方
採用を実施する際には、より効果的に、自社が求める人材を集め、採用までつなげることが重要です。そのカギを握るのが、求職者に魅力を感じてもらえる効果的な求人票です。
まずは欲しい人材像を明確にし、求職者から見て、自社の魅力がどこにあるかを考えましょう。「求める人材像」と「自社の魅力」がはっきりしたら、それらをもとに具体的な求人票をつくっていきます。しかし、ここで企業が求職者が検索しそうなキーワードを盛り込んでいなかったり、求職者が見つけやすい工夫をしていなかったりすると、応募者が思っていたほど増えない……という状況になりやすい傾向があります。
応募者が集まらない求人票には次のような特徴があります。
◆適切な職種名が記載されていない
求職者が仕事を探す際、インターネットで職種名や会社名などの「キーワード」と、都道府県、市区町村、駅名などの勤務地を入力して求人検索をスタートします。
そこでポイントとなるのは職種名で確実に求人検索にヒットする書き方にしておくことです。特殊な社内用語で募集をかけていては、求職者の目に留まりにくくなってしまいます。たとえば、老人ホームの介護職を社内では「ふれあいスタッフ」と呼ぶとしましょう。求人をかける際に、「ふれあいスタッフ」を採用するのは事実ですが、求職者がその呼び方で検索する確率はほとんどありません。そのため、「老人ホームの介護職」などの一般的表現で書くことが必要です。
また、「コーディネーター」「事務スタッフ」などのように幅広く使われる呼び名は、他の沢山の情報に埋もれてしまう可能性が高くなります。次の表のように具体的な仕事内容がイメージできる記載をすることで求職者の目にとまりやすくなります。
Indeedでは、このようなことを防ぐために、求人票を作成する際に、職種名が不明確であったり仕事内容で記載すべきワードが含まれたりする場合、注意メッセージが表示されます。適切な書き方に修正しましょう。
◆求人票作成に検索されているキーワードが入っていない
求人票を作成する時は、企業側が伝えたいことだけを一方的に発信するのではなく、求職者視点で情報発信をすることがポイントです。求職者が検索しているキーワードが入っていないと、求職者の目に留まりにくくなってしまいます。
よく使われているキーワードを探す方法として、求職者がキーワードを入力した時に表示される「サジェストワード」をチェックすることがあげられます。たとえば、求職者がIndeedの検索画面で「飲食店」と入力すると、一緒に使用されるキーワードの候補が複数表示され、求職者が使いそうなキーワードを知ることができます。
また、求職者は職種名と同時に、「リモートワークOK」「土日祝休み」という、など、求職者が譲れないキーワードを使い求人を探す傾向があります。検索で入力するキーワードは求職者の「働き方のニーズ」そのものを表す関心が高いワードです。よく検索されているキーワードを求人票に入れておけば、より多くの求職者に検索される可能性があります。
◆タグを活用していない
ほかにも、Indeedには自社の求人情報のうち、注目すべき項目をピックアップして表示する「タグ」という機能があります。「タグ」で設定した内容は、社名、会社所在地の下に囲みで表示されるので、求人票の中でも目立つ情報になります。求職者はこのタグから自分に合う企業を探すこともありますので、タグを活用することで求める人材との接点を持てる可能性が高くなります。
「求人の職務詳細」画面で最大3個まで設定することができるので、社内で取り組んでいることや魅力的なポイントをアピールしましょう。また「完全在宅」「時差出勤」「リモート面接OK」など、新型コロナウイルス感染症に関連したタグも選択できるので、コロナ禍でどのような対策を講じているか関心を持つ求職者のニーズにしっかりと応えることで印象が違ってきます。
Indeedは効果的な求人票への対応が簡単
Indeedはセルフ投稿型です。採用広告の営業担当者などに連絡することなく掲載している求人票をいつでも修正することができます。応募状況を見て、表示回数やクリック数が伸び悩んでいる場合、キーワードやタグを追加するようにしましょう。
また、応募があっても、求める人材と応募者にギャップがあった場合は、仕事内容や求める人材に書かれた内容を見直しましょう。スピーディーに募集内容を変更することで効果的な採用活動が可能となります。
Indeedのアプリ版にある「発見」機能には、「これからの働き方を探してみよう」という見出しで新型コロナウイルス感染症に関連する急上昇中のキーワードや、「人気の特徴・こだわりから探そう!」には、求職者のニーズを反映したキーワードが並んでいます。こちらを参考に、今まで未使用のキーワードを選ぶこともおすすめです。
有料化でさらに効果がアップ
ここまで、採用活動をより効果的に行うための考え方について紹介してきましたが、Indeedを利用する上で、さらに効果を上げたい場合には「スポンサー求人」という有料サービスがあります。無料*利用も有料利用も、求人情報を掲載できることは同じですが、スポンサー求人を利用することで、自社の求人情報がより求職者の目に留まりやすくなることが期待できます。
◆スポンサー求人のメリット
スポンサー求人を利用すると、掲載期間中は求人情報が求職者の検索結果画面に表示されやすくなります。自社の求人情報がより多くの求職者から見てもらえる可能性が高まり、より多くの応募につながることが期待できます。
またスポンサー求人を利用すると「注目の企業」という、ロゴマークや会社紹介、求人内容を掲載した広告が検索結果に表示されます。検索結果画面の1ページに表示できる「注目の企業」は1社のみなので、他社と差別化し企業ブランドをアピールできます。
さらに、有料化することで、職種とエリアごとに求職者数やIndeed内で使われている検索キーワード、人気企業などを確認することができる「採用市場レポート」という機能を使えるようになります。それらを活用することで、自社で募集している職種に興味を持っている求職者が検索しているキーワードを分析し、効果的に求職票に盛り込むことが可能になります。
◆料金の仕組み
気になる料金ですが、Indeedの有料オプションであるスポンサー求人にかかる料金は、「クリック課金型」といわれる方式で、掲載された求人情報がクリックされてはじめて料金が発生する仕組みとなっています。クリック単価は入札形式で決まるため、求職者からの需要や他社の入札状況によって単価は変動します。1クリック当たりの料金であるクリック単価を高く設定することで、求人情報が検索結果画面のより目立つ位置に表示され、検索結果に表示されやすくなります。
1日に利用できる予算を設定することもでき、上限予算を上げることで、掲載している求人情報のクリックできる回数を増やせます。 また、予算を途中で調整できるので、クリック回数や応募数などの反応を確認しながら、無理なく採用活動を行えます。
◆スポンサー求人利用事例
実際に、広告に掲載する文面やキーワードの見直しでクリック率と応募率がアップした成功事例をご紹介します。
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A社:外食産業
課題:外食業界全体の人手不足が深刻化する中、店舗数を増やすために正社員の採用が急務だった。大手の転職媒体を通して募集をかけたが応募数はほぼゼロ。続いて人材紹介会社に依頼したところ、応募もあり採用につながったが採用単価が高いことがネックとなっていた。
対策:Indeedの「スポンサー求人」を利用し、クリック率と応募率を見ながらクリックしてもらえるように、採用トレンドをキーワードに入れクリック率をアップ。さらに応募につながるように自社の強みを文面に盛り込み応募率をアップさせる。
結果:3ヶ月経ったころから応募がどんどん集まるようになり、面接を重ねることで求める人材がなにを望んでいるかがわかり、それをさらに広告の文言に反映した結果、望む人材の採用に成功。開始1年で、採用人数は増えたのにもかかわらず、1人当たりの採用単価は約60%削減。
※参考
https://jp.indeed.com/求人広告/ケーススタディ/イコン株式会社?hl=ja&co=JP
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まとめ
採用活動の成果を左右するのが求人票の書き方です。求人票は仕事内容や労働条件など必要情報が記載されているだけではありません。求職者が企業について知ることができる重要な情報源です。求人票には同じ職種名の募集ひとつとっても、最低限の必要情報を記載しただけのものから、企業や採用担当者の思いを強く感じるものまでさまざまなタイプがあることがわかります。
求職者は自分の人生にかかわる職場選びをとても真剣に行っています。採用活動をする際は、紹介しましたIndeedの便利な機能を活用し、熱意を持った求職者に応えるべく、求人票の情報を作成し、更新していきましょう。確実に成果を得られる人材採用につながるはずです。
*利用規約・弊社が定める掲載基準・及び使用制限が適用されます。
https://jp.indeed.com/legal?hl=ja#tos