採用活動に必要な視点
まず、採用活動に必要な視点について改めて見ていきましょう。求職者が求めること、そして自身が所属する企業から求められること、両方の視点から確認をすることが重要です。
◆求職者視点での情報発信
インターネットを使い仕事探しをする求職者が大多数となるなか、企業側が伝えたいことだけを一方的に発信するだけでは、思うような成果は期待できません。求職者の視点に立って、求めている情報を的確に発信することが「選ばれる企業」となるためには必要です。
求職者の視点に立った情報発信とはどのようなものか、求人票を例に確認していきましょう。
・求職者が検索するキーワード
仕事内容や労働条件などを掲載する求人票ですが、求職者が何に関心を持ち、どのようなキーワードで検索しているかを意識せずに作成してしまうと、求職者の検索キーワードにマッチせず、自社の求人票を見てもらえないという状況になってしまいます。
・職種名は求職者にわかりやすい一般的な名称に
求職者は検索結果に出てきた複数の情報から、興味を持った求人情報をクリックして内容を検討します。一番目立つ位置に表示される「職種名」と、企業名、所在地の下に囲みで表示されるタグを効果的に使うことで、求職者の目をひく情報になります。例えば、以下の「飲食店スタッフ」と検索して出てきた画面をご覧ください。
また、職種名は「飲食店スタッフ」だけではなく以下の画面のように、「オープニングレストランの立ち上げ店長」など、具体的な仕事がわかるように記載します。自社独自の呼び方ではなく、一般的な表現で書くことが大切です。
・仕事内容は具体的に、求職者がイメージしやすいように
企業が募集しているポジションや業務内容について、求職者がイメージできるよう、できるだけ具体的に求人票に記載しましょう。書かれている内容が曖昧だと、応募者と求める人材のミスマッチが発生するおそれがあります。
ほかに、未経験者でもよいのか、経験者に求める資格やスキルがあるのかといったことも、求職者が見ているところです。
・求職者が関心を持つトレンドも意識する
コロナ禍で働く環境が大きく変化したように、働き方のトレンドや価値観は常に変化しています。2020年には、新型コロナウイルス感染症の拡大をうけ「リモートワーク」や「在宅OK」というキーワードの検索が急上昇しました。
求職者の働き方に変化が見られた時は、採用担当者は自社の取り組みや方針をいち早く求人票に追記することで、変化に臨機応変に対応できる企業であることをアピールできます。
最近は「リモート面接OK」や「面接時マスク着用」のように、企業がどのようなコロナ対策を実施しているかについて求職者も関心があります。求職者が興味を持っている内容を、タグなどを使ってしっかり求職者に伝え他社と差別化をはかりましょう。
さらに、求職者は求人票の文体や言葉づかいから、企業の雰囲気を敏感に感じとろうとしています。「事務的で冷たい」「親しみやすく丁寧」など、採用担当者の振る舞いやちょっとした言葉が求職者に与える影響が大きいことを覚えておきましょう。
◆自社の現状把握
採用活動に必要な視点のひとつに「自社の現状把握」が挙げられます。自社の強みや特徴は他社比較をしたり、従業員にインタビューをするなかで見えてきたり、応募者と面接をするなかで気づくこともあります。ここでの気づきは、求人票の「アピールポイント」に記載する情報として活用できます。
企業経営におけるHR領域
企業経営においてHR領域の重要性は高まっています。
◆HR担当者の業務
HR担当者の役割は、人材の採用、育成、配置を通して、企業を活性化することだと言えます。採用活動や人材育成などを通して、企業を活性化することは、企業の価値創出や経営などに深く結びつく重要な仕事です。具体的に次のような業務内容が挙げられます。
- 人員計画を立て募集活動をする「採用」業務
- 教育計画を立て、教育訓練を行う「教育」関連業務
- 人材の配置・異動や人事考課を行う「人事」関連業務
- 従業員の業務や働く環境の整備といった「労務」関連業務
HRの領域が拡大することで、業務内容も増えていきます。「採用」業務ひとつとっても、その対応内容はこまかい配慮が必要で、次のようなスキルが求められています。
①コミュニケーション力
「採用」業務において、求人情報を作成する時に、求める人材を明確にする必要があります。そのため採用担当者は関係部署のニーズを聞き出し、必要事項を確認した上で求人票に記入することが大事です。求める人材のスキルや経験が詳細になればなるほど、応募者と求める人材の乖離がなくなるので、効果的な採用活動を進めることができます。
また、応募者とのやりとりなど、コミュニケーションスキルを求められる場面は多々あります。採用担当者の印象も応募者にとって大切です。
②社内調整力
応募者と面接をするフェーズで、関係部署の人に同席してもらう場合は、関係者の日程調整が必要になります。選考スピードを上げるためには、面接合格者とやりとりしたその日のうちに「次の面接日」の調整をスタートさせるくらいの迅速さが求められます。求職者は複数社の採用試験を同時進行で行っているので、先に他社から内定が出ると選考を辞退してしまいます。エントリーから内定までのリードタイムを短くすることで選考辞退防止につながります。応募者にすぐに対応するためにも、社内調整力が大切です。
③ウェブマーケティングの知識
Indeedのような「求人検索エンジン」はインターネット広告に似た特性を持っているので、採用担当者にウェブマーケティングの基礎知識があった方が比較的早い段階からスムーズに運用可能です。しかしながら、わかりやすい文章の書き方や、話題のキーワードを調べて文章を作る作業は、採用活動を行うなかでトライアンドエラーを繰り返し身につける必要があります。
このような採用関連業務を行いつつ、教育や人事、労務なども対応しなくてはならないとなると、リソースの確保が難しい場合や、効率的に業務を進められるところはないかと考えることもあるでしょう。Indeedの有料オプションを使った採用活動なら、業務の効率化とともに、より自社に合った人材採用が期待できるようになります。
有料オプションなら、費用だけでなくリソースの削減もできるIndeed
ここまでご覧いただいたように、企業の採用担当者を取り巻く環境は年々変化し、求められている業務内容も増加しています。Indeedなら、「スポンサー求人」という有料オプションを利用することで、採用担当者の業務の更なるサポートが可能です。的確に活用することで、業務量の削減につながり、よりコアな業務へ注力可能になることが期待できます。
◆スポンサー求人
Indeedには「スポンサー求人」と呼ばれる有料オプションがあります。有料の「スポンサー求人」を利用する最大のメリットは、求人情報がIndeedの検索結果に表示されやすくなることです。
求職者がIndeedで求人情報を探す際、キーワードと勤務地を入力し、表示される検索結果から気になる情報をチェックしていきます。その検索結果画面に表示されやすくなることで、より多くの応募につながる可能性が高まります。
料金が発生するのは「スポンサー求人」として掲載された求人情報を求職者がクリックした場合に限ります。つまり、有料オプションを選択しても、求職者がクリックしなければ料金は一切発生しません。「何回もクリックされたら、結構な金額になってしまう」と心配されるかもしれませんが、あらかじめ上限金額を設定できるので、予算オーバーとなる心配はありません。
◆採用市場レポート
有料オプションで使える「採用市場レポート」は、職種とエリアを入力することで「求人数」「求職者数」やIndeed内でどのような「キーワード」が検索されているかなどの確認が可能です。
「採用市場レポート」は、「スポンサー求人」のご利用が特定の条件を満たすと(※)使えるようになる機能です。例えば「募集職種×エリア(都道府県)」で検索すると、該当職種の採用難易度などが把握できます。ほかにも、求職者の人気キーワードもリサーチ可能ですので、それを求人情報に反映することで求める人材に検索される可能性が高まります。(※具体的な条件はIndeedの営業担当にお問い合わせください)
また、採用市場レポートを参考にすることで、採用にかける予算額の設定やスケジュールを決定しやすくなるというメリットもあります。
以上のように「スポンサー求人」とそれに付随する有料サービスを利用すると、より少ない予算で大きな効果を期待することができます。このことは採用担当者の業務量を軽減し、限られたリソースをコア業務に投入できる余裕をもたらします。
特に、短期間で人材を確保したい時や複数職種や複数の雇用形態の募集、採用難易度が高い職種の採用をする場合に、応募者数などを見ながら予算の設定を変えられるため、必要以上の投資をすることがなくなり結果としてコスト削減につながります。
まとめ
求人票の掲載から一連の採用活動を無料で行えるIndeedですが、有料オプションを効果的に利用することで、採用活動がこれまで以上にスムーズになることが期待できます。ぜひお試しになってください。
*利用規約・弊社が定める掲載基準・及び使用制限が適用されます。
https://jp.indeed.com/legal?hl=ja#tos