7 つの『グラフィックデザイナー』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。グラフィックデザイナーの採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

グラフィックデザイナーとしてどのように作品をつくりますか?

A:

グラフィックデザイナーは、独自の方法で独創性をデザインに取り込んで、顧客を満足させる製品に仕上げます。候補者がどのようにアイデアを生み、デザイン上の問題を解決して最終成果物を作成するかを知ることで、思慮深く綿密で、厳しい納期に対応できるかどうかを見極めることができます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 細かい配慮ができる
  • 計画に集中できる
  • 時間管理スキル

回答例

「デザインを開始する前に、多くの情報を集めて、対処すべき問題を特定し、顧客の目的を明確にします。次に、アイデアを出してモックアップを描き、これらをベースにして、人を惹きつける具体的なビジュアルを作成します。最終的な成果物を提出する前に、チームメンバーや顧客からのフィードバックに基づいてデザインを微調整することが多いです。」

Q:

顧客がデザインに不満を持ち、批判されたときにはどのように対応しますか?

A:

デザインを批判され、特にその批判に納得できない場合にどのように受け止めるかによって、候補者が批判を受け入れ、自分の作品を新しい視点で見直すことができるかが分かります。またフィードバックを参考にして、プロジェクトのレベルを上げることができるかどうかも明らかになるでしょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 人の意見に耳を傾けられる
  • フィードバックを尊重できる
  • 順応性がある

回答例

「デザインに対する批評を個人攻撃として受け取ることは決してありません。顧客は最高のデザインを求めているので、積極的に意見を聞き、フィードバックを糧にします。デザインを練り上げるだけでなく、芯のあるグラフィックデザイナーとして成長していきたいと思います。」

Q:

デザインプロジェクトで複数のチームと作業を行ったときのことを聞かせてください。

A:

有能なグラフィックデザイナーは、他のデザイナーや顧客だけでなく、ライター、マーケティング担当者、開発者、プロジェクトマネージャーなどと協力して作業できます。この質問では、候補者がさまざまな人と円滑に共同作業を行って最終製品を作り上げることができるかどうかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 協調性がある
  • 共同作業ができる
  • 妥協できる

回答例

「前職で、大型キャンペーンのリーダーを務め、他部門のスタッフと連携する機会がありました。緊張する経験でした。コピーライターと一緒にブランドのメッセージを練り上げ、マーケティングチームと、目標達成に向けた数値を設定し、定期的にプロジェクトマネージャーと連携してキャンペーンを予定通りに進めました。」

Q:

デザインの効果を測るためにどのような指標を用いますか?

A:

優れたグラフィックデザインは、意図を効果的に伝え、顧客層を惹きつけて、行動につながるモチベーションを与えます。この質問では、候補者がデザインの成功を判断する指標と、そのデータを用いて作品をどのように向上させるかを知ることができます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • データに基づいてデザインを調整する
  • 投資利益率を高める意欲がある
  • これまでに用いた具体的な指標

回答例

「デザインを評価することは、効果あったこととなかったことを知る上で重要です。デジタル作品の場合、クリック率とコンバージョン率をもとに評価します。印刷物の場合、顧客満足度、全体的なコスト削減効果、ブランドに合っているかを参考にします。」

Q:

デザインの最新トレンドを常に把握するために何を行っていますか?

A:

グラフィックデザイン業界は絶えず変化しているため、注目される新しいデザインを生み出し続けるには、最新のトレンドを常に把握しておく必要があるでしょう。この質問では、候補者にデザイナーとしての気質とグラフィックデザインに対して情熱を持ち、会社の戦力となれるかどうかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 最先端のスタイルのトレンドについての豊富な知識
  • 継続的に学ぶ
  • グラフィックデザインコミュニティへの参加

回答例

「お気に入りのデザイナーの Instagram をフォローし、アートマガジンを購読し、グラフィックデザイン関連のブログ記事を毎日読んでいます。また、地元のグラフィックデザインの集まりに定期的に参加し、空き時間にはオンラインでデザインコースを受講しています。」

Q:

色彩理論とはどのようなものですか? これがグラフィックデザインに重要なのはなぜですか?

A:

色は、ストーリーや感情を伝え、確かなブランドアイデンティティを確立するのに有効な手段です。この質問では、候補者のグラフィックデザインに関する基本的な知識が分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 色彩理論についての深い知識
  • デザインにおける色の役割を理解している
  • ビジュアルでのコミュニケーション力

回答例

「色彩理論は色の相互作用、補完、対比についての科学と芸術です。私は色彩理論の要素を用いて作品を特徴づけ、デザインに力を与えます。スポーツ用品のブランドイメージをデザインしたときには、オレンジ色の特大タイポグラフィーでエネルギーとバイタリティーを現して直接的なインパクトを与えることを提案しました。」

Q:

これまでの作品の中で最高のデザインについてお聞かせください。

A:

候補者の作品について尋ねることで、その芸術スタイルと技能を知ることができます。最も自信のある作品について尋ねることで、その人の満足感を理解することができます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 作品へのプライド
  • デザイン作品について説明できる
  • デザインスキルへの自信

回答例

「気に入っている作品は、この紙のクーポンとデジタルクーポンです。これはクーポンの行使率が低い小売企業のためにデザインしました。顧客との面談で重要なデータを集めてデザインを見直しました。割引率は同じだったにもかかわらず、私がデザインした新しいクーポンでは前のクーポンと比べて行使率が65%も上昇しました。」

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