6 つの『薬剤師』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。薬剤師の採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

薬剤師になりたいと思った理由を聞かせてください。

A:

調剤は給料の高い職業です。この質問で、単に高給だからではなく、候補者が薬剤師になりたいと思った動機を確かめます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 人を助けることに関心がある
  • 薬剤師の役割を理解している
  • 調剤の職業に情熱を持っている理由

回答例

「さまざまな病気の治療から、薬剤や外科まで、医療の職業に興味がありました。やがて私の関心は調剤に絞られるようになって、以来ずっと情熱を持っています。私にとって他のキャリアの選択はあり得ません。その上、私は優秀な薬剤師になれる知識と性格を兼ね備えていて、薬局の利益になるように働き、お客様に優れたサービスを提供できると信じています。」

Q:

学生のときに得意だった科目を聞かせてください。また、苦手な科目は何でしたか?

A:

調剤は大きな責任を要求される仕事なので、薬剤師は仕事を本当に楽しめなければなりません。この質問の目的は、調剤の学習体験を全体的に楽しんだかどうか確認することです。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 自己認識力
  • 調剤の職業に対する熱意
  • コミュニケーションのスキル

回答例

「必修だった上級の薬局実務実習は楽しかったです。監督付きでしたが実際の仕事を体験できて、このキャリアが私に向いているとさらに強く信じるようになりました。仕事に備えるとてもいい機会になって、たぶん学校生活で一番楽しかったときです。弱点について言えば、微積分の授業には一番苦労しました。試験で合格点を取るために勉強するのは本当に大変でしたが、頑張りました。楽しめませんでしたが、合格点が取れたときの達成感ですべてが報われました。」

Q:

ある顧客が、これまで一度も聞いたことのない店頭販売の医薬品について尋ねています。この状況にどのように対応しますか?

A:

この仮定的な質問で、答えがわからない状況にどう対応するか候補者に説明してもらうことができます。この質問は、候補者の問題解決スキルを確認できるので大切です。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 患者への対応能力
  • 調査能力
  • カスタマーサービスの精神

回答例

「その患者には、その薬品については聞いたことがなく、店で取り扱っているかどうか確認すると説明します。取り扱いがない場合は、こちらでその薬品について調べておくと伝えます。わかったことはそのお客様に電話で知らせ、質問があれば答えると説明します。」

Q:

ある顧客が、使い切られていない処方薬の瓶を薬局に再び持ってきて、この薬は効かないと言っています。この問題にどう対処しますか?

A:

患者によっては、処方箋に書かれた指示を守らないこともあります。この質問で、患者が指示を守らず、そのために処方薬が効かないという状況に、候補者がどのように対応するかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 対人スキル
  • 患者とのコミュニケーション

回答例

「まず、どうして薬が効いていないと思うのか尋ねます。薬によっては分量の全部を服用しなければ効果がない場合があるので、処方された薬品の種類を確認して、これがその処方薬に当てはまる場合は、薬をすべて服用する必要があり、そうすれば効き目が現れることを伝えます。これが当てはまらず、店の方針で返金が認められていれば、薬が効かなくて申し訳ないと伝えて、すぐに返金を行います。」

Q:

非常に気難しい顧客に提供する薬剤が、在庫切れになっています。その患者にこの状況をどうやって説明しますか?

A:

薬剤師はあらゆる種類の人に対応する必要があります。この質問で、候補者が仕事中に出会うさまざまな性格の人に対応できるかどうかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 候補者が気難しい患者に対応できる
  • 不満が爆発する可能性がある状況を回避できる
  • 問題解決

回答例

「その患者が薬局に来店するまで待つ代わりに、電話をかけてその薬品の在庫が切れていることを伝え、すぐに追加注文をすることを説明して、不便をかけていることを謝ります。この電話をかける目的は、先手を打って店内での口論を防ぐことです。」

Q:

薬剤師としてビジネス面で最も重要なことは何だと思いますか?

A:

調剤は患者を助ける仕事ですが、ビジネスでもあります。この質問で、候補者が調剤というビジネスについてどう考えているか、大まかに説明してもらうことができます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 薬剤師の他の責任について理解している
  • 候補者が採用先の薬局に適任かどうか
  • ビジネスに利益をもたらすことができる

回答例

「患者に優れたケアを提供することが、薬局のビジネス面で貢献できる最良のことだと思います。優れたケアが受けられて、1人1人の患者を大切にする知識の豊富な薬剤師がいる薬局だと思ってもらえれば、患者は常連客になってくれるでしょう。」

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