5 つの『リサーチアシスタント』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。リサーチアシスタントの採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

実験に取り組む際、研究ノートを正確に記録するためにどのような工夫をしていますか?

A:

学術雑誌への掲載には、研究所で行われる科学実験のすべての段階が再現可能である必要があるため、この質問は重要です。回答から、候補者が作業を管理できるかが分かります。研究中、正確に記録をとることの重要性を理解していることも重要です。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • ノートの取り方を説明できる
  • 記録方法を簡潔に説明できる
  • 記録に使うツールや手法

回答例

「プロセスの全段階を通して、iPad にノートを取っています。1日の終わりにノートをマスターファイルに同期し、すべての情報が正しいことを確認します。」

Q:

実験室情報管理システムを使った経験はありますか?

A:

これは、リサーチアシスタントの技術面での経験を知るための質問です。研究所で使用している情報システムを使った経験がある候補者は有利になるかもしれません。複数の情報システムを使ったことがある場合、それぞれどれくらい経験があるかも聞いてみましょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 使ったことのある情報システム
  • 各情報システムに対してどれくらい経験があるか
  • 実験室情報管理システムの機能に関する知識

回答例

「過去6年間で、Darwin と Watson を使った経験があります。また最新のバージョンを使えるように定期的に研修を受けています。」

Q:

実験室での安全性に関する研修を受けていますか?

A:

この質問では、候補者がリサーチアシスタントとして安全な職場環境の維持に務めているかが分かります。安全データ (SDS) と安全に関するベストプラクティスを最新の状態に保っている候補者が理想的です。避難訓練の実施方法を理解し、実験室にある安全装置や使用手順について説明できるかにも注目しましょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • SDS の知識
  • 安全ツールや装置を説明できる
  • 緊急時の手順と安全上の問題の報告方法を理解している

回答例

「SDS をキャビネットに保管しています。また実験室での火災、流出、爆発を想定した避難訓練にも毎月参加しています。」

Q:

体液などの危険なサンプルを取り扱う場合、どのような安全対策をしていますか?

A:

人から採取したサンプルや病原菌を取り扱う研究所では、この質問は特に重要になります。検体を安全に取り扱い、検体と自分自身の両方を汚染や感染などの被害から守る方法を心得ている候補者が理想的です。安全な環境を維持するためには、安全手順について知っておく必要があります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 実験に最善策を適用している
  • 検体の取扱いに関する知識
  • 個人用防護具や実験室の安全装置を使えるか

回答例

「血液の検体を取り扱う際には、新しいネオプレンゴム手袋を装着し、手順と機器の設定を確認してから、最低限の量を扱うようにしています。」

Q:

定常業務として行なっている試験の種類を教えてください。その中で苦手なものはありますか?

A:

この質問は、採用する研究所で定常的に行なっている試験を、候補者が実施できるか確認するためのものです。仕事に必要な手順に慣れている人材を採用すれば、採用後の研修を短縮できます。さまざまな手順に対するスキルレベルや経験値も判断しましょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • さまざまな実験手順や試験を行う能力
  • 経験年数やレベル
  • 苦手な作業について簡潔に説明できる

回答例

「血沈検査、リアルタイムのポリメラーゼ・チェーン・リアクション、抗体検査を行なった経験が5年あります。微生物分析実験のポリメラーゼ・チェーン・リアクションを数量化する作業に関して難しいと感じることがあります。」

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