5 つの『調理師』の採用面接 質問例 & 回答例

求人を掲載

採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。調理師の採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

料理の道や調理師を目指したきっかけを教えてください。

A:

この質問には2つの目的があります。1つ目は、リラックスして心を開いてもらうことです。2つ目は、候補者が料理の現場に興味があるのか、単なる転職先と見ているのかを判断することができます。この職種に向いているのは、料理に対して情熱のある人です。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 料理の現場を楽しいと感じる
  • 仕事を極めようとするモチベーション
  • 飲食業界における将来の展望

回答例

「子どもの頃から、料理にとても興味がありました。食べた人が幸せな気持ちになるようなおいしい料理を作るのが大好きです。」

Q:

調理師として、自治体の定めた食品衛生責任者の規則についてご存じですか?

A:

飲食業界では保健所の検査が定期的に実施されます。食品衛生責任者が守らなければいけない決まりを、候補者が理解しているか確認します。食品衛生責任者講習の内容を暗記している必要はありません。候補者に安全性と衛生管理についての知識があり、業界の基準を遵守できることを確認します。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 自分の知っていることを正直に答えられる
  • 決まりを学び、守る意思
  • 厨房を衛生的に保つ意識

回答例

「はい。衛生管理の方法については理解しています。安全性は、私を含め、この業界すべての人に影響します。わからないことがあれば、勉強したいと思います。」

Q:

料理について顧客からのクレームにはどのように対応しますか?

A:

この質問では、調理師の対人スキルを評価します。特に、客からのクレームに候補者がどのように対処するかを確認します。SNS などインターネットに掲載された苦情や低評価がきっかけで、多くのお客様を失うこともあります。調理師はお客様からの苦情にも礼儀正しく慎重に対処できなければなりません。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 回答に謙虚さがある
  • 問題を穏便に解決できる
  • 結果を現実的に見ることができる

回答例

「まずは、店の対応マニュアルに従います。顧客に謝り、要望に沿えるよう最善を尽くします。」

Q:

3つ注文が入っていた日替わりスペシャルが品切れになってしまった場合、どのように対処しますか?

A:

この質問では、プレッシャーへの対処の仕方と、問題をクリエイティブに解決できるかを判断します。経験の浅い候補者は返答に時間がかかり、説得力のある回答はできないかもしれません。飲食業界での経験があれば、一度はこのような状況に遭遇したことがあるでしょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 顧客を喜ばせる気持ちがある
  • 問題をクリエイティブに解決できる
  • 会社の品位を保つ姿勢

回答例

「こうした状況では、私自身がお客様に品切れを伝え、謝罪します。その後、別の料理を勧め、無料でデザートをサービスします。」

Q:

調理師としてこれまで最もストレスを感じたのは、どのような状況ですか? それにどのように対処しましたか?

A:

忙しいレストランでは特に、調理中にストレスを感じることもあります。料理をタイミングよく提供することだけでも大変ですが、フライヤーが故障してしまったらどうなるでしょう。 優れた候補者は、困難な状況への対処能力を示すことができるでしょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • ストレスのある環境への認識
  • ストレスに耐える冷静さ
  • 必要なときには助けを求められる

回答例

「ランチの時間帯にグリルが故障したことがありました。マネージャーを呼び、一緒に解決策を考えて、すべての顧客に食事を提供することができました。」

求人を掲載
求人を掲載して
募集を開始しましょう。
求人を掲載

採用面接質問例を職種別に見る