5 つの『言語聴覚士』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。言語聴覚士の採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

補聴器を返却したいという患者に対応したことはありますか? どのように対応したか教えてください。

A:

この質問は、言語聴覚士の患者への対応方法を確認するためのものです。この状況で具体的に何を行ったかに注目しましょう。患者が補聴器を返却したい理由を聞いたり、補聴器をうまく使えるよう手助けをしたなどの答えが考えられます。言語聴覚士として患者のことを気遣えるかどうか、どのように患者との問題に対処し、各患者の対応にどれくらい時間をかけているか把握することが重要です。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • どのように患者の懸念や質問に対応しているか
  • 真摯に患者対応をする姿勢
  • 知識に自信がある

回答例

「補聴器を返したいという患者さんがいた時に、補聴器の取り付け方が間違っていることに気づきました。正しい付け方を説明することで、問題を解決できました。」

Q:

補聴器の調子がどうか、継続して患者に確認していますか?

A:

この質問では、候補者が患者にどのようなケアを提供しているかが分かります。さまざまな患者に対して、どのようにフォローアップをしているかに注目します。メールや電話、ショートメッセージなどの連絡手段や、どの程度の時間をかけているかも確認しましょう。患者に電話をするということは、候補者が患者を心から気にかけている証拠です。患者の聴覚機能の向上や低下に関して綿密な記録を取ったり、患者の名前を覚えていることも重要です。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 患者へのフォローアップの方法
  • フォローアップの頻度
  • 経過を確認するために適切な質問ができる

回答例

「患者さんには月に一度電話をして、困っていることや質問がないか確認し、必要に応じて補聴器の調整を行なっています。」

Q:

忙しいタイミングで予約をしていない患者がやってきた場合、どのように対処しますか?

A:

言語聴覚療法科などの専門科は忙しいことが多いため、候補者が多忙な日に患者をどう扱うか把握しておくことが重要です。前向きで明確な回答が望まれます。予約のない患者でも、時間を作って診察をすることができるでしょうか。自分の時間と診察に割く時間とのバランスを取れる必要があります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 人助けをする意欲
  • 時間管理能力
  • 仕事に優先順位をつけられる

回答例

「予約のない患者が来院した場合は、5分と時間を決めて話を聞きます。簡単に手伝えることであれば、その場で対応してしまいます。」

Q:

初診の患者の聴覚検査には、どれくらいの時間をかけていますか?

A:

この質問では、候補者の初診患者への対応を知ることができます。使用する検査方法に注目しましょう。患者ごとに異なる音を使って個別に検査する必要があります。候補者が検査にかける時間や、どの程度徹底した検査をしているかを見極めます。検査を急がず、言語聴覚士として必要な情報を得ていることが重要です。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 初診に平均45分程度かけている
  • 初期検査についての知識
  • 平均よりも長い検査が必要な患者がいることを理解している

回答例

「患者の診察には平均して30分程度かけていますが、追加検査が必要な患者には、より長い時間をかけて対応しています。」

Q:

両耳に補聴器が必要だと思われる患者が、片耳のみにつけたいと望んでいる場合、どのように対応しますか?

A:

患者が片耳のみに補聴器をつけることを強く希望することがあります。この質問では、言語聴覚士が患者の意見に同意できない場合にどのような対応をとるかが分かります。患者に対して両耳に補聴器をつけることの重要性を説明して不安を取り除いたり、患者の懸念や心配事を聞き出して、恐怖心を和らげられることが求められます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 率直に答えられる
  • 患者とじっくり話をする意欲
  • 患者が抱えるさまざまな不満についての知識

回答例

「まずは患者に理由を聞き、見た目の問題なのか、金銭的な問題なのか、それとも調整がうまくいっていないのかを判断します。理由を把握することで、患者に対してより良い対応ができるようになります。」

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