5 つの『経理スタッフ』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。経理スタッフの採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

借方と貸方について説明してください。経理業務でどのように使われるものですか?

A:

これは候補者の基本的な会計知識を確認する質問です。会計担当は毎日簿記や会計用語を使って仕事をするため、候補者が業務内容をしっかり理解していることが重要です。会計に関する専門知識がある人材を採用することで、仕事でミスが起きるリスクを抑えることができます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 借方と貸方について説明できる
  • 帳簿での借方と貸方の使い分けを説明できる
  • 会計の基礎が身についている

回答例

「借方は資産の増加や費用の発生を計上するためのもので、負債または資本が減少した時に使います。貸方は負債や資本が増加した時や、資産や費用が減少した時に使います。」

Q:

会計ソフトとデータ入力の経験について教えてください。

A:

経理スタッフの主な仕事は、会社の経理財務部をサポートする管理業務です。多くの請求書や経費を処理するため、会計ソフトを使いこなせれば仕事のスピードを上げることができます。ソフトウェアの使用がどのように仕事の効率化に役立つか、説明できることも重要です。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 現在使っている会計ソフトウェアを挙げられ、他のソフトウェアも習得する意欲がある
  • 細部まで注意を払える
  • データ入力の経験

回答例

「前職では弥生会計を使用し、入力を速く正確に行うことができました。PCA 会計は請求書の管理に便利だと聞いたので、習得したいと思っています。」

Q:

データ入力、銀行取引明細書の照合、請求処理といった仕事は好きですか?

A:

会計スタッフは、反復作業やバックオフィスでの細かい業務に多くの時間を費やします。企業が財務の健全性を保つために不可欠なこれらの仕事には、忍耐強さと几帳面さが求められます。候補者が長時間座って明細書を照合したり、数字に問題がないことを確認できるか把握しておくことが重要です。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 細かい作業への熱意
  • 正確さが求められる仕事を行った経験
  • 数字を扱う仕事が好きで、忍耐力がある

回答例

「学生時代に会計学の教授のアシスタントとして、課題の作成や採点を行なっていたのですが、解答を準備するために、すべての収支が合っているか確認しなければなりませんでした。このスキルは、仕事にも役立てられると思います。」

Q:

効率的で正確にデータ入力を行うために、どのような工夫をしていますか?

A:

会計係は、データの正確性を最前線で確保していかなければなりません。四半期や毎年の決算時期には、会社の規模によっては大量のデータや請求書を処理することになるため、ペースの速い職場にも対処できる人材を採用することが重要です。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • ペースの速い職場で働く意欲
  • 作業負担を合理化するための戦略が立てられる
  • 細かい作業が得意で、正確性を何よりも優先している

回答例

「照合が必要な資料を受け取ったら、まずすべてのファイルを締切の早い順にまとめます。それから1日に必要な入力数を計算してスケジュールを作成し、締切に間に合うようにします。次の入力に移る前には、必ず入力したものを再チェックします。」

Q:

複写や簿記でミスをしたことはありますか?

A:

会計業務では、ささいな入力ミスが大幅な確認作業につながりシステム全体に混乱をきたす原因になります。データ入力ミスは誰にでも起こりうることで、候補者も過去に入力ミスの修正をした経験があるはずです。そのミスにどう対処したか知ることで、候補者が積極的に問題を解決できるかどうかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 過去の会計ミスやその時の状況について説明できる
  • 問題を解決した方法や結果について説明できる
  • 他の人のせいにせず、自分で問題を解決する姿勢

回答例

「去年、収支報告書の売掛金の項目に問題があることに気付きました。私は買掛金を担当していたのですが、収支報告書に相違があると四半期の決算が行えないため、売掛金を細かく調べてミスを探し出しました。」

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