9 つの『医療クラーク(医師事務作業補助者)』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。医療クラーク(医師事務作業補助者)の採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

あなたのデータ入力スキルについて教えてください。

A:

医師事務作業補助者に欠かせない能力として、正確で速いデータ入力が求められます。この質問では、候補者のタイピング速度と自分のスキルに対する自己認識や、繰り返しの多い業務や雑務をどう工夫してこなしてきたかも分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 速く正確にデータ入力ができる
  • 長時間のデータ入力経験
  • データに対する自信
回答例

「キーボードを見ずにデータを入力できるようになり、現在は、1分間に140文字を入力できます。」

Q:

電子カルテにデータを正確に入力するために、どのような工夫をしていますか?

A:

有益な医療データを維持するためには、データを正確に入力することが不可欠です。新しいデータと既存データはどちらも重要であるため、正確性を管理できる候補者が必要です。また、一貫したプロセスに従っているかどうかも確認しましょう。候補者が正確性を重視しているかを見極めることもできます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • データ入力の経験
  • 患者のデータの重要性を理解している
  • データ入力の手順に従っている
回答例

「前職では外部データを正式な情報と照合し、正確性を確認していました。最終チェックとして内部データと比較し、間違いがないことを確認しました。」

Q:

患者の情報が重複している場合、どのように対処しますか?

A:

データの重複入力はよくある問題です。医療データに重複があると、重要な医療情報を見逃す可能性があり、深刻な問題につながります。候補者は、重複した情報を見つけられることが重要です。また、重複情報はアプリケーション内で検索しにくいことが問題になることもあります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • データの重複における知識
  • 重複データの問題を理解している
  • 重複を最小限に抑えた経験
回答例

「私が使ってきたシステムには、自動的に重複データをチェックする機能がありました。システムのチェックと合わせて、目視でも確認しています。」

Q:

医療分野で他に受講してみたい研修はありますか?

A:

この質問では、候補者が医師事務作業補助としての仕事をどの程度真剣に考えているのかが分かります。専門性が高く、医学に興味を持っているような候補者はスキル面では有利ですが、進学や転職などで短期間でいなくなってしまうような候補者よりも、採用する病院で長期的に働く意欲を持ったバランスの取れた候補者を探すことが大切です。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 医療関連の教育への興味や医療分野での実務経験
  • 進学するなど、業務の継続を妨げるような予定がない
  • 長期的に仕事を続ける意欲
回答例

「将来的には医科大学に行きたいと考えていますが、今は医療現場で経験を積みたいです。」

Q:

診療の会話をカルテに記録している時に、患者があなたに向かって嘔吐してしまった場合どう対処しますか?

A:

医師事務作業補助の仕事では不測の事態がよく起こります。この質問では、予想外の出来事にもうまく対応することができるかが分かります。また仕事への熱意や、患者への思いやりも見えてきます。医療現場が未経験の候補者を採用する場合には、この現場で起こりがちな状況で候補者が苦労することがないよう見極めることが重要です。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 悪心などの病気の症状に遭遇しても冷静でいられる
  • 不測の事態への対処力
  • 職務に集中する力
回答例

「患者さんには気にしないように伝え、同僚に仕事を交代してもらって着替えに行きます。」

Q:

医療用語の知識について教えてください。

A:

正確にカルテに記録するためには、医師の言葉や診療内容を理解する必要があるため、医療用語の知識が欠かせません。医療用語を学習した方法やよく使われる用語について聞いてみることも、候補者の知識を試すのに有効です。正確な記録に必要なスキルを備えた人材を探す必要があります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 仕事に必要な医療知識
  • よく使われる医療用語を理解している
  • 医療用語に抵抗がなく、即答できる
回答例

「医師事務作業補助者として数年の経験があり、特に感染症や医療処置に関する用語には慣れています。」

Q:

上司があなたの記録にミスを見つけた場合、どう対処しますか?

A:

この質問では、候補者が上司に従い、仕事を遂行できるかが分かります。医師事務作業補助者は、医師と直接仕事をするため、指示や指摘を受け入れなければなりません。上司から指摘を受けても、集中して業務に取り組めることが求められます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 改善や成長のために、批判を素直に受け止められる
  • 正確な仕事をする意欲
  • チームとして働き、指示に従える
回答例

「間違いから学ぶことができるので、指摘をしてくれた上司に感謝します。誤りを修正し、同じ間違いをしないように記録を残します。」

Q:

医療記録の監査に対応した経験はありますか? その際の役割について教えてください。

A:

監査では、記録の正確性を確認します。病院では、さまざまな記録や記録管理システムの監査を定期的に行い、記録管理の担当者は監査に送るデータを準備します。前職でどの程度監査に関わっていたか、また、どんな準備を行っていたかを説明できるのが良い候補者です。候補者が、監査にどのような準備をしたかを知ることで、採用後、どのように業務を行うのかを確認することができます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 監査の経験
  • 監査の準備方法
  • 過去の監査における役割
回答例

「監査に協力した経験があります。過去10年間に渡って、病院で行ったすべての検査についてレポートを作成していました。」

Q:

医療クラークとして働くにあたり、特に気を付けなければならないと考える点を挙げてください。

A:

医療記録を取り扱う仕事の中で、守秘義務は特に重要です。患者の診療記録や個人情報は、絶対に開示してはなりません。データの一貫性を維持するためには、正確性も欠かせない要素です。仕事において重要な点を説明することで、候補者の性格も見えてくるでしょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 職責の理解に基づいて重要な点を説明できること
  • 機密保持や正確性に対する責任感
  • プロ意識
回答例

「医療記録の取り扱いにあたって最も大切なのは、診療データの機密性を守ることだと思います。」

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