7 つの『QA エンジニア』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。QA エンジニアの採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

プロセスの序盤、中盤、終盤のどの段階を中心に QA スキルを発揮したいですか?

A:

この質問への回答で、募集している仕事に候補者が適任かどうか判断できます。プロセスの序盤でミスの発見に熱心に取り組む人が必要な場合は、その技能を持っている候補者を探しましょう。プロセスの他の段階で作業することが得意な人材を採用したい場合は、そのことを考慮してから採用する候補者を決めるようにします。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 候補者が得意とする仕事を把握する
  • 候補者の QA プロセスについての理解度を詳しく知る
  • 候補者が仕事の必要条件を満たしているかどうか確認する

回答例

「プロセスの終盤に集中して取り組みたいです。製品が消費者に送り出される直前に問題を見つけることができるからです。前職では、プロジェクトの序盤で QA を行っていました。そこで潜在的な問題をたくさん見つけたとしても、プロジェクトが終了する前に再発しがちです。最終的な製品の信頼性を左右する仕事の方がやりがいがあります。」

Q:

ソフトウェアと物理的な製品のどちらの検査経験が豊富ですか?

A:

QA エンジニアは、欠陥がないか検査する対象をソフトウェアまたは物理的な製品のどちらかに絞っているものです。募集している仕事に適した経験を持つ候補者を採用するようにしましょう。プログラミングエラーを見極めるための研修を受けた人は、製造された製品のエラーを識別するために必要なスキルを持っていない場合があります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 候補者が以前担当していた QA のタイプ
  • ソフトウェア QA の熟練度
  • 製造 QA の熟練度

回答例

「これまで経験した職種はすべて、ソフトウェアのテストが中心でした。JavaScript、C++、Python といった数種類のプログラミング言語を扱った経験があるので、ソフトウェアの問題の原因は大体すぐに特定できます。」

Q:

この職種にマッチする能力があることを示す認定資格を取得していますか?

A:

QA エンジニアが取得したさまざまな学位や認定資格から、特定の製品を取り扱う経験の豊富さが分かる場合があります。たとえば、候補者がソフトウェア品質アナリストの認定資格を持っていれば、その分野でレベルの高い経験があることが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 取得した認定資格
  • 豊富な経験
  • 取得した学位

回答例

「大学生時代にエンジニアリングを2年間勉強したほかに、IT 検証技術者の資格と、JSTQB 認定テスト技術者資格の資格を持っています。募集されている職種に必要なら、他の認定資格も取得したいと思います。」

Q:

この会社の製品やサービスで気に入っているものはどれですか?

A:

可能ならば、すでに採用企業のことを知っていて、丁寧な調査をしてきた社員を採用しましょう。企業の知識がなくても仕事は十分にできるかもしれませんが、採用企業の沿革を知っていて業務内容に関心のある人なら、より熱心に取り組んでもらえます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 採用企業についてよく知っていること
  • 利用したいと思っている製品やサービス
  • 仕事に対する熱意

回答例

「かなり昔に出たソフトウェアですが、御社の C/C++ 解析器をずっと好んで使っています。初めて使ったのは大学生の頃でした。その解析器のおかげで、かなりの時間を節約できました。初級プログラミングの単位が取れたのは、これのおかげでした。」

Q:

あなたがその製品やサービスのどの部分でも変えることができたら、どのように改善しますか?

A:

この質問は、批判的思考のスキルを使って、先ほど褒めた製品やサービスについて再考してみるように経験のに促します。この質問に回答できる人は、素晴らしい製品でも改善の余地があることを理解しています。技術的な問題に対処するチームには、このように自分で考えられるタイプの人が必要です。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 論理的思考力
  • 品質の高い製品についての考え方
  • 細部への注意力

回答例

「C/C++ 解析器は他のオプションと比べてとても気に入っている一方で、ユーザーインターフェースは使いにくいと思います。改善するとしたら、ほとんどのユーザーに必要十分なデフォルト設定を解析器に組み込んで、操作を簡単にします。また、ドキュメンテーションも更新して、読みやすさを改善すると思います。」

Q:

グループの管理を任されたことはありますか?

A:

プロジェクトの管理者が必要な場合は、すでにグループを指揮した経験がある候補者を採用するようにしましょう。候補者は QA 管理の経験がないかもしれませんが、他の種類の管理職を担当したことがあれば、その人はチームを指揮する方法を知っています。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 管理経験があるかどうか
  • その他の種類のリーダーシップ経験
  • 質問に正確に自信を持って答えられる

回答例

「QA エンジニアとしての仕事はこれが初めてになるので、この業界での管理経験はありません。ただ、大学1年生の頃、イタリアンレストランでディナー時間帯のシフト管理をしたことがあります。ホールスタッフとして仕事を始めて、数か月で夜間マネージャーに昇格しました。この経験で、個人や少人数グループとのコミュニケーションの取り方をたくさん学びました。」

Q:

この仕事からキャリアをどう進めていく予定ですか?

A:

求人に応募する理由は人によってさまざまです。業界に入るきっかけになる最初の仕事をしたい人もいれば、より大きな責任が与えられる管理職に進みたい人もいます。募集している仕事と一致する動機を持っている人を採用しましょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 候補者のキャリアプラン
  • 現職に対するモチベーションと意欲
  • 過去の QA の経験

回答例

「優れた福利厚生を提供している企業でキャリアを伸ばしていきたいです。この仕事をしばらく担当した後、社内で昇進することができたらと思っています。この機会がどこまで先につながっていくのか、楽しみにしています。」

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