7 つの『Python エンジニア』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。Python エンジニアの採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

Python の実務での使用経験は何年ほどありますか ?

A:

Python 以外の言語は書けないというエンジニアはあまりいません。注目すべき点は、Python の実務経験の長さです。この質問で、候補者は全般的な経験について話すことができ、Python を選んだ理由を説明できます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • Python を実務で数年以上使用している
  • その言語を使いこなしていること
  • Python で仕事をすることへの意欲
回答例

「以前は Java を書くことが多かったのですが、この7年間は Python を使っています。断然こちらの方が効率的ですし、さまざまなシステムで動作できるところが魅力的だと思います。書けるコードの量が増えて、読みやすさも非常に優れています。」

Q:

Python の利点を3つ挙げるとしたら、どんなことですか?

A:

候補者が Python を習得することにした理由がわかれば、知識のレベルなど詳しいことが明らかになります。重要なのは、これが候補者のコーディングスタイルを知る手掛かりになることで、候補者が言語について何を重視しているかが、採用企業で担当する役割と合うことを確認できます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • コーディング言語に関する高度な知識
  • Python の最も効果的な活用法について深く考えている
  • 開発チームにとって有益な方法で Python を使っている
回答例

「Python は習得しやすいので、コーディングの初心者に取っつきやすい言語だといつも思っていました。実際、私がこの言語を学習する気になった最初の理由はこれでした。2番目は、C++ や Java と比べてはるかに読みやすいことです。また、問題が生じたとき、実証済みの解決法がたいてい複数あることも気に入っています。」

Q:

コードのバージョンをどうやって管理していますか?

A:

この質問で、候補者の整理スキルを探ることができます。デベロッパーは、コーディングの技術を持っているだけでなく、データをきちんと整理して保管できることも必要です。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 一般的な整理スキル
  • コードの変更管理の大切さを理解している
  • 異なるバージョンを保存するために決まった方式を確立している
回答例

「バージョン管理は絶対に欠かせません。これがなければ、ベースのコードに誰がどの変更を加えたかわからなくなり、バグがプログラムにいつ入り込んだかも調査できません。それぞれのバージョンを一意のファイル名で保存しておけば、ミスを修正しやすくなり、問題の再発を防ぐ方法も簡単に見つかります。」

Q:

コードのバグを検出する方法を聞かせてください。

A:

トラブルシューティングはほとんどすべての役割で重要なスキルですが、コーディングの役割では確実に必要です。よくある問題について具体的に質問すれば、候補者が問題を解決する方法と、その解決法が採用企業で役に立つかどうかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • Python での問題解決方法を知っている
  • バグがコード内で見つかったときに解決している
  • バグを処理するために使用できるツールを理解している
回答例

「ソースコードのバグを見つけるのには PyChecker を使っています。バグの複雑さも判定してくれるので、他のプログラムよりも重宝しています。」

Q:

マルチスレッドを使ったことはありますか?

A:

本来の設計意図では、Python で作成されたプログラムはグローバルインタプリタロック (GIL) によってシングルスレッドで実行されるようになっています。マルチスレッド対応にする回避策の使用可否について組織でポリシーを定めている場合は、この質問で候補者が同じ考え方を持っているか、少なくとも指示に従うことができるかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • Python とマルチスレッドの関係を理解している
  • 利点と欠点についての考えがある
  • 採用企業のポリシーに従って仕事ができる
回答例

「通常、マルチスレッドは解決する問題より引き起こす問題の方が大きいと考えています。確かに、システムは一度に複数のスレッドにアクセスできるようになりますが、メモリーと CPU には負担がかかります。また、コードのデバッグが難しくなります。マルチスレッドを使ってデッドロックが起きたこともあるので、マルチスレッドは避けるようになりました。」

Q:

Python を使うときに最もよくあるミスは何だと思いますか?

A:

候補者が Python に熟練していることと、この言語の落とし穴を全体像として理解していることは、どちらも確認すべき大切な点です。この質問で、両方の点をしっかり把握できます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • Python によくあるミスについて詳細に理解している
  • ミスが起きたときに対処する方法を知っている
  • ミスを防ぐ能力が実務経験を積むにつれて高まっている
回答例

「初心者がスペースの代わりにタブを使うような典型的ミスはもちろんありますが、他にも一般的なミスがあります。他のプログラマーが忘れがちなことの1つが、定期的にコード分析を実行して、タイプミスや未定義変数などの問題を見つけることです。汎用識別子もよく見かける問題ですが、幸いこれは簡単に修正できます。」

Q:

個人的なプロジェクトにも Python を使っていますか?

A:

候補者の個人的なプロジェクトは採用企業と関係ないように思えるでしょうが、この質問に候補者がどう答えるかによって、職業への関心の高さがよく分かります。候補者が自由時間を使って Python で実験をしていたり、スキルセットに磨きをかけていたりしていれば、採用企業にとって有益です。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • Python を使うことへの熱意
  • イノベーションと創造意欲
  • コーディング言語にはさまざまな活用法があることの認識
回答例

「はい、Python を使って Web サイトをたくさん作りましたし、現在はアプリを開発しています。実はもう3つ目の Android アプリなんですが、これが今まで作った中で最高のものになりそうです。個人的なプロジェクトに取り組むときは、いつも限界に挑戦しています。」

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