5 つの『救急看護師』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。救急看護師の採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

救急救命科の看護師を志したきっかけは何ですか?

A:

この質問では、候補者が救急医学の道に入るきっかけとなった価値観や経験について掘り下げられます。ストレスの大きい環境でたくましく活躍していることを示すエピソードを披露してくれるかもしれませんし、自分を取り巻く世界に恩返しをしたいのかもしれません。この候補者の価値観が自分と合致しているか、募集している救急救命科でうまくやっていけそうかを確認しましょう。

  • 大きなプレッシャーとハイスピードの環境に対応できる能力
  • チームワークを重視する姿勢
  • 共感力と思いやり

回答例

「子どもの頃、救急救命のお世話になったことがあり、その経験が外傷患者に質の高い看護をしたいという気持ちにつながっています。」

Q:

救急患者が治療に反応しない場合、どうしますか?

A:

この質問からは、さまざまな患者に対応すべく、通常の治療と高度な治療について正しく理解しているかどうかが分かるでしょう。どの程度自分で判断して動けるか、ほかのチームメンバーに助言を求めるタイミングがわかっているかも確認します。さらに、病院の指揮命令系統についての理解力も推し測ることができます。

  • 通常の治療と高度な治療に対する専門知識
  • 助言を求めるタイミングを理解している
  • 指揮命令系統を生かした手順の進め方に精通している

回答例

「患者の現病歴と既往歴を確認し、高度な治療に切り替えるための手続きを行い、必要であれば、他のスタッフにも相談します。」

Q:

救急救命科の夜勤でトリアージを行う場合の手順について聞かせてください。

A:

夜間には重症患者が数多く運び込まれるため、看護師は日勤時よりも自ら判断して動くケースが増えることがあります。この質問からは重症度の判定をし、緊急度が最も高い患者を正確に判断できる能力があるかを確認しましょう。また、募集している救急救命科の規模または急患の受入数に対応できる能力があるかどうかも分かります。

  • 緊急性を判断する能力
  • 適切な記録管理のスキル
  • バイタルサインの測定と病歴の確認についての正しい知識

回答例

「患者のバイタルサインと、事故や疾患の履歴を確認した結果から、どの患者にいち早く治療が必要かを決めていきます。」

Q:

悪い知らせがある場合、患者やその家族にどのように伝えますか?

A:

この質問からは、救急看護師として適切な共感力、思いやり、プロとしての振る舞いが備わっているかどうかが分かるでしょう。連絡時には十分な時間を取っているか、雑な対応になっていないかを確認します。また、患者やその家族が理解できない専門用語で説明していないかも確認しましょう。この質問は、人としてのスキルや共感力の高さが分かります。

  • 情報を明瞭に、思いやりを持って伝える能力
  • 患者や家族に対して精一杯の力を出そうとする気持ち
  • 状況を正確に理解する力

「プライバシーが保たれる場所で、状況について丁寧に説明し、患者や家族に質問の時間を用意します。こちらからは通常通りに最新の状況説明を行います。

回答例

Q:

過去に患者や上司と意見が食い違ったときはどう対応していましたか?

A:

この質問では、救急看護師としての対人スキルを掘り下げ、チームの一員として働きやすい人物かどうかをチェックします。まずは救急看護師として対立を回避するスキルがありそうかを確かめ、その上で対立を解消する方法を知識として備え、実践できるかどうかを評価しましょう。候補者が頼りになる人物かどうかを確かめます。

  • 対立を回避する能力と、適切な解消方法を活用する能力
  • 別の視点から見ようとする意識
  • 批判的なフィードバックを落ち着いて受け止める能力

回答例

「自分が口を挟む前に相手の意見を聞くようにします。情報を収集し、関係する人全員と協力して問題を解決に導くよう努めます。」

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