5 つの『会計事務』の採用面接 質問例 & 回答例

求人を掲載

採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。会計事務の採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

機密書類や取り扱いに注意が必要な情報を仕事で扱った経験について教えてください。

A:

会計事務は企業秘密や取り扱いに注意が必要な財務書類、法務関連の文書、特許情報などに関わるため、候補者が信用性や職業倫理、信頼性、勤勉さ、的確な判断力などの適性を備えていることが極めて重要です。候補者の経験から、自分で判断することができるか、価値観に妥協することなく仕事を行えるかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 機密情報を取り扱った実務経験
  • 信用性や信頼性、労働倫理がある
  • 自分で適切な判断を下せる

回答例

「重大な訴訟案件が終了するまでは機密にするよう任されていた金融書類を、見せてほしいと上司に頼まれたことがありました。私は断固とした姿勢で、そのような行為が不適切である理由を説明しました。」

Q:

弥生会計やオラクル NetSuite などの会計ソフトを使用した経験はありますか?

A:

デジタル時代における経理業務には、会計データの分析力、損害の大きいミスや経済情勢、ビジネスチャンスを見極める力など、さまざまな能力が求められます。このような業務を行うため、さまざまなツールを使いこなすことができる候補者が理想的です。技術的なスキルと会計ソフトの知識がある人材は、この仕事に必要な専門知識を備えていると言えます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 一般的な会計ソフトの使用経験
  • 資源管理システムについての理解
  • データ分析と BI ツールについての専門知識

回答例

「前職では、IBM 社の Cognos Analytics を使用して前年度の支出を予測し、コストを10%削減できました。」

Q:

データ入力や経理処理のミスを防ぐために工夫していることや、活用しているツールを教えてください。

A:

技術の進歩により、会計処理は容易になり、データ入力のミスも減らすことができるようになりました。それでも、優秀な人材はミスを減らし精度を向上させるための習慣を取り入れています。作業見直しの習慣、適切な帳簿の記帳、タスク管理力、時間管理力に加え、必要に応じてソフトウェアを使ってエラーチェックが行えるような候補者が理想的です。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 細部への注意力
  • 長時間の集中力
  • ミスを減らすために取り入れている習慣

回答例

「最低週に2回は、貸借対照表勘定の照合をするようにしています。これによりデータ入力のミスを減らし、不正行為を発見することができます。」

Q:

短期間で複数の経理処理を行わなければいけなかった時のことを教えてください。

A:

有能な会計事務は、どんな規模のプロジェクトでも優先順位をつけて取り組むことが重要だと理解しています。候補者には、重要な仕事を最初に終わらせることを重視し、プレッシャーの中でも複数の業務を同時進行できることが求められます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 時間をうまく使い、仕事に優先順位をつけて取り組める
  • 作業を整理するスキルと戦略的思考力
  • 納期を設定して順守できる

回答例

「前職で、重要なプロジェクトの進捗が予定より遅れてしまったことがありました。すべての仕事をリストにして優先順位をつけて取り組んだ結果、緊急性の高い仕事を優先して納期に間に合わせることができました。」

Q:

他の会計事務担当者よりも優れていると思う資格や経験がありますか?

A:

会計事務の職種に就くために特別な学位は必要ありませんが、役に立つことは間違いありません。財務分析や財務計画を行う場合は、特に学習経験が欠かせないため、会計学や関連分野の学部を卒業していることが理想的です。他の資格や学位も有利だと言えます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 経理スキルを磨く意欲
  • 同じような仕事で経理業務を行った経験
  • 会計に関する学校教育を受けている

回答例

「公認会計士と認定証券アナリストの資格を持っています。決算や監査などの重要な業務に関わった幅広い実務経験もあります。」

求人を掲載
求人を掲載して
募集を開始しましょう。
求人を掲載

採用面接質問例を職種別に見る