5 つの『プログラムマネージャー』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。プログラムマネージャーの採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

多数のプロジェクトをまとめて監督しながら、プロジェクトが順調か、危険な状態かをどう判断しますか?

A:

プログラムマネージャーは、たくさんのプロジェクトを一度に監督する必要があります。この質問で、候補者のマネジメントスタイル、プロジェクトのリスクを見極める方法、プロジェクトを順調に完了させるための手段を説明してもらいます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 候補者のマネジメントスタイルとコミュニケーションスキル
  • 論理的な思考力と、リスクを見極めて緩和する能力
  • リーダーシップ

回答例

「プロジェクトの健全性は常に分析し、適時性、予算、スタッフ配置、顧客満足度を検討しています。プロジェクトとプログラムのダッシュボードを活用して、一元化されたリアルタイム表示を確認しています。レポート作成プロセスは簡素化して、プロジェクトマネージャーやリーダーと定期的にやり取りしています。また、透明性を高めてコミュニケーションを円滑にするために、プロジェクトマネージャー、チームとの信頼関係を築いています。」

Q:

プログラムマネージャーとプロジェクトマネージャーの違いは何ですか?

A:

プログラムマネージャーは、プログラムを整理して調整する役割を担います。その仕事はプロジェクトの管理より広い視点から行います。プログラムマネージャーの任務は、プロジェクトマネージャーに戦略的ガイダンスを提供し、企業が大局的な目標に向かって進んでいると確認することです。候補者は、この役割には大局的な考え方が必要だと理解していなければなりません。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 候補者にマルチタスク能力とプロジェクト相互間の活動を調整する能力がある
  • プログラム管理について十分に理解している
  • 候補者が業務の進行を監督する方法

回答例

「プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの計画、策定、実施を担当し、問題があったときにプログラムマネージャーから最初に連絡を受けます。プロジェクトマネージャーは1つの任務やタスクの成功に集中的に取り組みますが、プログラムマネージャーは戦略を立て、相互に連携するプロジェクトのグループを編成した上で、進捗を監視します。企業が目標を達成できるかどうかは、プロジェクトマネージャーとプログラムマネージャーの生産的な連携とコミュニケーションにかかっています。」

Q:

最も重要だと思う評価指標はどれですか?

A:

自信に満ちたリーダーがいることは重要ですが、優れたプログラムマネージャーはデータに基づくアプローチを活用して障害を取り除き、変更を実施し、改善を行います。この質問で、候補者が評価指標をどれだけ重視していて、どのように活用しているかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • プログラム管理の評価指標と、測定値に基づく戦略についての知識
  • 効率を重視し、改善し続ける意欲
  • データに基づく手法に関する意見

回答例

「常に直感に頼るという間違いを犯している人もいますが、今日のビジネス界で競争力を維持するためには、データに耳を傾けなければなりません。私は常に評価指標を活用して効率と進捗を測定しています。スケジュール差異とコスト差異を使って、プロジェクトが予定通りに予算の範囲内で進行しているか確認します。生産性を測定するためには、リソース使用状況を検査します。顧客満足度と成果物の品質も検査し、さらに粗利益を計算して、プロジェクトが企業に必要な価値をもたらしていることを確認します。」

Q:

プログラムマネージャーにとって変更管理はどれだけ重要ですか?

A:

変更管理は、戦略やプロセス、ツールの変化に対応するための体系的アプローチです。プログラムマネージャーには、望ましい成果が得られるように、変更の舵取りを正しく行うことが求められます。たとえば、新しいプロセスとテクノロジーにチームを適応させることも、プロジェクトの混乱を緩和することもこれに含まれます。優れたプログラムマネージャーは、新しい仕事の進め方のメリットを説き、変更を簡単にすることで、チームの適応を促します。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 抵抗があってもリーダーシップを発揮できる
  • 変更管理とその実施法について理解している
  • 変更を導入する際に企業文化を重視している

回答例

「変更管理は、企業がポジティブな進歩を確実に遂げるために欠かせないものです。プログラムマネージャーとしては、すべてのプロジェクトマネージャーに同じ認識を持ってもらい、変更を実施する方法を理解してもらう必要があります。実施は段階的に行うべきだと思っています。まず、データに基づく調査結果を紹介して、新しいテクノロジーとプロセスを導入するメリットを説明します。これには、抵抗やためらいを緩和する効果があります。次に、たいてい1つか2つのプロジェクトチームを手始めに選んで、パイロット環境で変更を実施します。実施中は、命令や指示をするのではなく、メンターのような関係をプロジェクトマネージャーやチームとの間で保ちます。こうすることで、各組織間で生産的な改善が行いやすくなると考えています。」

Q:

プロジェクトのスコープをどのように管理していますか?

A:

スコープクリープ、つまりプロジェクト開始後の仕様追加は、いつの間にか起こって成功を妨げるものです。プログラムマネージャーは複数のプロジェクトを監督するので、プロジェクトの仕様を明確に定義、文書化して、管理することが非常に重要です。これにより、プロジェクトが徐々に肥大化したり、まったく別物になったりすることを防ぎます。優れたプログラムマネージャーがいれば、全員が常に同じ目標に向かって取り組むことができます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • プロジェクトマネージャーと関係者に見通しを伝えることができる
  • プロジェクトの要件を分析し、スコープを正しく管理できる
  • 企業のビジョン、目標、優先事項の重要性について理解している

回答例

「厄介なのは、プロジェクトに流動的な面がよくあることです。それでも、スコープを効果的に管理できないわけではありません。まず、プログラムの目標を明確に理解することから始めます。プロジェクトごとに、リーダーと協力してパラメータを定義します。プロジェクトを大小のマイルストーンに分解して、プロジェクトの全体にわたって進捗状況を評価し、チームに伝達します。必要に応じて、適切な変更を決めていきます。各プロジェクトを大局的な目標に向かって確実に進めるには、コミュニケーションが鍵になります。」

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