9 つの『保育士』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。保育士の採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

保育士の仕事で好きな点とその理由を教えてください。

A:

保育には忍耐力が必要です。単に仕事を探しているからという理由だけでなく、候補者が楽しんでこの仕事に取り組めるかどうかを確認する必要があります。子どもに愛情を注ぎ、良い影響を与えたいという熱意があるかどうかを見極めます。優しく穏やかで、思いやりがあるだけでなく、しっかりしていて細部に気が配れる人を採用してください。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 陽気で子どもたちへの愛情がある
  • 子どもたちの生活に良い影響を与えたいという熱意を持っている
  • 育児や介護の経験
回答例

「地元の図書館で子どもの教育ボランティア活動に参加して以来、保育の仕事に関わりたいと思ってきました。年齢に応じて学びを手助けし、子どもたちの生活に良い影響を与えられることにやりがいを感じます。」

Q:

子どもを世話するときに最も難しいと思うことは何ですか?

A:

時には子どもの世話に苦労することもあります。候補者には、その課題について現実的で誠実に回答することが求められます。課題が何も浮かばないのは実務経験が足りない場合があり、注意が必要です。どんな課題を挙げたかだけでなく、その課題に候補者がどう対処したかにも注目します。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 実務経験に基づいた誠実な回答
  • 課題への対処法
  • 保育士の仕事への現実的な期待値
回答例

「悪いことをした時の叱り方が最も難しいですが、子どもたちをコントロールできるようになるまでには時間がかかると思っています。」

Q:

怒りや不安を感じている保護者にはどのように対応しますか?

A:

保護者は保育園に対して非常に大きな期待を持っています。怒った保護者の対応も保育士の仕事の一部です。この質問では、候補者がトラブルにどのように対処するかが分かります。候補者が苦情に耳を傾けて状況をうまく収める意思があるかも見極めます。保護者からのクレームやトラブルに反論で応じてしまうと状況が悪化するかもしれません。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 保護者からのクレームに耳を傾ける意思がある
  • 言い訳するのではなく、解決を優先する姿勢
  • 前向きな解決につなげる熱意と柔軟性
回答例

「苦情を言う保護者は、子どもにとって最善のことを求めているのだと思います。話をよく聞いて、解決策を見つけるようにしています。」

Q:

保育園での乳児保育をどう思いますか?

A:

乳児を担当する保育士を探している場合、候補者が感じる快適度と価値観が保育園側で提供できるものと一致しているか確認する必要があります。1人が受け持つ乳児の数を少なくすることを求める保育士もいます。候補者が一度に2人の乳児しか担当できないと感じているときに、ある保育園では各保育士が4人の乳児を受け持っている場合、その候補者はその保育園には向いていません。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 担当する乳児の数についての希望
  • 乳児を担当した経験
  • 乳児の保育を希望するかどうか
回答例

「1人の保育士が受け持つ乳児の数は少ないほど良いと思いますが、3人までなら問題なく担当できます。」

Q:

幼児にとって最も有益な活動は何だと思いますか?

A:

保育士が受け持つ年齢層を念頭に置いてこの質問をします。3才未満の幼児を担当する保育士を探している場合、その年齢層についての経験と知識があるか判断する必要があります。たとえば、この年齢は集中力が長く続かないため、静かに過ごす時間と活発に動き回れる時間、学びの時間と遊びの時間をうまく切り替えられる保育士が求められます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 担当する年齢層の乳幼児の保育経験
  • 担当する年齢層の乳幼児についての理解
  • 保育に関してクリエイティブなアイデアを持っているか
回答例

「3才未満の乳幼児は好奇心が旺盛で、活発です。20分位で別の活動に切り替えて、体を動かす機会をたくさん作ってあげる必要があります。」

Q:

子どもたちが集中できない場合、どのようにクラスを管理しますか?

A:

保育士は子どもたちの集中力を維持し、行動を改善することに注力するため、ストレスに対処できるかを知ることが大切です。実績があり、ポジティブに子どもたちをまとめられる候補者を探しましょう。年齢に合わせて指導でき、保育園独自の手順に従うことができる候補者が求められます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • ストレスが多く困難な状況でも冷静さを保つ
  • 教育法やクラスのまとめ方について知識がある
  • 子どもの発達と年齢に合った行動と目標を理解している
回答例

「子どもたちに決まり事を教え、手助けをすることで教室をまとめています。一貫した決まりと目標を伝えているので、子どもたちもそれを理解し、従ってくれています。」

Q:

前職での担当クラスでの一日はどのようなものでしたか?

A:

履歴書の情報に加えて、この質問で、候補者の性格やプロ意識、強みと弱みについても知ることができるかもしれません。学習の計画力や自主性、決められた仕事ができるかを評価し、候補者の教室での様子を見てみましょう。また、候補者の適性と、正式なカリキュラムに従ったり開発したりする能力があるかを判断しましょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 学びと遊びのよいバランス
  • 子ども一人ひとりとのコミュニケーション
  • カリキュラムに従い、柔軟に対応する
回答例

「クラス内でも外でも、個人活動とグループ活動両方を取り入れた授業が好きです。体を動かす遊びは、子どもたちにとって学ぶ機会となります。」

Q:

子どもたちが快適で楽しく感じる学習環境をどのように維持しますか?

A:

この質問では、子どもの学びに役立つよう、きれいで温かさを感じさせる環境づくりができるかを評価することができます。教室の配置を考える際は、安全と快適さに加えて、子どもたちの交流や静かにすごす時間に効果的な環境、またさまざまな活動にも合うように場所づくりができるかが分かります。子どもと保護者のニーズに敏感でなければなりません。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 五感の特徴や空間の使い方を説明できる
  • 年齢に合う教材を理解している
  • 子どもと親の個性を認識している
回答例

「教室では、さまざまな教材を配布し、また子ども同士の間隔を置いて座らせることで、落ち着いて学べるようにしています。」

Q:

保育士として、報われないと感じることは何ですか?

A:

ネガティブな質問にも、適切に答えることができるか、前職で不満を感じていたことがどの程度影響しているかを知ることができます。例えば、採用の保育園が保護者との交流を重視している場合、保護者とのやり取りが苦手な候補者は最適とは言えないでしょう。候補者が素早く、論理的に考えることができるかを測り、また本音を引き出すこともできるでしょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 困難について明確に、正直に話せる
  • 過去の保育園と比較できる
  • 希望が保育園のニーズに合っている
回答例

「子どもたちは簡単に集中力を失ってしまうので、授業に興味を示さない子どもを引き込むことが課題です。集中力を維持できるよう、楽しく効果的な方法を見つけました。」

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