5 つの『内部監査』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。内部監査の採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

会社の不正行為を発見した場合、まず何を行いますか?

A:

内部監査は不正行為を発見した際、会社を守る立場にあります。監査人の対処方法で、会社が直面する問題の深刻度が決まります。この質問では、候補者の判断力と仕事の対応方法が分かります。監査人の反応次第で、監査の方向性が決まるでしょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 業務知識
  • 重大な問題における判断
  • 問題を防ぐ長期的な戦略

回答例

「会社の不正行為を発見した場合は、落ち着いてよく考えます。行動を起こす前に、発見した内容が何を意味するのか分析するためです。」

Q:

仕事を妨害しようとする社員にどう対処しますか?

A:

社員が監査人の仕事を妨害する状況は、何があっても避けたいものです。監査の効率を下げ、経営に悪影響をもたらす可能性があります。管理職に相談する前に、問題の社員に自力で対処しようとする候補者を探しましょう。社員を監査に協力させるコミュニケーション力も重要です。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 社員を説得し、協力を得る
  • 管理職と問題共有する方法を心得ている
  • プレッシャーに打ち勝つ力

回答例

「常に社員と協力して働くように努めていますが、非協力的な場合はためらわず、問題を管理職に共有します。」

Q:

内部監査中の進行状況をどのように記録していますか?

A:

多くの場合、監査時の内容よりも、その過程で行ったことを証明できることが重要です。合理的な結果であると判断されるためには、記録を文書化しておかなければなりません。詳細な記録をつけることで、監査中の重要決定事項を説明することができます。どのような状況でどう記録するかについても注目しましょう候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 文章を効果的に書ける
  • 明確な整理方法を身につけている
  • 細部に気づき、文書に記録できる

回答例

「書類はとても重要です。問題がある場合には、会社と自分自身を守るために必ず書面に残すようにしています。」

Q:

当社が直面する可能性のある主な監査リスクは何だと思いますか?

A:

この質問では、候補者が採用企業に関してどのような知識があるか、会社についてよく調べているかが分かります。候補者が持つ知識を会社にどう活用するかに注目しましょう。詳しい質問をすることで、知識が表面的でないかも確かめることができます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 会社について深く理解しているか
  • 監査の原則に関する知識
  • 論理的思考力

回答例

「決められた方法でコミュニケーションをとっていないことが最大のリスクになると思います。」

Q:

当社のリスク評価を実施する方法について教えてください。

A:

この質問でも、候補者の会社をどれくらい理解しているかが分かります。リスク評価の原則について深い知識があることも重要です。複数のモデルを挙げ、各モデルが会社に適切もしくは不適切な理由を説明できることが理想的です。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 会社の運営方法に関する知識
  • 複数のリスク評価方法に関する理解
  • これらの基準を実践できる

回答例

「御社には、HAZOP というリスク評価手法が最適だと思います。」

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