9 つの『自動車整備士』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。自動車整備士の採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

多忙なときに、どのように接客と整備業務の優先順位をつけていますか?

A:

毎日何人くらいの顧客が整備工場にやって来るかを予測することは、難しいでしょう。検査前に顧客の車の不具合の程度を特定することも難しく、顧客に順番待ちをしてもらうことは避けられません。自動車整備士は、顧客に対して状況を明確に説明し、待ち時間の目安を伝えられるようにしなければなりません。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 接客の優先順位をつけるノウハウ
  • 状況の説明と待ち時間をしっかりと伝えることができる
  • 顧客に対し遅延の理由を説明できる
回答例

「整備工場が非常に混雑している時には、顧客の到着順に対応するよう心掛けています。この方法で、顧客は自分の時間が尊重されていて、対処の順番も公平だと感じてくれます。」

Q:

今まで対応した中で最も難しかった修理業務は何ですか?

A:

知識の豊富な自動車整備士は、顧客の車を再度運転できる状態にするために、さまざまな車種や修理方法に精通していなくてはなりません。難しい状況についての経験を説明してもらうことで、さまざまなメーカーや車種への精通度を把握できます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 問題解決能力
  • 高度な整備の専門知識
  • 困難な業務に対する前向きな姿勢
回答例

「私が今までに担当した中で最も難しかったのは、ヴィンテージのサンダーバードの修理と整備です。その車は広範囲にサビが見られ、モーターは整備が必要でした。私はコストを抑えた修理と整備方法をきちんと説明してから作業を行ったので、顧客も大変喜んでくれました。」

Q:

私が車に対する知識を何も持っていない難しい顧客だとしましょう。あなたはどのように対応しますか?

A:

自動車整備士は顧客に直接対応する立場です。顧客は車を整備工場へ持ちこむ際、整備士に問題を見つけて修理してもらい、直った車で家に帰れること期待しています。すべての顧客が礼儀正しいとは限らないため、候補者にはクレームに対処できるスキルが必要です。候補者は顧客にどのような作業が必要なのかを説明し、車の状態を理解させる必要があります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 顧客のニーズを優先できる
  • 前向きな姿勢
  • 顧客に状況を説明するノウハウ
回答例

「今日ご自宅にお車をお持ち帰りいただけず、ご不便をおかけして申し訳ありません。エンジンの修理に必要なパーツはすでに発注しましたが、まだ輸送中でこちらに届いていません。3日後には修理してお車をお返しできます。」

Q:

修理後にすべての機能が問題なく作動するかを確認するために、どのように点検をするか教えてください。

A:

自動車整備士が顧客に車を返す前に、全体の点検を行わなければならない場合もあります。車が安全に走行できると判断を下す前にさまざまな安全検査が必要となることを、整備士は理解していなければなりません。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 修理した箇所だけでなく、車全体を点検するためのプロセスを把握している
  • 使っている故障診断ツールについて明確に説明できる
  • 車の修理および点検プロセスについてよく理解している
回答例

「車全体の点検を行うために、まずイグニッションを点検します。その後、ウインカーとヘッドライトをすべて点検します。次にエンジンの点検に移ります。」

Q:

車の故障や傷の程度を特定した経験はどの程度ありますか?

A:

自分がより詳しい知識を持って対応できる車種を、候補者は明確に把握していなければなりません。この質問に対する回答から、候補者が将来的に他の車種を扱うスキルを育てられる伸びしろがあるかを判断できます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 自分の今の経験レベルをためらわずに説明できる
  • 評価および修理のプロセスについて、自信を持って説明できる
  • より多くの車種の修理方法を習得する意欲
回答例

「ベンツの修理と整備を専門に行う工場に、5年勤務していました。こちらに入社したら、この時の経験を活かして他のメーカーの車種の修理方法も習得したいと思っています。」

Q:

整備計画書を作成したり読むことはできますか?

A:

製図は整備士の仕事に欠かせないスキルです。整備計画書や図面を作成でき、作業でよく使っているプログラムを挙げることができる人材が理想的です。また、将来自動車整備士の資格取得を目指しているのであれば、学科試験で図面に関する知識を問われます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 専門知識
  • パソコンを使える
  • 自動車整備士の国家資格取得を目指しているか
回答例

「整備計画書の作成は得意です。オートデスクという設計ソフトの研修を受けたこともあり、図面作成では一番使いやすいと思っています。」

Q:

安全基準を守っていない従業員を見つけたら、どうしますか?

A:

危険な環境は、大きなけがや死亡事故につながる可能性もあります。候補者には、安全基準違反には厳しく対処し、率先して全員の安全を確保する姿勢が求められます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 周囲の安全に配慮する
  • 違反に厳しく対処できる
  • 他の人の安全のために意見することができる
回答例

「誰でもミスをすることはあります。命にかかわるような行為をする同僚がいたら、やめるように注意します。やめない場合は、すぐに上司に報告します。」

Q:

仕事で診断ミスをしてしまった場合、どのように対処しますか?

A:

ミスは防ごうとしても定期的に起こるもので、候補者がそれにどう対処したかの方が大切です。過ちを認め、かかった時間やコストを取り戻すために努力できるのが良い整備士です。ミスを隠そうとする場合、さらに大きな問題へと発展してしまう可能性があります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 誤りを正直に認める
  • 誤りを挽回しようという姿勢
  • 問題を特定する際の注意力
回答例

「問題が発生した場合は、これまでの自分の作業内容を確認します。自分の誤りが原因だとわかったら、これ以上時間を無駄にしないように同僚にすぐに知らせ、簡単なプロセスで問題を解決できるようにしています。」

Q:

あなたの整備に不満を持つ顧客にはどのように対応しますか?

A:

顧客の評判は、経営に大きな影響を与えます。ミスやクレームを避け、顧客と良い関係を築くことが重要です。クレームがあった場合は、被害を最小限に抑えて信頼の回復に努める必要があります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • プロ意識を持って取り組む
  • 対人スキルとコミュニケーションスキル
  • 接客スキル
回答例

「サービス内容が顧客の要望と異なっていた場合は、何が問題なのかをまず把握します。誤りを見つけたらチームを代表して謝罪し、満足してもらうまで無料で修正します。」

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