7 つの『経理』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。経理の採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

使用経験のある会計ソフトを教えてください。

A:

経験豊富な経理担当者であれば、複数の会計ソフトや統合基幹業務システムを使ったことがあるはずです。この質問で、候補者が使い慣れている主要会計ソフトやビジネスソフトが分かります。ソフトウェアの名前やバージョンだけでなく、候補者が頻繁に使用している機能を聞いてみるのも参考になります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 主要な市販ソフトに関する知識、使用経験
  • 基本的な機能を使用できるかどうか
  • 新しいプラットフォームを習得する意欲

回答例

「中小企業で勤めていた際は弥生会計を、大企業では freee を使用していました。特に弥生会計オンラインには精通しており、前職ではこのソフトを使って経費と請求書の管理を行っていました。」

Q:

前職で、会計プロセスを改善するために、プロセスの自動化や合理化を行ったことはありますか?

A:

経験豊富な経理担当者は、最新のツールやソフトウェアの機能を活用して業務を効率化させる方法を心得ています。この質問で、候補者がツールを活用してプロセスを改善する方法を継続的に模索しているかどうかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • クリエイティブな考え方
  • 会計業務プロセスの理解
  • 会計ソリューションのスキル

回答例

「会社の銀行口座と法人クレジットカードの明細を統合する会計ソフトを導入することによって、手動で入力する手間を減らすことができました。空いた時間は、会計上の不一致と経費精算レポートを照合する作業に充てることができるようになりました。」

Q:

納期が厳しい会計業務が複数ある場合、どのように対処しますか?

A:

会計業務は納期が厳格に決められていることが多く、経理担当者は複数の業務を抱えることも珍しくありません。この質問では、どのようにタスクに優先順位をつけ、プレッシャーのかかる状況にどう対処するかという重要な側面を知ることができます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 短時間に正確に処理できるか
  • 重要な会計業務に注力するために、的確に優先順位を付けることができるか
  • 複数の報告書を並行して処理できるか

回答例

「まずは急ぎのタスクと、同僚がプロジェクトを先に進めるために完了させる必要があるタスクに注力します。予定通りに進めるには人手が足りない場合は、他の部署に連絡して支援してもらいます。」

Q:

経理の知識がない顧客からの質問にどのように対応しますか?

A:

経理担当者は会計の知識がない同僚に、プロセスやコンセプトを説明しなければならないことも。複雑な情報を噛み砕き、分かりやすく説明することをいとわない姿勢が必要です。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 分かりやすく説明する能力
  • 基本的な会計コンセプトを理解しているか
  • 忍耐力

回答例

「相手が理解しやすいよう、例えを使って説明します。また、できるだけ会計用語は使わないよう注意します。経理部が必要としているアプリケーションの要件を、ソフトウェアの開発チームに時間をかけて説明した経験があります。このときは、総勘定元帳をデータベースと表現するなど、すべてを技術用語に言い換えて説明しました。」

Q:

仕訳帳や元帳上の不正はどのような方法で検出していますか?

A:

経理担当者は企業の財務と価値を守るため、不正検出に細心の注意を払う必要があります。この質問で、候補者がソフトウェアの機能と自身の判断力を組み合わせて、異常や不正のパターンを見つける方法を熟知しているかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • よく見られる不正行為についての理解
  • 不正監視ツールの知識
  • 高い倫理観

回答例

「使用している統合基幹業務プラットフォームの監視機能を使いながら、手動でサンプルチェックも行なっています。自動監視機能は不正である可能性のある誤りや異常などを検知することができるので、検知された情報を元に詳細な調査を行い、数字を再確認して原因を突き止めます。」

Q:

どのようにして会計の精度を維持していますか?

A:

小さなミスでも、気づかれず放置されてしまった場合、組織に大きな損失をもたらす可能性があります。候補者には自身の会計の正確性をチェックし、ミスがあった場合に対処する方法を複数身につけていることが望まれます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 几帳面な性格
  • 間違いに気づき、対処する能力
  • 正確性へのこだわり

回答例

「あらゆるツールとリソースを使って自分の仕事を確認し、ミスを見逃さないようにしています。前職ではコンカーが導入されていて、従業員は、このシステムを使って出張精算を行なっていました。出張精算の経理処理を行うときは、従業員が入力した内容を領収書やクレジットカードの明細と照合させながら金額を確認していました。ミスを見つけた場合は、迅速に処理し、損失を最小限に抑えるようにしていました。」

Q:

会社や顧客が経費を削減したり、資金を有益に使えるよう支援したことはありますか?

A:

経理担当者は無駄な支出を見つけ、不要な経費を減らすための戦略を立てることができる立場にいます。候補者には論理的、分析的思考力、そして冷静な問題解決能力が必要とされます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 組織のために全力を尽くす姿勢
  • 最適化プロセスを作り出す能力
  • 過去のデータの分析力

回答例

「会社の財務傾向を見直したところ、閑散期に使用している複数の業務サービス契約に重複があることを見つけました。使用頻度が低くなる時期には低価格のサービスのみを使うことで、コストを15%削減することができました。」

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