5 つの『理事』の採用面接 質問例 & 回答例

求人を掲載

採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。理事の採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

理事として資金調達を指揮していただきますが、大規模な資金調達を行なった経験はありますか? もしある場合、具体的にお聞かせください。

A:

理事は、主に調達した資金で活動を行う非営利団体を率いており、複数の資金調達活動を行う必要が出てくるでしょう。団体にもよりますが、理事自ら、日々の資金調達の仕事に関わらなければいけないこともあります。この質問では、候補者がその役割を果たす方法を心得ているかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 資金活動を率いた経験
  • 主な資金提供者と良好な関係を築ける
  • 野心的な目標を設定し、実現できる

回答例

「大規模な資金調達活動を何度も計画し、指揮した経験があります。目標額を達成するために、団体のスタッフと主な資金提供者の両方と協力して取り組みました。」

Q:

組織予算の計画や実行に関して、どのような経験がありますか?

A:

団体の予算状況を管理するのも、理事の責務です。予算を超えて資金難に陥れば、団体の活動が失敗に終わってしまう可能性もあるので、予算管理は非常に重要です。この質問では、候補者が予算管理のプロセスを理解しているか、財務上の優先順位をつけられるかなどが分かります。候補者が何を重視しているのか探る必要があります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 予算管理のあらゆる側面に関する知識
  • 予算管理用ソフトやプログラムを使った経験
  • 財務上の優先順位を明確にできる

回答例

「予算計画を立てるところから、団体に予算内で活動させる実行の部分まで、予算管理については幅広い経験があります。」

Q:

理事として、この団体にどのようなビジョンを描いていますか? 5年後にこの団体はどうなっていると思いますか?

A:

理事に何よりも求められるのは、団体のビジョンを描き、チームが一丸となって向かう方向性や戦略的目標を定めることです。そのためには、候補者にも明確なビジョンがあるか確認する必要があります。斬新な答えである必要はありませんが、団体を今後どうしていきたいのかというアイデアが明確に感じられる内容が求められます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 目標を定め、実現させた経験
  • リーダーとして団体の方向性を決めた経験
  • ビジョンを説明するためのコミュニケーションスキル

回答例

「私は団体の全体像を大きな視点で見ています。そして必要に応じて変更を加え、微調整していきます。」

Q:

理事は経験の浅い職員を指導する立場にいます。若い職員をどのように指導し、キャリアアップの手助けをしますか?

A:

団体には多くの優秀なスタッフが必要です。 あまり経験のない若い職員が加われば、職務を果たし成長するための研修を受けさせなければなりません。この質問では、職員の成長が団体の成功の鍵を握っていることを候補者が理解しているか、どのように若い社員をサポートしようと思っているかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 若い社員を指導した経験
  • 知識が不足している職員の学習をサポートする方法を心得ている
  • 人材育成や指導に対する意欲

回答例

「職員のキャリアアップや成長は自分の責任だと思っているので、できる限りサポートします。」

Q:

新しい理事として、団体のイメージをどう形作っていきたいですか? 広報活動の経験はありますか?

A:

団体にとって重要な課題の1つが、世間が団体に対して持つイメージです。理事は団体のイメージを決め、それを浸透させていかなければなりません。候補者に広報活動の経験があれば、世間に対して団体のイメージを効果的に映し出すことができるでしょう。またイメージを具体的に説明してもらうことで、候補者が団体をどのように理解しているかも分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 公的な場で団体を代表した実務経験
  • メディアを使った広報活動のスキル
  • 団体のイメージを理解している

回答例

「この団体は、思いやりと行動力の象徴だと感じてもらいたいと思っています。これを実現するために、影響力のある人物に、積極的に働きかけていきたいと考えています。」

求人を掲載
求人を掲載して
募集を開始しましょう。
求人を掲載

採用面接質問例を職種別に見る