5 つの『法務担当者』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。法務担当者の採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

法令の改正についてどのように情報を入手していますか ?

A:

契約は法律に左右されます。法務担当者は会社の最前線に立ち、両当事者が契約を遵守するようにします。会社に時間と経費をかけないようにするには、法務担当者は自らの職務において問題点を洗い出す背景知識が必要です。候補者にどの程度知識があるかを確かめる必要があります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 契約管理に関する深い知識
  • 重要案件について常に最新の情報を入手する努力をする
  • 契約管理に重要な事を説明できる

回答例

「分野の最新動向に関する定期刊行物を購読し、契約について常に最新の動向を学んでいます。」

Q:

締結した契約書にミスがあり、会社に損害を与えることになった場合、どうしますか?

A:

法務担当者は、職務において一度はミスを犯してしまうでしょう。過ちの大きさにかかわらず、締結時に何かを見逃してしまうことがあります。ミスに気付いたときにどう対処するかを知る必要があります。損害を最小限にとどめるためにどのように対処するかによって、会社が被る損害額が決まります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • ミスをしたことに気付くことができる
  • 誤りを正直に認めることができる
  • 合理的にミスを報告できる

回答例

「私は誤りを認め、上司に報告して、何か起きたかを説明します。」

Q:

契約関連の期限を守るためにどのように整理していますか?

A:

整理整頓は間違いを防ぐために不可欠です。期限を守るために候補者がどのように対処しているかを知る必要があります。きちんとした手順があることで間違いを防ぐことができます。この質問の後、追加でいくつか質問し、候補者から詳しく説明してもらいましょう。候補者が契約をどう整理するかで、会社の契約が今後どのように管理されるかが決まります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 具体的な整理術がある
  • ツールなどを使ったスケジュール管理に慣れている
  • 厳格な職業倫理と細部への注意力がある

回答例

「カレンダーと Excel などを複数使用して、契約関連の日付を管理しています。期日を忘れないようにアラートも設定しています。」

Q:

業務にどのように優先順位をつけますか?

A:

法務担当者は非常に負担の多い職種です。会社の契約案件をすべて法務担当者に任せていることもあります。法務担当者がどの仕事を最優先事項とするかによって、仕事のこなし方が分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 仕事に優先順位をつけるノウハウ
  • さまざまな仕事をこなすことができる
  • 新しい仕事が発生したときに優先順位を変えることができる

回答例

「経験から、最優先にすべき業務が分かります。それを先に片付け、他の仕事に遅れが出ないようにします。同時に、進行中の仕事についても考慮し、必要に応じて優先順位を変更します。」

Q:

契約内容への変更をどのように確認し、対処しますか?

A:

実際の変更か解釈上の変更かを問わず、契約内容の変更は訴訟問題につながる可能性があります。契約の解釈を変更した場合、契約書に記載された利益と損失の差額を支払うことが一般的です。契約に変更が生じる場合に、文書を作成して必要な措置を講じます。法務担当者は常に注意して、確認したものを文書に記載しなければなりません。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 業務を注意深く監視できる
  • 契約から逸脱する可能性を把握している
  • 変更条件を整理して文書化できる

回答例

「契約管理は流動的です。ルールはあっても、契約はそれぞれ異なるので、個々を注意して監視しなければなりません。」

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