5 つの『CTO (最高技術責任者)』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。CTO (最高技術責任者)の採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

当社には大きなソフトウェア開発チームがあります。開発チームと協働した実例について聞かせてください。

A:

ソフトウェア開発プロジェクト管理経験がある CTO (最高技術責任者)には、さまざまなやり方を知っているでしょう。CTO には、チームに裁量を与えて管理する人もいれば、自分自身が開発者で積極的にプロジェクトに関わりたい人材もいます。この質問では、候補者の管理スタイルを知り、そのスタイルが企業の方針と合うかどうかを判断します。理想は、採用企業と似たチームの管理実績について具体的に述べることができる候補者です。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 開発チームの管理実績
  • 開発プロジェクトの成功例を具体的に説明できる
  • これまでの経歴とこの職責を結びつけることができる

回答例

「私は元々開発者なので、開発チームのリーダーと積極的に実務で連携したいと思います。」

Q:

ソフトウェア開発やプログラミング言語に関してどのような経験がありますか?

A:

CTO のなかには開発者としての経歴がない人もいますが、少なくともプログラミングについて少しは経験があるでしょう。開発経験がある人は、さらに技術あるいは実務に携わりチームを管理するでしょう。管理部門出身の CTO は、細かいことはマネージャーに任せるでしょう。この質問ではこうした事柄について判断できます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 情報技術の詳細に関心がある
  • はっきりと自信を持って答えられる
  • これまでに個人として行ったプロジェクト

回答例

「私はネットワーク部門出身で、プログラミングの専門家ではありません。良い上司のもとで働いた経験から、開発チームを先導する方法を学びました。」

Q:

技術チームのやる気を引き出すために自分のビジョンをどのように伝えますか?

A:

この質問では、候補者が、どのような管理スタイルでチームをリードしてきたかを評価できます。多様なメンバーが所属する IT チームを管理して、長期的な施策を行うには、会社の他部門には存在しないような問題があります。初期では IT 部門の反対を受けながらも結果的に施策を実施できた例を具体的に説明できるとよいでしょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 経営目標について技術者に説明できる
  • 技術マネージャーからの反対意見を解決できる
  • 具体的な成功事例

回答例

「開発チームが日々抱えている課題に絡めながら、経営陣の戦略を伝えることを学びました。その戦略が技術者に有益であることを示すことができれば、チームの同意を得やすくなります。」

Q:

これまでに管理した開発プロジェクトについて説明してください。

A:

ほとんどの候補者が、採用企業に関連するプロジェクトについて話す準備をしてきているはずです。この質問から、採用企業のニーズを候補者が理解しているかが確認できるだけでなく、候補者にとっては、専門知識を面接で披露する機会が与えられます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • プロジェクトをどのように管理したか
  • プロジェクトの技術的な難易度
  • プロジェクトと採用企業との関連性

回答例

「XYZ という製品の技術をアップグレードするプロジェクトを統括しました。重要な局面には関わるようにすることで危機を回避して、プロジェクトを成功させることができました。」

Q:

CTO として、どのようにして IT 業界の最新動向を把握していますか?

A:

素早く変化する IT 業界において、技術に精通する必要性を認識している人が求められます。候補者が採用企業の文化に合うかどうかも判断できます。候補者は、IT 部門の管理など経営管理に関する例を挙げて説明することが求められます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 継続して学ぶ意欲
  • 最新の技術動向に対する関心
  • 経営理念があり、企業文化に合っている

回答例

「今年読んだ ABC の技術動向の記事は興味深いものでした。実証されたテクノロジーを導入する必要性や、導入するタイミングのリスクについて考えさせられました。」

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