5 つの『経理責任者』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。経理責任者の採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

データ入力と会計ソフトの使用経験を教えてください。

A:

経理責任者は多くの記録を管理し、金額に間違いがないか監視しています。正確で効率的な仕事ができるように、会計ソフトの使い方をしっかり理解していることが重要です。データ入力と会計ソフトの使用経験について質問することで、採用企業で求められている仕事に必要なスキルがあるか見極めることができます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 会計ソフトの使用経験
  • 細部への注意力
  • 正確性と効率を重視している

回答例

「経理責任者として2年間の経験があり、前職では弥生会計や PCA 会計を使用してデータ入力の工程を合理化し、数字の正確性を確保していました。」

Q:

期日に間に合わせるために、特定の顧客を優先的に処理した経験について教えてください。どのように対処しましたか?

A:

会社の規模や事業内容によって、経理責任者は複数の顧客や取引に対応することがあります。特に四半期や年度末の決算時期には複数の納期が迫っていることもあるため、すべての数字を揃えるために、優先すべき顧客を把握していなければなりません。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 注意が必要な納期を把握している
  • 顧客の経理処理に優先順位をつけられる
  • 金額を合わせるために処理状況を追跡できる

回答例

「前職で、ある顧客に関する買掛金と売掛金の情報を月末までに揃えることができずにいました。そこで、その顧客を優先して毎月3週目に連絡し、経理処理に間に合うように請求書を送ってもらうようにしました。」

Q:

会計に関する実務経験やお持ちの資格を教えてください。他の候補者と比べてあなたが特に優れていると思うことは何ですか?

A:

経理責任者には、会計の実務経験があり、業務に必要な資格を持っていることが求められます。簿記や請求処理を正確に行うために、採用企業で使用している会計規則もしっかり理解する必要があります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 大学で取得した経理業務に関する資格
  • 経理の実務経験
  • 地域の税法に関する知識

回答例

「大学では会計学科の学士号を取得し、卒業後は経理責任者を務めた経験が2年あります。中堅企業の経理部をまとめていた経験を、御社の仕事にも活かせると思います。」

Q:

顧客から過剰請求があると電話がかかってきたとします。どのように対処しますか?

A:

経理責任者は毎週、場合によっては毎日顧客に対応することもあります。会計上の問題について顧客から電話を受けた場合には礼儀正しく対応し、正確に問題を解決する必要があります。まずは会社側のデータ入力ミスなのか、顧客側の問題なのかを確認して原因を見つけ、問題を解決していく姿勢が求められます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 冷静さを保てる
  • 顧客に直接対応することに抵抗がない
  • 明確で着実な方法で問題解決に取り組める

回答例

「顧客から会計上の間違いを指摘された際には、まず問題になっている請求書を確認していました。顧客に連絡する前に、必ず帳簿を調べて数字が正確に入力されていたか確認しましたが、多くの場合、顧客が領収書を読み違えていたことが原因でした。」

Q:

顧客からの未払いに気づいたら、どのように対処しますか?

A:

会社の規模によっては、経理責任者が与信管理を担当していることがあります。顧客やパートナー企業、供給業者から完了した仕事の代金が支払われたか確認する過程で、期日通りに支払われていない売掛金を発見することもあります。このような状況に慎重に対処し、未払金を回収できる人材を採用することが、会社の財務の健全性を保つために欠かせません。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 過去に同様の状況に対処した経験
  • 支払い状況を追跡し、未払金を回収することができる
  • 腹を立てたりイライラすることがなく、親しみやすい性格

回答例

「支払いがいつも遅れがちな業者に1週間前倒しで請求書を発行することで、期日までに支払ってもらえるようになりました。」

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