5 つの『臨床医』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。臨床医の採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

患者の安全を確保をするためにどんなことをしたか、一例を聞かせてください。

A:

患者の健康が、多くの医療機関での最優先事項です。このため、候補者が患者の安全を本当に大切にしているか知ることは重要です。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 実践的な例
  • 改善策の効果
  • 主体性

回答例

「ABC 病院に勤務していたとき、職員に手を洗うように注意喚起する張り紙がありませんでした。残念ながら、手洗いを常に行っている医療従事者は50%に満たないという調査結果があります。この態度が患者の健康を日々脅かしているので、私はこの問題を患者安全委員会に提起しました。病院ではトイレに張り紙を掲示するようになり、院内で病気にかかる患者の比率が15%減少しました。」

Q:

患者の管理について同僚と意見の不一致が生じたことはありますか?どのように対処したか聞かせてください。

A:

候補者が対立を解決する方法は、知っておくと良いことです。この質問では、さらに少し踏み込んで、この意見の不一致について変わった点があったことを聞き出します。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • プロフェッショナルな解決を試みている
  • 現実的な利害関係の見極め
  • 誰のことも非難していない

回答例

「2年前、ここでは佐藤さんと呼びますが、ある患者が冷や汗を流して顎の痛みを訴えながら ER に入ってきました。女性の心臓発作の症状はよく見逃されるという研究論文を読んでいたので、担当した医師がほとんど診察しないうちに佐藤さんを帰すように指示したとき、私は反対しました。その後、佐藤さんは心臓発作ではなかったと分かりましたが、私はその医師に私が反対した理由を説明しました。研究論文を見せたら、その医師も目を見張っていました。」

Q:

病歴について患者に何でも話してもらうにはどうしていますか?

A:

臨床医が病歴について尋ねるとき、患者がすべてを打ち明けないことがよくあります。単に忘れやすい人もいれば、恥ずかしさを感じる人もいます。患者によっては、取るに足らないことだと思っている場合もあります。この質問で、候補者が患者に何でも話してもらうことができるかどうかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 実践的なプロセスを把握している
  • 患者にとって話しやすいようなアプローチ
  • 有効な解決策

回答例

「診察中は、病歴を聞き出すタイミングとしては一番良くないときです。患者は緊張していて、時間がなくて仕事を休むことになるかもしれず、また、医師側も診察の進み具合が予定より遅れている場合もあります。私は、診察の順番を待っている間に問診票に記入してもらうように患者にお願いしています。問診票には病歴の記入が必要な理由も書いてあります。」

Q:

臨床医の仕事をする上での課題をどのように乗り越えていますか?

A:

多くの人にとって、医療の仕事にはストレスと長時間労働がつきもので、場合によっては燃え尽きてしまうことがあります。この質問で、採用先によく合う候補者が分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 採用先とのミスマッチがないか
  • 不満の背景にある理由
  • 問題を解決しようとしている

回答例

「よくあるのですが、患者が状況の深刻さに目を向けないことがあります。自分自身を助けないのに、私に助けを期待しているのです。それでも、喫煙などの悪い習慣は患者が人生に立ち向かうための助けになったのだと認めて、患者の立場で考えようと努力しています。」

Q:

この病院が持つ、地域社会にとって最も大きな財産は何だと思いますか?

A:

候補者は、この病院や施設での勤務を心から希望していることが求められます。この質問で、候補者が何を大切に思っているのか知ることができます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 採用先の病院について事前にリサーチしてきたことが分かる内容
  • 競合する病院との差別化要因
  • そのことを大切に思う理由

回答例

「医療はすべての人にとって身近であるべきですが、この病院はほとんど誰でも利用できるプログラムと料金体系を用意しているところが素晴らしいです。まさに地域のための病院です。」

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