5 つの『管理栄養士』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。管理栄養士の採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

管理栄養士として、複数または重篤な疾患がある患者にはどう対処しますか?

A:

この質問では、さまざまな注意が必要とされる患者に効果的に対応できる知識があるかを知ることができます。栄養に対する考え方や、重篤な症状がある患者の食事管理において候補者が重視する点が分かります。この質問では、候補者の患者への接し方と、患者に適したアドバイスを提供できるかどうかも分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 状態に応じた適切な栄養指導ができる
  • 患者に対して思いやりがある
  • 実用的な解決策を提案できる

回答例

「患者の医療チームと協力して、健康面でのニーズと食事の好みを配慮した献立を考えます。」

Q:

栄養指導について患者と対立した場合にはどのように対処しますか?

A:

管理栄養士の対人スキルや、適切に意見の対立を解消できるかを評価します。候補者の性格や創造性、意見が対立しても冷静に相手を尊重しつつ対処することができるかどうかが分かります。難しい状況を自力で解決できるかどうかも分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 患者に敬意を持って対応する
  • 対立を解消する適切な戦略
  • 複雑な状況を自力で解決できる

回答例

「患者の不安を聞きます。話をよく聞いて、問題に対する現実的な解決策と手順を提案します。」

Q:

管理栄養士として最も学びや気づきがあった栄養指導について聞かせてください。

A:

この質問で、これまでのキャリアで達成したことを候補者がオープンに話すことができます。候補者が栄養指導のどんな点にやりがいを感じるのか、専門知識や特性についても詳しく知ることができ、候補者が業務への適性や得意な患者タイプが判断できます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 熱意のある分野
  • 職務に役立つ専門知識
  • 特定の疾患や健康ニーズがある患者に対応した実務経験

回答例

「クローン病とがん患者への栄養指導が最も大きな学びだったと思っています。栄養指導を通して、患者が以前よりも食事を楽しむことができるようになりました。」

Q:

新しい患者さんとの初回の栄養指導では何を行いますか?

A:

この質問では、候補者が新しい患者に対して的確に評価し、助言する知識とスキルを備えているかが分かります。病歴、健康ニーズや食事制限に注意して適切に優先順位を付けることができるかを確認します。候補者の食事に関する考え方と指導スタイルが採用側の価値観と一致するかどうかが分かります。記録管理のスキルも評価します。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 評価方法を理解している
  • カルテの作成と管理
  • 患者とすぐに打ち解けることができる

回答例

「病歴や、食物アレルギー、食事の好みを尋ねます。食物や献立について具体的に助言し、次回の面談で経過観察します。」

Q:

栄養に関する講義や執筆についてどのような経験がありますか?

A:

この質問では、候補者がクリニックの認知度を高め、地域社会の公衆衛生に貢献できるかどうかを確かめることができます。どのような業務を任せてよいかを判断する材料となります。業務に役立つ教材や講義について良いアイデアが浮かぶかもしれません。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • さまざまな聴衆を対象としたスピーチや執筆の経験
  • 聴衆や読者層に適したスタイルで発表できる
  • 地域社会に貢献できる

回答例

「小学校、大学、高齢者センターで講義を行ったことがあります。週1回地方紙で、栄養に関するコラムを執筆し、読者の質問に回答しています。」

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