5 つの『人事担当者』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。人事担当者の採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

人事規程を作る際に重要なことは何だと思いますか?

A:

人事規程を作成した経験のある人事担当者は、従業員と企業にとって何が重要かを理解しています。新しい規程は、リスク管理や一般的な法的義務を減らすことを目的として策定されます。前職ではどの要素が重要だったのか、候補者に確認しましょう。候補者が現在の規程をどのように評価し、企業と従業員のために改善できるかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 人事規程を作成した経験
  • 業務関連の規程について重要な要素を挙げられる
  • 新しい人事規程を導入した経験

回答例

「まずは、福利厚生を改善できる要素を特定することが重要です。次に、労災に該当する条項を確認し、改善できることがあるか考えます。通報・報告制度なども設け、リスクを抱える従業員を効率的に支援していきます。」

Q:

前職では、採用活動を行う際に候補者にどのような素質を求めていましたか?

A:

人事担当者は候補者の職歴とスキルを見て、企業に合った人材かどうかを見極められなければなりません。適切なスキルを持った人材を採用した経験や、優れた経歴があり重要な仕事を遂行できる人材を見つけた経験のある候補者を探しましょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 新しい従業員を採用した経験
  • 候補者のスキルや職歴、仕事に関する理解度を評価できるか
  • 採用時のリスクを軽減させた経験

回答例

「厳しい審査を行い、候補者の職歴やスキルを評価して、企業が求める要件を満たしているか確認しました。履歴書に書かれたスキルが本当にあるかもテストし、実際に起こりうるシナリオについて質問することで候補者の能力を測りました。」

Q:

前職では、従業員からのセクシャルハラスメントの申し立てにどう対処していましたか?

A:

セクシャルハラスメントの申し立てに対応した経験があれば、さらなるハラスメントから従業員を守る方法や、不快な職場環境になることを防ぐ方法を知っているでしょう。状況評価を行い、企業の規程に沿って申し立てを報告した経験があるか確認しましょう。また適用される法律を理解し、加害者による報復行為から従業員を守れることも重要です。同時に虚偽の申し立ての可能性があることも理解し、企業の利益を守り、風評被害を受けないように対処することも求められます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • セクシャルハラスメントの被害にあった従業員をサポートした経験
  • 企業の規程を実施する方法の理解
  • 従業員と企業を守った経験

回答例

「被害を申し立てている従業員から情報を集め、適切な手順に従って加害者の上司に報告しました。被害者には被害者の持つ権利と、社内の規程で定められている、不快な職場環境を改善する会社の義務を説明しました。また状況を適切に処理し、職場外には口外しないことで企業のイメージに影響が出ないように努めました。」

Q:

従業員を解雇する際の手順について教えてください。

A:

従業員を解雇した経験のある人事担当者は、従業員がこの決定に不満を持った場合に起こり得る問題を理解しています。人事の経験が豊富で、解雇の適切な手順を理解し、リスクを回避できる人材が理想的です。解雇時のリスクや法的影響を回避できる人材を探しましょう。この質問では候補者の実際の経験と、企業の法的責任を避けるための対応ができるかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 従業員を解雇した経験
  • 解雇の適切な手順についての理解
  • 雇用や差別に関する法律に関する知識

回答例

「従業員と面談を行い、解雇の理由を明確に説明してから、誤解を防ぐために質問に答えました。退職前には、社員証やカードキー、パソコンなどを受け取りました。退職後の保険適用に関する質問にも、すべて対応しました。」

Q:

360度評価が従業員のパフォーマンスを向上させるために有効だと思う理由を教えてください。

A:

360度評価の実施方法を理解している人事担当者は、従業員が最大限の能力を発揮するべきだと考えています。ソフトウェアを使って各従業員のデータを管理できる候補者が理想的です。これにより企業は従業員評価を合理化し、短時間で済ませることができます。従業員評価の自動化の重要性を理解している人材は、時間とコストを節約してくれるでしょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 360度評価を使った経験
  • 率先して従業員評価を行った経験
  • 従業員を改善する重要性を理解しているか

回答例

「360度評価を使えば、業務を合理化し従業員の生産レベルを上げることができます。時間のかかるパフォーマンス面談は企業の時間の無駄であり、従業員のパフォーマンスレベルも改善できないため、360度評価を使うべきだと思います。」

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