5 つの『新規事業開発担当者』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。新規事業開発担当者の採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

新規開拓営業の担当者として、過去にクライアントを失った経験を聞かせてください。

A:

面接では候補者の弱みを聞くことがありますが、それをさらに具体的にした質問です。新規開拓営業の担当者として求められるのは、クライアントを逃したことがない人ではなく、失敗の原因を分析して対処できる人です。これができる候補者は、仕事で困難な局面にも立ち向かい、自らの責務を果たすことができます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 過去の行動に対する責任
  • 誤りを反省して改めることができる
  • これまでの経験から学んだ教訓

回答例

「前職では、商談を成立させることを重視しすぎた結果、クライアントを逃しました。相手の話を十分に聞けていなかったことが理由だと思います。」

Q:

あなたにとって、どのようなクライアントが理想ですか?

A:

この質問から、候補者が開拓するクライアントのタイプや、そのクライアントが企業にとって有益であるかどうかを見極めることができます。採用企業とそのクライアントとの関係をどのように考えているかについても分かります。さらに、候補者がクライアントからの提案にどのように対応するかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 複数のクライアントと仕事をする意欲
  • 柔軟な対応が必要であることを理解している
  • クライアントと仕事をすることへの熱意

回答例

「タイプの違うさまざまなクライアントを開拓したいと思っています。新しい挑戦に常に立ち向かっていきたいと考えています。」

Q:

クライアントからの反発に対処した経験を聞かせてください。

A:

交渉の始めにクライアントから反発を受けることも多いものです。このような状況に候補者が適切に対処できるかを確認するとともに、商談成立に持ち込む際に、会社の印象を悪くしないような対応ができるかどうかも確認します。反発を受けてもくじけることなく、潜在的なクライアントと長期的な関係を構築することの重要性を理解していることが求められます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 反発に直面したときの忍耐力
  • 相手の話を聞く力
  • クライアントの懸念を解消する方法を理解している

回答例

「予算オーバーのため契約に消極的なクライアントがいましたが、話し合い、より条件の良い一括契約を結ぶことで合意できました。」

Q:

新規開拓営業の担当者として、既存の顧客をつなぎとめるためにどのような方策を用いますか?

A:

新規顧客の獲得はあらゆる会社が常に目標とするところですが、新規開拓営業の担当者は、事業の持続的な成功は、獲得したクライアントと長期的な関係が築けるかにかかっていることを理解していることが求められます。この質問で、この職種を過大評価しすぎている候補者と、長期的な顧客との信頼関係を築くために、堅実に努力できるような候補者との違いが明らかになります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • コミュニケーションの重視
  • 既存の顧客と連絡をとるためのさまざまな手段に精通している
  • 会社の基盤となるのは既存のクライアントであるという事実を理解している

回答例

「親しく頻繁に連絡を取ることで、クライアントに私たちの存在をアピールすることが大切です。以前のクライアントにメールを送り、時々電話するようにしています。」

Q:

契約をまとめる際に、どのような役割を担うと思いますか?

A:

この質問に対する唯一の正しい答えはありません。契約をまとめる際に新規開拓営業担当者が担う役割の範囲は、会社によって異なります。この質問によって、採用企業が想定している役割に候補者が適応する意思があるかどうかを判断します。契約をとりまとめる責任を負いたくない候補者もいるため、そのことを事前に知る必要があります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 会社のニーズに適応する意志
  • 会社の方針についての理解
  • 営業と契約とりまとめの実績

回答例

「以前は契約を取りまとめた経験もありますが、個人的にはクライアントとの関係構築までを受け持ち、契約のとりまとめは営業部門におまかせしたいと考えています。」

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