5 つの『契約法務』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。契約法務の採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

これまでにどのような管理ソフトを使用してきましたか?

A:

この質問では、前職での経歴と職責について確認します。採用企業で使用されている標準的な技術に候補者が容易に慣れていけるかも判断できます。好きなツールとその理由を説明してもらうことで、候補者がどのように仕事をするのかを想像することができます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 選択したツールについてよく考えている
  • 標準的な管理ソフトの幅広い経験
  • 採用企業で使用されているソフトの使用経験

回答例

「マイクロソフト製品を幅広く使用してきました。広範囲にわたって情報を追跡でき、便利なクラウドストレージ機能がある文書管理ツールの使用経験もあります。」

Q:

どのように契約条項について交渉しますか?

A:

草案を変更する際にとるプロセスを聞くことで、候補者の交渉スタイルを推測できます。直接的、間接的、交渉後に再考するタイプなど、候補者のスタイルを観察しましょう。状況に応じて戦略を変更できるスキルは貴重です。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 率直で誠実なコミュニケーション
  • 先回りした意思決定
  • 細かいところまで行き届いた体系的なアプローチをとる

回答例

「文言へ変更を求める際には、率直に伝えます。また、記録として依頼内容を書面で残すようにしています。」

Q:

不履行の契約の条項遵守を徹底させる必要がある場合、どのように対処しますか?

A:

契約法務は、契約条項を遵守していない当事者に問い合わせる必要があります。このため、候補者がこの交渉にどう対処するか知ることが不可欠です。候補者の問題解決方法から、普段の仕事について学ぶことができます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 自信を持って他人と交渉できる
  • 契約書や署名付きの合意書における細かな知識
  • 物事の本質を見抜く決意

回答例

「顧客が契約を履行していない場合、すぐに働きかけます。状況を把握し、契約が履行されるよう解決策を考えます。」

Q:

契約交渉にあたって、調査資料として何を用いますか?

A:

この質問への回答として、契約の調査手段としてさまざまなものを挙げることができると良いでしょう。契約法務は、徹底的な調査を行い、業界で何が標準であるかを明らかにする必要があります。また、潜在的な顧客の情報に応答できるよう準備しておかなければなりません。大量のデータを用意して交渉に臨むことができる候補者は、職務においてベストを尽くしてくれるでしょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 仕事への熱意
  • 優れた分析力と調査力
  • 洞察力があり、用意周到である

回答例

「契約交渉前の調査では、会社がこれまでに結んだ類似の契約を調べます。そこから、業界の標準相場と条項を確認し、同僚と協力して状況を評価します。」

Q:

複数の業務を同時に進めるのは得意ですか?

A:

契約法務は、日常的に多数の重要文書を作成し、管理することが求められます。集中力をどう維持するかによって、候補者のプレッシャーへの対処法を知ることができます。並行作業などの経験について尋ねるとよいでしょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 整理能力
  • 複数の作業に集中できる
  • 器用で細かい仕事ができる

回答例

「大抵の業務は並行して行っているので得意です。バインダーとパソコンのフォルダーそれぞれに文書の保存管理をし、作業に集中します。別のプロジェクトに切り替えるときには、決まった手順で作業し、見落としがないようにしています。」

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