7 つの『建築士』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。建築士の採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

建築士によくあると思う弱点で、あなたに当てはまらないものは何ですか?

A:

採用企業の文化に合う建築士を採用することは大切です。弱点について尋ねることで、候補者の価値観と優先順位が分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • その弱点が生じる理由
  • 採用企業の考え方との適合性
  • 真の問題点

回答例

「建築士の中には、ある種のプロジェクトが自分には簡単すぎると思っている人がいます。たとえば、ほとんどのチェーン店で同じ外観が決められているファーストフードレストランなどです。私は、すべての顧客のために最善の努力をすべきで、どんなプロジェクトでも面白いものになると信じています。」

Q:

建築士としてのキャリアで一番役に立ったスキルは何ですか?

A:

この質問で、候補者が最も得意だと考えているスキルが分かります。また、候補者が求人広告での説明に基づいて、その職種に必要なスキルを理解していることも再確認できます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 求人広告に記載したスキルに言及している
  • 論理的な回答
  • 候補者が得意とするその他のスキルに言及している

回答例

「タスクの管理能力だと思います。もちろん、私の創造性とコミュニケーション能力にも非常に自信がありますが、タスクの管理能力のおかげで、各プロジェクトの膨大な詳細を管理して評価できています。」

Q:

AutoCAD で作成された家の図面があります。どこか改善したいところはありますか?

A:

建築士の候補者が AutoCAD のような特定のソフトウェアに熟達している必要がある場合は、このような質問でプログラムの知識と技術的な能力を試すことができます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 素早く回答できる
  • 実践的で有用な提案
  • 採用企業で要注意項目にしている重要なミスの理解

回答例

「全体にはいいと思いますが、いくつか変えたいところがあります。まず目についたのは、組み立て部品に資材が指定されていないことです。ドアのスタイル名はもっと具体的に記載した方が良いでしょう。」

Q:

あなたの仕事や業務習慣に一番大きな影響を与えた建築士は誰ですか?

A:

この質問で、候補者の経歴の一端を知ることができます。また、候補者が持っている価値観もさらに詳しく分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 有名建築士に関する深い知識
  • その人物が重要である理由
  • その人物からの影響

回答例

「黒川紀章です。建築界のノーベル賞とも言われるフランス建築アカデミーのゴールドメダルの他、さまざまな賞を受賞している建築家です。国立新美術館やメタボリズム建築をはじめ、国内外にさまざまなユニークな作品があります。革新的であることの大切さを私に教えてくれました。」

Q:

以前担当したプロジェクトについて教えてください。そのプロジェクトを成功させるためにどんなことをしましたか?

A:

この質問で、担当したプロジェクトについて候補者の話を聞き、成功の理由を知ることができます。さらに、コラボレーション、情報の整理、コミュニケーションなど、採用企業にとって大切なソフトスキルについて候補者がどのように思っているか、詳しく把握できます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • プロジェクトの成功をもたらす要因の理解
  • 採用企業と一致する価値観
  • 候補者がチームの一員としてどう貢献するか

回答例

「私がした最も大事なことは、自分のチームを知ることでした。このことで、各チームメンバーの長所を生かし、かつ弱点の影響が最小になるような役割分担ができました。もう1つ大切だったのは、顧客と共通認識を持つことでした。その顧客は、末永く持続可能な環境に優しいモールを目指していて、そのためには出費を惜しみませんでした。」

Q:

プロジェクトがうまく動き出すようにするにはどうしていますか?

A:

プロジェクトを立ち上げる際のアプローチは、人によって異なります。この質問で、候補者がプロジェクトを成功させるために最初にすることが明らかになります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • プロジェクトの立ち上げ方
  • 基本を守っている
  • 好奇心がある

回答例

「初期段階では事業計画を重視しています。日当たり、風、水がどのような影響を及ぼすか。不動産の法的な境界線はどうなっているか。丘などの地形が有利に働くか、不利に働くか。また、必要な許可と、その取得にかかる時間についても考慮します。プロジェクトのさまざまな業務に対して各チームメンバーの役割分担を決める作業にも気を使っています。」

Q:

機能性と美観のバランスはどのように保っていますか?

A:

何が「美しい」か、何が「機能的」かについて、顧客によっては建築士と見解が一致しないことがあります。 企業と建築士の間でさえ意見が合わない場合があるため、この質問で、将来問題が起きる可能性があるかどうかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 美観と機能性の例
  • そのバランスの取り方が妥当である理由
  • 顧客の希望が優先される場合もあることの認識

回答例

「顧客に異存がない限りは、何よりもシンプルさを目指します。iPhone を考えてみてください。時の試練に耐えるのはシンプルさです。複雑な装飾は5年や10年も経てば時代遅れになる可能性があるので、必要がなければ取り入れないことです。」

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