5 つの『医局部長』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。医局部長の採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

病院で医師のチームを管理した経験について教えてください。

A:

病院の運営と戦略を主導する立場として、医療分野での実務経験を積んだ候補者が求められます。小児科や腫瘍科など特定の診療科ではなく、さまざまな部門と仕事をするため、医療従事者チームの管理経験と、リーダーにふさわしい資質やスキルを備えているか確認しておくことが大切です。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • リーダーにふさわしい資質やスキルを備えている
  • 医師のチームを管理した経験
  • 管理職の実務経験

回答例

「前職では、神経内科の医長として10人の医師を管理し、患者と家族が最高の医療サービスを提供するよう努めていました。」

Q:

病院理事や医師、患者の家族などと円滑なコミュニケーションを図るためにどのような工夫をしていますか?

A:

医長から部長へと職位が変わるにつれ、候補者の職責は、最前線で治療をすることよりも組織内での調整を求められることが増えてきます。そのため、さまざまな関係者からのニーズを調整しながら、医療機関運営に関する重要な情報を部門全員に共有できるような人材が求められます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • さまざまな利害関係者の調整役を務めた経験
  • 素早い対応が求められる環境で働くことを楽しめる
  • コミュニケーション力

回答例

「四半期毎に病院の理事会に出席しています。また、組織内の状況や変更点などについて、毎月関係者にメールを送っています。患者の家族にも、毎月ニュースレターを送っています。」

Q:

高齢者の増加は、病院の医療提供にどう影響を与えると思いますか?

A:

少子高齢化が進み、定年退職を迎えた人口の割合が増えています。平均寿命も延び、医療の需要も年々高まっています。病院は医療費の増加を考慮して運営方針を変更していく必要があり、行政や保険会社、病院スタッフや支援組織との関係も変わっていくでしょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 高齢化が医療に与える影響の理解
  • 医療の基礎に関する知識
  • 経営の手腕やコミュニケーション力

回答例

「定年退職を迎えた患者が増えることで、年次の健康診断の需要や入院患者の受け入れも増加し、それに伴って看護スタッフの数も増やさなければなりません。」

Q:

近隣で死傷者を伴う事件や災害が発生し、多くの患者が病院に運ばれてきたらどう対処しますか?

A:

医局部長は不測の事態にも備えておかなければなりません。医局部長はスタッフと協力して救急隊員をサポートし、高水準の治療を提供できる体制を整えておく必要があります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 緊急事態への対応策がある
  • 医療チームを細かく管理することができる
  • 冷静な態度

回答例

「事件や災害が発生した際には、大規模被害発生時の対応手順にしたがって救急処置室の準備を行うとともに、全員が厳戒態勢を取るように指示します。」

Q:

最新の医学情報を把握するために、どのような取り組みをしていますか?

A:

事務作業やチームでのミーティング、コミュニケーション、高度な医療知識が必要なプロジェクトなどを担う一方で、医療の発展に関する新しい情報を把握していることが求められます。規制の変更や、治療や検査を合理化できる新しい医療機器の情報などを把握し、戦略的に実践することが求められます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 最新の医療情報を収集するための努力
  • 信頼できる情報筋がある
  • 組織の戦略を改善していく意欲

回答例

「毎日ニュースの見出しや研究報告書を読み、最新の医療情報を常に把握するようにしています。興味深い内容を見つけたら、知り合いの関係者に確認したり、チームに詳細を調べるよう指示します。」

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