7 つの『マネージャー』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。マネージャーの採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

マネージャーとしての経験年数と、何人の部下を持ったことがあるか教えてください。

A:

この質問では候補者の経験年数とともに、新しいチームを率いるのに十分な人数の部下を受け持ったことがあるかが分かります。候補者がマネージャーとしてどのような経験がどの程度あるかを説明する機会となります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 成果を出すことができる十分なマネジメント経験があるか
  • 管理した部下の人数
  • キャリアを積んで職責の幅を広げてきたか

回答例

「マネージャー歴は8年になります。最初は出版部門で6年間2人のライターを管理し、その後現在のマーケティング部門に移り、ライター5人と編集者2人を管理しています。また、プロジェクトマネージャーも採用したので、現在直属の部下は8人おり、毎週進捗を確認したり、プロジェクトの承認をしています。」

Q:

直属の部下は、あなたのマネジメントスタイルをどう表現すると思いますか?

A:

この質問で、候補者が部下とどのように関わっているかが分かります。候補者のスタイルがカジュアルな職場向きなのか、ハイペースで真面目な職場向きなのかが見え、会社で活躍できるかどうかの判断材料となるでしょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 自己認識力
  • 候補者のリーダーシップスタイルが会社に合っているか
  • 必要に応じて柔軟にスタイルを変えられるか

回答例

「私は日常業務にあまり関与しません。チームには目標達成に必要なツールを与え、あとは彼らに任せるようにしています。判断を任せていることを部下からは感謝されていますが、同時に必要な時は指導してくれるマネージャーだと思ってくれているはずです。毎月ミーティングをして、何か抱えている問題はないか、変えてほしいことはあるかなどを確認しています。」

Q:

経験を積むにつれて、マネジメントスタイルはどのように変化してきましたか?

A:

成長はキャリアアップに欠かせない側面です。この質問で候補者がマネージャーとして何を学び、どう成長してきたかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • マネージャーとして学び、成長する意欲
  • 候補者のスタイルが担当するチームに効果的か
  • これまでにスタイルを変えた理由

回答例

「昔は口出しをすることが多いマネージャーでした。細かいこともすべて管理することが、チームを率い、成功させるために効果的だと考えていたためです。しかしフィードバックを受けたり経験を積むうちに、私が関わりすぎるとチームは息苦しく感じてしまうことが分かりました。自分で決めたことで失敗をするチャンスをあげないと、部下が成長できないのだということも学びました。」

Q:

マネージャーによくある失敗は何だと思いますか?

A:

この質問では、候補者が自分の行動がどうかというよりも大きな視点で、マネジメントについて考えているかが分かります。いいマネージャーに求められる重要な原則を理解しているか確認しましょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 効果的なマネジメントとは何かを理解しているか
  • 自分の犯した過ちの責任を取っているか
  • 採用企業の管理職に対する期待値に合っているか

回答例

「マネージャーが犯してしまう大きな過ちとして、情報共有不足が挙げられます。もちろん経営陣レベルで起こる決定事項もありますが、成功するチームは正直で責任感の強いリーダーが率いています。課題や変更点についてマネージャーが隠しごとをしていると、チームの信頼を失いかねません。」

Q:

成績のよくない社員に対処した例を教えてください。

A:

社員の成績に関する問題に対処するのは、マネージャーの重要な責務です。居心地の悪い状況にどう対処するかを知ることで、候補者の性格がよく分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 社員の成績の問題に対処した経験があるか
  • 部下との対立に向き合えるか
  • 成績のよくない部下に適切な対応ができるか

回答例

「数か月前、チームのグラフィックデザイナーに時間管理の問題が発生し、その結果納期に遅れ、顧客から指摘がありました。彼とじっくり話し合った上で、一緒に新たなスケジュールを立て、時間がかかっていた作業を他のメンバーに割り振ることにしました。」

Q:

失敗にどのように対処しますか?

A:

自分の失敗への対処方法は、チームや会社全体に影響を与える可能性があります。この質問では、候補者がどのように逆境に立ち向かい、自分の失敗の責任を取っているかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 自分の短所を理解しているか
  • リーダーとして自分の失敗を修正することの重要性を理解しているか
  • マネージャーとして自分自身が高い基準を保つべきだと認識しているか

回答例

「マネージャーは個人として信頼され、チームの見本となることが重要です。自分の失敗を修正したり認めたりせずに、部下にそれを求めるのは間違っていると思います。ミスを犯したとわかったら関係者に謝り、今後どう改善していくかを説明します。例えば、先日私は間違ったレポートを顧客に送ってしまいました。すぐに正しいレポートを送り直し、同じミスを繰り返さないために机の上のファイルを整理することを部長に約束しました。」

Q:

マネージャーは職場にどのように貢献すべきだと思いますか?

A:

社内での役割を理解することは、マネージャーとしての成功につながります。この質問では、候補者がマネージャーとして会社にどのように貢献しようと思っているかが分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • マネジメントに欠かせない要素を理解するのに十分な経験があるか
  • 会社に合う価値観を持っているか
  • マネジメント業務を優先することができるか

回答例

「社員のモチベーションを上げ、維持するのがマネージャーの重要な役割だと思います。またクライアントや顧客のニーズをしっかり把握するとともに、社員が能力を発揮できるツールを用意してあげることも私たちの仕事です。マネージャーとして、私は自分をクライアントと部下をつなぐ架け橋だと思っています。クライアントに満足してもらいながら、社員のモチベーションを維持して彼らが優れたサービスを提供し続けられるように気を配っています。」

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