9 つの『請求管理担当者』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。請求管理担当者の採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

通常の請求業務を手順ごとに教えてください。

A:

この質問では、データの分類や計算、記入、検証、記録といった、基本的な会計作業で請求業務担当者が行う業務の経験があるかが分かります。一般的な請求手順について説明できることが求められます。各分野の経験がどれくらいあるかも、掘り下げて聞いてみましょう。

  • データの計算と記録ができる
  • 各請求工程の実務経験
  • 会計用語の知識
回答例

「請求業務は、まず分類と計算から始まります。それから請求データの記入、検証、記録をして一般的な請求手順は完了となりますが、そのすべてを担当した経験があります。」

Q:

Excel のような表計算ソフトや、請求ソフトを使った経験はありますか?

A:

多くの企業同様 Excel を導入している会社であれば、数式やワークシートなどのツールに詳しい候補者が理想的です。採用企業で使用している会計ソフトを使った経験があるかも確認しましょう。弥生会計や Microsoft Dynamics、その他の会社独自のソフトを使ったことがあるかもしれません。必要に応じて、新しいシステムを積極的に習得する意欲も重要です。

  • 採用企業の請求システムの使用経験
  • 新しいシステムを習得する意欲
  • Excel の知識
回答例

「Excel には豊富な経験がありますし、複数の請求ソフトを使ったこともあります。新しいソフトウェアの使い方も積極的に身につけていきたいです。」

Q:

代金を回収する際に、協力的ではない顧客に対応しなければいけなかった経験はありますか? どのように対処したか教えてください。

A:

請求管理担当者は通常、代金の回収を最前線で行います。回収に関わる問題に対処するには、自信を持ってしっかりとした姿勢を保ちながらも、好ましくない状況を打破できなければなりません。候補者が挙げる対処例から、これらの素質があるかを判断しましょう。経験がない場合は、もしそのような状況になったらどうすると思うか聞いてみましょう。

  • 自信があり、毅然とした態度で業務に取り組める
  • 協力的ではない顧客を前に状況を打破できる
  • 会社のエスカレーションポリシーに従える
回答例

「協力的ではない顧客との問題に対処したことがあります。実行可能な解決策を提案し、今後の支払いを手配しました。」

Q:

顧客との間で請求金額の食い違いが発生した場合、どのように対処しますか?

A:

請求担当者は常に細かいところまで気を配り、金額の食い違いに気づき、調査し、解決することが求められます。顧客と直接やり取りする場合は、良好な関係を築けるスキルも必要です。実際の事例について質問することで、データの整合性と顧客との関係性の両面において、候補者が状況にどう対処するかが分かります。

  • 顧客に対して機転の利いたアプローチができる
  • 請求金額の食い違いに気づいて修正した経験
  • 状況を詳細に書面化する姿勢
回答例

「請求金額の食い違いはやっかいな問題ですが、正当な方法で徹底的に解決する必要があります。これまで食い違いが起きた時は、顧客に情報を開示して透明性を保つようにし、問題の内容について明確に文書化していました。」

Q:

働いていた会社が監査を受けたことはありますか? その時の役割と、どのような準備をしたか教えてください。

A:

請求管理担当者は実際に請求や回収を行うので、監査の際には協力を求められることもあります。この質問では、候補者に監査の対応経験があるか、いつ監査が入ってもいいように事前策を用意しているかなどが分かります。これまで監査を受けた経験がなくても、プロセスに関する知識があるか確認しましょう。

  • 監査の要求事項とプロセスの知識
  • 監査に備えて日頃から準備を行なっている
  • 過去に監査を受けた経験
回答例

「監査の一般的な流れは理解しています。以前監査を受けた際には準備した書類を提出しました。」

Q:

未払い残高を処理する際に、請求書をどう管理していますか?

A:

会社に必要なのは、顧客への請求処理を適切に行える請求担当者です。項目が正しく入力されているか確認し、顧客に請求書を送るための基本的な手順を理解していることが求められます。支払いの入金が確認された際に、情報の更新を行うのも請求担当者の仕事です。この質問では、候補者が行なってきた請求業務の手順が分かります。自社と同じような請求処理業務の経験があるか確認しましょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 請求処理の経験
  • 請求処理業務の流れをきちんと理解している
  • 職務を理解している
回答例

「前職では、着金後すぐに顧客の支払い情報を更新し、残高照合後に未払い残高の請求書を作成して、毎月の請求書送付を行っていました。」

Q:

顧客の連絡先が常に最新の情報になるように、どのように更新していましたか?

A:

候補者には、顧客の連絡先を常に正しく最新の情報に更新する方法を心得ていることが求められます。顧客と話す時には、何か更新すべき情報がないか確認するのが理想的です。時間の節約につながるだけでなく、集金作業も改善されます。請求情報が誤っていたために請求書が返送されてくるような状況を避けられるためです。こうした方法をすぐに明確に答えることができるか確認しましょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 顧客情報の更新業務の経験
  • 顧客とのコミュニケーション能力
  • 積極的に更新情報を確認する姿勢
回答例

「請求担当者として顧客とは常に連絡をとり、すべての連絡先情報が正しいことを確認していました。そして手順にのっとって、多額の支払いが滞っている顧客の居場所をつきとめていました。」

Q:

出荷記録を管理し、注文した商品が顧客に送られたことを確認した経験はありますか?

A:

候補者は、顧客の注文を追跡する方法を理解していることが望まれます。また顧客のクレームにも、イライラしたり失礼な態度をとったりせずに、落ち着いて対処できることも重要です。顧客の質問や懸念の声には、すぐに対応できなければなりません。分析力と、顧客対応のスキルも必要です。顧客からクレームがあれば商品を追跡し、問題解決能力を発揮しなければなりません。請求業務は会社が顧客を維持するために欠かせない役割なのです。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 問題解決能力
  • 細かい部分もしっかり確認する力
  • すべての顧客をサポートする姿勢
回答例

「顧客からクレームが入ったら、発送記録を調べて、商品がいつ発送され、現在どこにあるのかを特定し、時間内に商品が届けられるようお手伝いします。」

Q:

前職では、請求書は郵送で送っていましたか、それともPDFなどの電子版として送っていましたか?

A:

経験豊富な請求担当者は、様々な請求管理ソフトの使い方を知っているはずです。ソフトウェアを使った経験があり、使いこなせる候補者が理想的です。顧客の希望により、請求書を郵送することも、メールで送ることもあるでしょう。候補者が期日通りに処理を行い、遅延金が発生しないように時間の余裕を持って顧客に請求書を届けることができるか確認する必要があります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 請求管理ソフトの使用経験
  • 期日内に請求書送付を行えるか
  • 正しい内容の請求書を作成できるか
回答例

「ソフトウェアを使って請求書を作成し、顧客の希望によって郵送かメールで送付していました。」

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