5 つの『看護師長』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。看護師長の採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

この病院で働きたいと思った理由を教えてください。

A:

この質問で候補者が病院の環境や条件について十分に調べてきたかどうかを把握することができます。また、この役職への熱意やひたむきさが求める人物像と合っているかを判断し、その人間性や適性も推し量ることができるでしょう。看護部門を率いた経験の有無も分かるはずです。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 今回応募した職場環境に対する熱意
  • 募集した病院に関する過不足のない調査力
  • 役職に対するひたむきさ

回答例

「こちらのような都市の大病院での勤務に向いており、また大規模な看護チームをうまく管理してきた前職での経験を活かせると考えております。」

Q:

看護師やスタッフが皆、互いに敬意を持って働ける職場環境を作るにはどうすればいいと思いますか?

A:

候補者の管理スタイルを詳しく知るための質問です。候補者がプロとしてどうか、また看護部門のメンバーとどう関わっていくのかを知ることができます。この質問は、他人を尊重できない人、対立を起こしそうな人材を避ける役割も果たします。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 他者を尊重することを重視している
  • チーム全体とうまくやっていける
  • リーダーとしての素質をアピールできる

回答例

「他人に敬意を払うことは職場の基本だと考えます。まずは自分が手本となれるよう、他人に敬意を持って接していますし、相手にもそうした態度を望みます。」

Q:

看護師にとって重要な素質は何だと思いますか?

A:

この質問は、候補者の価値観を理解し、それが看護部門の価値観とかみ合うかどうかを判断する材料になります。さらに言えば、候補者がどんな看護スタッフを採用しそうか、そしてこの先どんな部門になりそうかが分かるでしょう。また、候補者が看護スタッフに求めるポイントを知り、さらにそれが募集した病院に合っているかどうかを見極めます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 看護スタッフの評価ポイントの妥当性
  • 高い素質を持った看護師を採用し、看護部門の質を引き上げる能力
  • 病院のビジョンに合致した価値観

回答例

「患者のために期待を超える働きを見せてくれる看護師を評価します。とりわけ私が大切にしているのは、思いやりです。看護師には、効率よく、かつ明るく仕事をこなしてほしいです。」

Q:

患者の家族に怒っている人がいてもめている場合、どのように対応しますか?

A:

この質問は、候補者が病院の看護部門を率いていく上で本当に有能で、他人に流されないリーダーかどうかを判断する材料になるでしょう。候補者が前職で患者側と医療者の対立に慣れているかどうかと、人当たりがよく現実に即した対応で、難しい状況を解決できるかどうかを見極めるヒントが得られるかもしれません。この質問で明らかになるのは、候補者が対立の解決方法をしっかりと系統立てて理解しているかどうかです。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 穏やかに、敬意を持って対応する方法を知っている
  • 状況を明快に説明できる、さらに現実的な解決方法を提案できる
  • もめごとを他人に頼らず解決できる

回答例

「怒っている人の懸念を傾聴し、詳しくメモをとります。現実味のある解決策を全て提示して、その人が選ぶまで待ちます。」

Q:

看護師として、どんなタイプの患者を看護してきましたか?

A:

この質問で、候補者の前職での経験が簡潔に分かります。その経験が病院のニーズに合ったものかどうかを見極めると同時に、候補者の直近の看護経験を把握することができるはずです。直近の経験を問われて、5年前の心疾患の患者だという回答なら、病院のがんの治療を専門とするような病棟にはふさわしくないかもしれません。また、候補者の職務経験が「広く浅く」か「狭く深く」かも分かるでしょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 募集している部門のニーズに合った看護経験
  • 職務経験が幅広いタイプか、専門に特化したタイプか
  • 比較的最近の看護実務の経験がある

回答例

「直近では、成人の腫瘍内科で看護師として働いていました。また、小児と高齢者のがん患者の看護経験もあります。」

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