5 つの『介護福祉士』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。介護福祉士の採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

自分のどのような性格が、介護福祉士に向いていると思いますか?

A:

思いやりがあって他人に共感できる人が、介護福祉士として理想的です。一対一で他人のお世話をすることで、純粋な満足感が得られます。介護の対象が高齢者か若者かにかかわらず、介護福祉士の候補者は専門的な訓練とこれまでの経験についても詳しく説明する必要があります。日常的なニーズや医療介入が必要な事態に、適切に対応する心構えができていることが不可欠です。介護福祉士に応募する人には、信頼感や責任感も備わっている必要があります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 心肺蘇生法などの医学訓練
  • 数年間フルタイムで勤務した経験
  • 思いやりや寄り添う気持ちを伝える言葉遣い

回答例

「私は介護の仕事が大好きです。資格を取得した後、前の事業所で3年間働きました。」

Q:

自閉症や認知症など、援助を必要とする障害がある人にはどのように対処しますか?

A:

介護福祉士の候補者は、身体的または精神的な障害がある人たちを援助するための特別な訓練や実務経験があると有利です。特殊教育や高齢者医療に関する職業訓練や教育が、この現場では喜ばれます。候補者の回答から、援助が必要な人の介護に役立つ技術を習得しているかどうかを判断しましょう。候補者は、前向きに気分転換したり、注意をそらしたり、気晴らしをするなど、具体的な方法についての説明が求められます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 高齢者医療や介護が必要な障害に関する訓練
  • 援助が必要な障害を持つ人の介護に役立つ技術
  • 話を聞き、励まそうとする姿勢

回答例

「アルツハイマーの患者にとって、思いやりと受容がいかに重要であるかを学びました。うまく気分転換して、柔軟に日常を過ごしていくことで、感情の高ぶりを抑えることができました。」

Q:

あなたは前職で介護福祉士としてどのように評価されていましたか?

A:

この質問に正解はありませんが、候補者の身振りや顔の表情に注目し、信頼感、思いやり、プロとしての心構えといった資質が備わっているか見極めましょう。さらに、前職を円満退職しているのかについても確認する必要があります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 質問に答えるときの前向きな態度
  • 信頼感や心構えなど、強みに関する回答
  • 自然で無理のない回答

回答例

「3年間お世話した子どもの保護者には、頼りになり、ユーモアのセンスがあると言われ、楽しく働くことができました。」

Q:

入浴を拒否する高齢の患者など、困難な状況にはどのように対処しますか?

A:

実務経験があり、困難な状況に対処したことがある介護福祉士は、具体的な状況について問題なく答えることができます。候補者は、業務に役立つ訓練や方法などについて詳しく説明する必要があります。安心させる、決まった手順で行う、気を逸らす、などといった内容が含まれるとよいでしょう。抵抗する相手に罰を与えることや恥をかかせるような回答は望ましくありません。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 経験した具体的な状況の説明
  • 積極的な強化アプローチがとれ、安心感を与えられるか
  • 共感能力と理解力があることを示せるか

回答例

「シャワーを怖がるお年寄りもいらっしゃいます。説得するのではなく、簡単で楽しく行えるように努力します。暖かいタオルをたくさん使う方法もあります。」

Q:

この介護施設で働きたい理由は何ですか?

A:

介護施設の雰囲気と利用者について把握した回答が望ましいでしょう。親戚や友人に介護福祉士または利用者がいて、その人から施設について詳しい話を聞いていることがあります。候補者は採用施設の特徴について把握し、自分がその職務にふさわしいことをしっかりと説明する必要があります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 介護施設の事業目的についての知識
  • 施設独自の介護手法への適合性
  • 採用施設を知った経緯

回答例

「兄がこちらの施設の介護福祉士から介護を受けていたことがあり、自閉症の子どものケアを専門としているとのことで、自然とこちらを選びました。」

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