5 つの『バイヤー』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。バイヤーの採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

バイヤーとしての何年働いていますか?またその経験は、業界での活躍にどのように役立ちましたか?

A:

多くの企業は関連職種での実務経験を重視しますが、候補者の答え方からもその職種への適性を判断しましょう。自身の問題解決能力についてどのように話すかに着目し、候補者のアプローチが採用企業のニーズに適しているかどうかを見極めます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 採用企業に類似した組織での経験
  • 関連分野での数年以上の経験
  • 新しいことを学んで順応する意欲

回答例

「私は8年以上バイヤーとして働き、さまざまな不測の事態に対応してきました。困難にも向き合い、努力して乗り越えます。」

Q:

前職のバイヤーとしての仕事内容と、日常業務にどのように取り組んできたかを聞かせてください。

A:

この質問では、候補者の経験値を知ることができます。候補者が対応できる業務の種類だけでなく、複数の業務にどのように取り組んできたかが分かります。採用者をどう活用するか検討するうえで、業務に役立てていたソフトウェアについて聞いてみるのも良いでしょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 仕入れ計画や管理ソフトウェアの使用経験
  • 仕入先との良好な関係を維持する自発性
  • タスク管理能力

回答例

「全国規模の小売チェーン向けに、消費者の需要を予測して世界各国の製品を発注していました。Excel と Word を使いこなし、在庫を切らさないように仕入先と定期的に連絡を取り合っています。」

Q:

バイヤーとしての職責の枠を超えて働いたときの状況について教えてください。

A:

購買プロセスでは、困難に見舞われることが多くあります。仕入先の在庫に問題が生じることや、難しい交渉に当たることもあります。あらゆる状況に対応できるようにしておくことが候補者には求められます。困難な状況を努力して解決した経験について聞くことで、従業員としての人柄が分かります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 難しい交渉に挑む意欲
  • 複数の仕入先と仕事をする能力
  • 不測の事態に備えた詳細な計画

回答例

「主力製品ラインの仕入先に倉庫不足の問題が発生した時、個人的な人脈に一通り連絡して、その仕入先に別の倉庫を紹介することができました。その結果、店舗やオンラインショップの顧客に予定通り商品を届けることができました。」

Q:

バイヤーとして大きな成功を収めた契約にはどのようなものがありますか? また、その成功から何を学びましたか?

A:

候補者が困難にどのように立ち向かうかだけでなく、成功事例についても確認するとよいでしょう。その成功は特に困難な状況から得られたものではないかもしれませんが、候補者がどのような状況を得意とするかが分かります。候補者の成功例は、いつか採用企業を反映したものとなるでしょう。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 成功事例について自信を持って回答できる
  • 成功の理由を把握している
  • 会社の成功に貢献したいという意欲

回答例

「成約が困難な仕入先と長期契約を結び、以降数か月の売上高が最高になりました。この成功をさらに繰り返すことができるように、私が使った交渉術を購買チームで共有しました。」

Q:

バイヤー以外の経験や研修など、入社後にバイヤーの仕事に役立てられるものはありますか?

A:

一般的に、資格を多く持つ候補者ほど、プロとしての将来性を期待できるものです。多数の関連資格を持つバイヤーは、自分の仕事に専念し、長期にわたって努力し続けます。候補者には、交渉や的確な購買意思決定の経験が求められます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 購買に関する自主的な学習
  • ペースの速い環境で活躍できる
  • 会計や経営などの正規教育

回答例

「会計学修士号を持っていることが他の候補者とは異なる点だと思います。成功する卸売購買戦略についてセミナーで講演を行ったこともあります。」

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