5 つの『経営管理アシスタント』の採用面接 質問例 & 回答例

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採用面接は行う側も受ける側も準備は万全に。経営管理アシスタントの採用面接でよく使われる質問例と回答例を解説付きで見てみましょう。


Q:

会社の目標を達成するために、経営管理担当者とどのように協力して業務を行いますか?

A:

この質問では、候補者が経営管理担当者とどう働くか、会社における経営管理部門の位置づけをどのように考えているかが分かります。経営管理アシスタントがいる会社では、経営管理部門には50人以上のスタッフがいることが予想されます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • コミュニケーションの重要性を理解している
  • 経営管理担当者の役割を理解している
  • 会社における自分の役割を確立できる

回答例

「経営管理担当者とは頻繁に率直な話をするように心がけ、会社と経営管理部門の長期的、短期的な目標を理解してサポートしていきます。」

Q:

他部署との連携が求められた経験について教えてください。

A:

経営管理アシスタントは、運営や税務、法務などの他の部署とも協力して仕事をしていく必要があります。生産予測や税務申告を行ったり、銀行や証券取引等監視委員会の要件を満たすために、他部署との協力が不可欠であることを理解していなければなりません。社内のさまざまな職責を担う担当者との関わり方を熟知していることも求められます。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 部門の垣根を越えて業務を行える
  • さまざまな優先順位や時間的な制約を考慮できる
  • 外部情報を理解して業務を完了できる

回答例

「毎年予算を立てる際に、すべての業務や部署から仕事の優先順位や時期、部門目標に関する情報を集めています。」

Q:

現在経営管理アシスタントが直面している最大の課題は何だと思いますか?

A:

大企業で不祥事が相次ぐ中、会社を存続させるために内部統制の重要性が年々高まっています。法令遵守は会社の主要な立場にいる社員個人の責任となりましたが、この主要な立場にいる社員のいずれかに経営管理アシスタントの肩書がつくことが多くなっています。もしそうでなかったとしても、責任を持つ社員が会社に関する正確で徹底した情報をすぐに受け取れるようにするのが、経営管理アシスタントの役割です。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 個人の責任を理解している
  • 正確で徹底した財務報告の必要性を理解している
  • 法令遵守や報告における自身の役割を理解している

回答例

「企業改革法で定められた自己責任という考え方により、統制の強化と正確な財務報告の必要性を重視する風潮が出てきたことだと思います。」

Q:

財務記録をクラウド上に保存することで生じる問題を解決するために、経営管理アシスタントはどのような役割を果たしていますか?

A:

クラウドサービスに直接関わるのは IT 部門ですが、経営管理部門においても適切な管理がなされるよう協力する必要があります。経営管理アシスタントとして、契約しているストレージ容量が財務記録を保存するのに十分かどうか確認することが重要です。記録へのアクセス権限が適切に管理されているかも確認する必要があります。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 遠隔でのデータ保存に対するリスクを理解している
  • IT 部門との協力が必要であることを説明できる
  • 進化し続ける経営管理担当者の技術的な役割を理解している

回答例

「適切なストレージ容量とアクセス権限の管理は、経営管理アシスタントが IT 部門と協力して対処していかなくてはならない課題です。」

Q:

社外監査役として働いた経験や、社外の監査法人と仕事をした経験について教えてください。

A:

上場企業の内部統制では、外部法人による監査やレビューが重要な役割を担っています。非上場企業でも、銀行や保険会社、投資家から監査報告書を求められます。経営管理アシスタントは、数週間から数か月にわたって監査担当者と協力し、監査に必要な記録を開示できるよう対応します。候補者の回答から、次のようなスキルや適性を持っているか判断しましょう。

  • 監査の重要性を理解している
  • 監査準備や業務の優先度を理解している
  • 監査における経営管理アシスタントの役割を理解している

回答例

「これまで数多くの監査業務の中で外部の監査役に協力してきた経験があります。」

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